【完結】メゾン漆黒〜この町の鐘が鳴る時、誰かが死ぬ。

大杉巨樹

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最終章 決戦

16 決戦の日

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 令和5年8月30日

 妙見大祭みょうけんたいさいが終わってから一週間以上かけ、草太そうた禍津町まがつちょうへ帰ってきた。将門まさかど陣営に居場所を悟られないようにするために、つむぎの異界を通るルートは使えなかった。人との接触も避けるため、交通機関も使えない。草太は巨大化したピノンの背中に乗り、なるべく結界の強い地を選び、野宿しながらも何とか禍津町に辿り着いた。

 天冥てんめいと紬は先にセフィロトの地に戻り、切っていたブレーカーを元に戻すように、セフィロトの結界を復活させた。時刻は夕刻、西日が町をオレンジに染め上げる中、セフィロトの湖の中洲に立つ巨木が虹色の光彩を放つ。手前の森ではひぐらしが狂ったように鳴いていたが、結界が強くなると、その声も次第に大人しく収束していった。同時に、夕闇の紺色が侵食してくる。周囲が暗転していく中、猪から少女の姿に変わった桔梗ききょうが白く輝いている。セフィロトの森の中で桔梗は草太に慈しみ深い眼差しを向けた。

「ここで…しばらくお別れね。私は先にみなもとの鳥居に行って待ってますからね、しっかり、やるのよ」

 人間の姿になった桔梗は霊体化していて触れられないが、草太はずっとその白く輝く細い手を握るようにしていた。桔梗の言葉に、草太の眉が悲しげに下がる。

「うん、頑張るよ。母上とずっと一緒に過ごせて幸せ、でした」

 母の手に力がこもる。草太の両の掌を、自分の掌で包み込むようにした。

「私も、至福の時でした。一緒にいてくれて、本当に、ありがとう。私も、幸せだった」

 母の目から、真珠のような涙が溢れる。草太の目にも膜が張り、真珠の白がぼやっと滲んだ。しばらくお互いの目を見合っていたが、やがて大き目の鳥のバタバタと羽ばたく音が頭上に降ってきた。桔梗の唇が、クスッと緩む。

「天冥さんが、早くしなさいって言ってるみたい」

 母の姿がすうっと後ろに引き、二人の伸ばした手が離れる。追おうとした草太に、桔梗は首を振る。

「みんなが、あなたを守ってくれる。恐れないで、行って来なさい」

 桔梗の姿が森の向こうに消える。草太はその姿が見えなくなるまで、ずっと見送っていた。



 巨木の元に、弾正だんじょう乃愛のあ、そして乃愛を警護していた千草ちぐさが集っている。すでに死んでいるはずの天冥は、巨樹の幹に身体を同化させ、血管のように走る七色の管の中に埋まっていた。管は眩く光り、グラスファイバーのクリスマスツリーのように七色に輝いた巨木は中洲から夜の闇を後退させていた。

「よう、かあちゃんとの別れは済んだか?」

 弾正がニヤッと片唇を上げ、からかうように言う。草太は照れたように頷き、そして思い直したように、はいっ、と大きな声で答えた。

「ビックリしたあ。急に大声出さないでよ」

 乃愛は手に持った自撮り棒付きのスマホ越しに文句を言う。だが録音ランプはまだ点灯していなかった。

「禍津町の各駅から、赤い目の人間たちが続々降り立っています。空から飛頭蛮ひとうばんが襲来するのも時間の問題かと」

 千草が冷静な口調で周辺の状況を報告した。彼女はまるで忍者のような身体にピッタリとした黒装束で、拳からは黒光りする鉤爪が張り出ていた。弾正も黒のアーマーウェアに身を包み、どこから持ち出したのか、肩に長刀を担いでいた。ちなみに草太は動きやすさ一辺倒のスウェット姿で、乃愛は配信用のダークエルフスタイルだ。

「おう!いつでも来い!てか?」

 弾正が草太の肩をポンポンと叩く。草太は静かに頷き、装着していたハンドガンホルダーから拳銃を抜いた。

 桔梗が草太の元を離れることによって、草太の匂いは解き放たれている。もはや、影武者側には草太たちの居場所は筒抜けだった。前情報として乃愛が30日の夜から決戦に突入すると宣伝していたので、影武者たちも備えを整えていたはずだ。その地が禍津町であることも予測の範囲内だっただろう。禍津町には手際よく妖化あやかしかした人間たちが続々と集結していた。

 森からバサバサと鳥たちが飛び立ち、腐臭が迫ってくる。弾正が刀を抜いて構え、千草が森への小道を駆け出す。乃愛はスマホカメラの録音をオンにした。

「お前は出来るだけ天冥の前から離れるな!一体たりとも後ろに逃さねえが、空から来るやつはどうしようもない。危ないと思ったら撃ち落としてくれ」

 弾正に頷き、草太は幹すれすれの位置まで下がる。ザワザワと森の葉が湧き立ち、やがてウウウと低く唸り声を上げたろくろっ首たちが姿を現した。千草が小道の入口に立ち、軽快な身のこなしで次々と鉤爪で向かってくるろくろっ首の頭を切り裂いていく。ろくろっ首たちの先頭の多くは機動隊や自衛隊の制服の者で、後方にはかなりの数の一般人も集っていた。彼らは森から出るとセフィロトの樹へ続く小道の側だけではなく、湖の縁にも広がって直接湖に足を踏み入れようとする。長く伸ばした首を湖面から出し、水中を通って着実に中洲へと迫ってきた。弾正が走り、千草が打ちもらしたろくろっ首に斬りかかる。乃愛はそんな二人の戦闘の様子を、自らも走り回りながら撮影していた。

 ろくろっ首や飛頭蛮には目力で相手の動きを止める能力がある。だがその力は将門の子どもたちには効かない。それは、将門の子らも同じ狭間の者だからだ。妖化した者たちは、人界にいる者にしか金縛りに出来ないのだ。だが草太だけは普通の人界の人間で、ろくろっ首たちの目線を受ける度に身体が固まっていた。なので拳銃を持っていてもほとんど意味はなかった。草太はただ、妖化した者たちや影武者たちを誘き寄せる役目しか出来ないのだった。

 数百、いや、数千ものろくろっ首たちが押し寄せ、弾正と千草の動きも熾烈を極めた。二人は勇敢な戦国の戦士のように匠みに長刀や鉤爪を操り、着実にろくろっ首たちの頭を捉えていたが、周辺の湖から入ったろくろっ首たちがそろそろ岸に到達しようとしていた。やつらが上がってくると、もはや二人だけではカバー仕切れないだろう。さらに空から不穏な圧迫感がして見上げると、満月に照らされて白く浮き上がった山の稜線から、黒い小さな点々が舞い上がっているのが見える。草太はそれを見て、身体中の毛をザワザワと粟立たせた。飛頭蛮だ。ついに、敵は飛頭蛮も投入してきた。あんなに無数の飛頭蛮が飛来してしまえば、もはやこちら側は為すすべがない。青ざめた草太の前に、乃愛が立った。乃愛はこちらに、スマホの画面をかざしている。目を凝らして画面を見ると、下から上へ高速で文字が流れているのが分かる。そのスピードに合わせて目線を上下させると、かろうじて読み取った文には頑張れ、負けるな、の文字が踊っていた。乃愛のライブ配信を観た視聴者が投稿して鼓舞してくれているのだ。やがて文字が読めないほどの高速で流れ出すと、スマホの画面が明るく輝き出し、その輝きは一本の太い光線となって幹に埋まった天冥の顔に照射された。と同時に、虹色に光っていた巨木の光が金色になって明度をアップさせる。眩い金の光に照らされたろくろっ首や飛頭蛮は、ピタッとその動きを止めた。

 もし以前話してくれた天冥の説明に則って解説するなら、陰の階層に寄ったろくろっ首や飛頭蛮は自分たちの階層の物理法則を持ち込み、人界にいる人間の動きを止める。逆に、陽の波動が満ち、陽の物理法則が有利になれば、陰の階層の者の動きを止めることが可能なのだ。今、人々の願いによって陽の波動が巻き起こり、陰の感情で動く者たちを止めている、そういう状況が訪れていた。弾正と千草が、止まったろくろっ首を斬りつける。二人が動き回れるのは、陽の波動が彼らを応援しているからだった。

 草太は目の前で起こった状況に感極まり、感涙していた。少年期に将門の黄泉よみの襲撃を受けて以来、感動で身を震わすなんてことはなかった。ポチャンポチャンと、空から黒い塊が落ちてくる。飛翔する力を失った飛頭蛮が湖に落下していた。これでこちら側が優位に立ったと思われた時、遠方から破裂音がし、フッと、目の前から光線が途切れた。眩んでいた目が暗闇に慣れると、乃愛が目を見開き、胸から血を流して膝をついていた。対岸に、銃を構える黒い影が見える。誰かが乃愛を銃で撃ったのだ。

「乃愛さん!」

 草太は乃愛に駆け寄った。乃愛は草太を弱々しく見つめ、わずかに微笑むと、

「受け取って」

 と、草太にだけ聞こえる声で言った。乃愛の胸から桃色の光が滲み出て、そのまますぐ前の草太の胸の中へ移る。乃愛はそのまま草太の胸に崩れ、草太は驚愕に目を見開いた。巨木の弱まった光に照らされた対岸の男の顔を睨む。乃愛を撃ったのは浦安うらやすだった。浦安の目からは、毒々しい赤い涙が流れていた。

「浦安刑事!何で!?」

 乃愛から受け取った驚きの情に支配された草太は対岸に向けて叫んだ。だがいつまでも乃愛の死を嘆いている暇はなかった。陽の波動が弱められ、湖の中から沈んでいた飛頭蛮が浮き上がる。止まっていたろくろっ首たちも、またその緩慢な動きを再開させた。弾正も千草も、自分の回りを処理するのに精一杯だ。浦安の背後から、二つの影が姿を現す。一人の着ているスーツの色は紫だった。

「まこっちゃんナーイス!いや~なかなかこっちの操り人形になってくれないと思ってたけど、いざこっち側に来たらやっぱ強いわ。そんじょそこらの物の怪とは一味違うね~え」

 ウガアーーーァ゙!!

 朝霧あさぎりの言葉に、浦安が吠えた。完全に理性を無くし、赤く目を光らせ、醜悪に大きく口を開けて獣のように咆哮した。浦安のその姿に朝霧は満足そうにコクコクと首を振ると、ダッと小道の方に駆け出した。もう一つの影、遠藤えんどうもそれに続く。小道の入口では千草が入り込もうとするろくろっ首を何とか塞いでいた。さらには空から飛頭蛮まで参戦し、黒豹のように跳んで飛頭蛮を掻っ切っては地に着いてろくろっ首の頭を割くという機敏な動きで応戦するも、さすがに動きが追いつかず、ジワジワと中洲側へ後退していた。そこへ駆け込んできた朝霧と遠藤が、バンバンと銃を撃って千草の身体を貫く。

「ぐ………!」

 千草の身体がよろめき、くぐもった断末魔を発して小道の端から湖に落ちた。バシャンという水音とともに水しぶきが上がる。

「千草!!」

 弾正も小道の中洲側で群がり飛んでくる飛頭蛮を相手に奮闘していたが、千草が散ったのを見ると、素早く駆け込んできた朝霧たちに向かって跳躍した。

 ダン!

 ダン!

 朝霧が、遠藤が、中洲に到達するや飛び上がった弾正に反応して銃を撃つ。が、弾正の動きには合わせ切れなかった。惰性で中洲へ駆ける朝霧と遠藤の頭上で弾正の切っ先の軌道が踊る。タン、と弾正が着地し、三人の動きが止まる。

「あ………れ……?」

 朝霧が呆けた顔で自分の右手首を見る。銃を持っていたはずの腕が無く、腕先から血が吹き上がる。

「うわあああぁぁ!!俺の、俺の腕があああぁぁぁ!!」

 遠藤が叫ぶ。遠藤の右腕の先からも血しぶきが上がっていた。弾正は即座に踵を返して遠藤の前へ回り込み、動揺した遠藤の頭から股にかけて一閃を入れた。ズバッと切れのいい音がし、遠藤の顔面が縦に割れる。

「あ…が……にじゃ……あとは………たのんます……」

 ドサッと遠藤が崩れ、弾正は間髪入れずに朝霧に向く。だが朝霧の跳躍も素早かった。朝霧は後方へと大きく飛び下がり、左手を天に向けてぐるっと輪を描き、そのまま弾正の方へ振り下ろした。すると中洲の上で群がり飛んできた飛頭蛮たちが、まるで巣を攻撃された蜂のように、黒い渦を巻いて弾正に襲いかかった。弾正の長刀が唸り、目にも止まらぬ速さで飛頭蛮たちを切り裂いていく。だがあまりにも数が多く、群がる飛頭蛮を散らすために走りながら応戦するが、すでに腕や脚を噛まれて血を流していた。そこへ………

 ダキュン!

 一発の銃声が響く。いつの間に中洲へ来たのか、弾正の前を銃を構えた浦安が塞ぐ。弾正の胸からツッと、血が垂れる。

「あ、な、なんじゃ、こりゃ……」

 弾正は胸から流れる血を手で救いながら、バタン、と、前のめりに倒れた。そしてぐるっと仰向けになり、バンザイの体勢で白目をむいた。弾正の胸からあおい光が上がる。光はすうっと草太のところまで飛び、胸の中に入っていった。草太に怒りの激情が湧き上がる。

「弾正さん!!」

 弾正の所まで駆け寄り、弾正の上体を抱き上げた。そして、こちらを見下ろす浦安を睨む。その奥で朝霧がニヤッと笑い、落ちていた自分の右手から銃を取ってセフィロトの樹の前まで歩き、ダンダンダンと左手で銃を撃った。

「はい、これで全滅っと」

 天冥の身体から三条の赤い線が流れる。セフィロトの樹から光が失われ、舞台に暗幕が下りるように、草太の視界は真っ暗になった。辺りにはただ、腐臭が立ち込めていた。 
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