上 下
130 / 144
最終章 決戦

10 青井草太の回想

しおりを挟む
 令和5年7月23日

 その日、ノワールの庭では天冥てんめいが旅行の土産に買って来た特上肉をみんなで食べようとバーベキューパーティーが催されていた。美しい霜降りの上質な旨味に舌鼓を打ち、最後の一切れがつむぎの胃に落ちた後、紬は満足に紅潮させた顔でみんなを見回し、まるで何かの余興でも始めるようなテンションで言った。

「さあみんなあ!そらそろ草太そうたの記憶を返すよ!」

 唐突に名前を呼ばれ、草太はビクッと肩を上げた。そしてバーベキューコンロの周囲に集まっている皆の顔を見回す。それぞれの目には不思議な光が宿り、先程までの歓笑が嘘のように真剣な顔になって頷いている。ニコニコ顔で近づいてくる紬が不気味で、一歩二歩と後退るとその背を弾正だんじょうが塞いだ。

「え、え……何?なんすか!?」
「怖がるな。お前に取って大事なことだ。紬に身を任せるんだ」

 肩を弾正に掴まれ、行場をなくした草太の顔に紬の手が伸びてくる。そして頭を挟まれ、紬がむにゃむにゃと何かの呪文を唱えると、紬の掌から草太の耳に熱が伝わり、たちまち焼け焦げるように熱くなった。頭の中がフリーズしたように真っ白になり、意識が遠ざかった。



 まず結んだ映像は、どこかの神社の鳥居の前。巨木の横の石段をヨタヨタと駆け上がって鳥居を潜ると、朱や黄色の落ち葉が降り積もる境内の石畳をカサカサと鳴らして社殿の前に辿り着き、そこでバタンと倒れて声を上げた。扉が開かれ、赤い着物を着た少女が現れる。少女は階段を降りて社殿の前で泣く童子を抱き上げた。

「まーた泣いているの?竹丸たけまるは父上に似て泣き虫でちゅね~」

 少女の言葉に、童子は泣くのを止めてパッと顔を上げる。

「え?トトたまも、泣きむちでちたか?」
「うん、泣き虫だった。みんなから泣き虫小次郎って呼ばれてたよ。いっつも悲しいことがあるとここへ来て、つむぎ、紬ぃ~ってあたしを呼び出して、あたしの前でわんわん泣いてたよ」

 言って童子のリンゴのようなほっぺを指でつつく。童子はニパっと笑い、少女に抱きついた。


 場面は代わり、木船の上、岸辺の森は轟々と燃え盛り、甲冑を着た兵士がこちらを指差して叫んでいる。

桔梗ききょうを生きたまま捉えろ!将門まさかどへの人質にするのだ!」

 船は激しく揺れ、射られた火矢から船尾に炎が巻き上がる。

「ああ、私はどうなっても構いません。ですが、どうかこの子だけは!この子だけはどうかお助け下さい!」

 女性が煤けた着物の小袖に童子を抱き、天に向けて叫んでいる。すると川面を一匹の獣が掛けてきた。ぴょんぴょんと水を蹴り上げ、跳ねながら近づいてくるその姿は狐で、毛並みを金色に輝かせ、尾が九つに別れていた。狐は母子の前まで来ると、背を向けて伏せた。

「ああ、ああ、あなた様は紬樣ですね。有り難い、これで、心置きなくあの世に旅立つことが出来ます。どうか、この子を、この子をよろしくお願い致します!」

 女性は子を抱き上げ、九尾の狐の背に乗せる。

「いやじゃいやじゃ!わちもカカたまと行く!カカたま!カカたま!」

 童子が狐の背に着くと、狐の尾の二枝が背中に伸び、童子の背を動かないように押さえつけた。そしてそのままピョンと跳ね上がり、兵士のいない対岸に駆け出す。その走っている間に、童子はドボンと水の跳ねる大きな音を聞いた。

「カカたま!カカたまー!」


 それから…



 身体がバラバラになりそうな重圧を感じながら、暗くて長いトンネルを潜り、どこかの小高い丘にある寺に辿り着いた。童子が着いた時、社屋の上から鳴る鐘の音が響き渡っていた。狐は少女の姿に代わり、童子は少女の胸で散々泣いた。狐は、父母と住んだ豊田とよだの地の家の近くに建っていた古寺に住む少女、紬だった。辿り着いた地は豊田ではなかったが、黒鐘を吊った鐘楼のある古寺は豊田の家の近くに建っていたものとそっくりだった。

 しばらく童子はそのボロボロの社屋で紬と暮らした。その寺には他に目つきの鋭い男と、陰陽師を名乗る女が住んでいた。紬はその男女を童子の兄弟だと告げた。そして、やがて襲い来る童子の父親と戦う仲間なのだと言う。童子に取っては父親と会えるのは嬉しいことで、戦う理由が全く分からなかった。トト様がやって来るなら共に暮せばいい、そう熱望したが、やって来るトト様はもう優しいトト様ではなく、恐ろしい化け物に成り果てているのだ、だから討たねばならないのだ、と、紬は説いた。

 童子の幼い頭では全く理解できなかった。それでも一人、また一人と仲間が増えていき、童子に取って楽しい生活が戻ってきた。鳥の巣頭の暗い男、やや太り気味の優しい男、無表情だが酒が入ると荒っぽくなる女、次々に寺を訪れるそれらも全て童子の兄弟なのだと紬は言う。童子の生まれた世界とは違う変わった服を着、喋る言葉も分からないことばかりだったが、童子はその風変わりな面々と暮らす中で、彼らのことがだんだん好きになっていった。

 だが、そんな暮らしも長続きしなかった。寺を激しい嵐が襲い、仲間たちは吹き飛ばされた。童子はまた紬と暗いトンネルを抜けた。抜けた所にはもう寺は無かったが、辿り着いた時、寺にあったのと同じ黒鐘が鳴っているのを聞いた。そこにはアパートと呼ばれる木造の建物が建っており、その佇まいは父と母と暮らした豊田の家に似ていた。土地に吹く風の匂いも前に暮らした土地と同じだった。目つきの鋭い男、弾正も、鳥の巣頭の男、すぐるも、陰陽師の女、天冥てんめいも、酒好きなのに酒の弱い女、乃愛のあも、小太りの優しい男、駿佑しゅんすけもすでにそこに住んでいた。童子はまた前と同じ生活ができることを嬉しく思った。

 やがて温かい眼差しを持つ男、明彦あきひこがやって来て、童子の知らなかった知識をたくさん教えてくれるようになった。スイッチ一つで何でも動く電気という不思議なものの仕組みも教えてくれた。童子は少年に成長し、再び賑やかになった仲間たちとの暮らしを楽しんだ。そしてアパートにはさらに二人の女が加わった。一人は明るい、艶やかな女性。朱美あけみと名乗ったその女は夜に働くようになったが、昼間は山に川に少年と一緒に駆け回ってくれた。一見白拍子のような艶やかさを持った朱美は触れ合うと飾り気がなく、同年代の遊び仲間のいなかった少年に友のように接してくれた。

 そんな仲間たちとの暮らしは父母のいない寂しさを忘れさせてくれたが、父や母のことを考えると胸の奥がチリチリと痛んだ。そんな少年に取っての衝撃は、アパートに管理人としてやって来たもう一人の女性、今日子きょうこだった。今日子は母にそっくりだったのだ。ただ容姿が似ているだけじゃない、その人が放つ固有の匂いが母と同一なのだ。少年は迷わず女性の胸に飛び込んだ。心の底に沈んでいた母と別れた日の悲しさが巻き上がり、そして彼女に触れることの出来る喜びに肌が湧き立った。けれど、彼女には母だった頃の記憶は無かった。紬に聞くと、母は息子に出会うために幾生もの転生を繰り返し、それぞれの人生を全うしてきた。そしてその転生の条件として前世の記憶は消さねばならなかったのだと。だから今日子となりやっと息子と出会えても、母だった頃の記憶は無い。少年に取ってそれは悲しいことだった。それでも物の怪と化した父に母子を察知されないために必要なことでもある、と紬は説かれ、母の安全のためなら仕方なしとそれを受け入れ、割り切って母との生活を楽しんだ。だがその暮らしも、父の襲撃によって終わりを迎えた。

 紬は言った。また近々、前のような嵐を父が起こすと。少年はやっと迎えた母との生活を壊そうとする父に、初めて憎しみを覚えた。だが父の波動は強烈で、兄弟姉妹一丸となって向かっても今はまだ勝てる見込みは無いと言う。ならば、母を助けるため、自分の命を差し出そう、少年となった竹丸はそう願い出た。父の目的が、自分の身体を手に入れることにあると紬に聞かされたからだ。父は再びこの世で自由に動き回れるように自分の身体を所望している。ならば、差し出せばいい。それで母の命が救われるならば。今度こそ、母を助けることが出来るならば………その願いに紬は首を振った。それでは母は喜ばないし、結果的に母を助けることにもならない。父を討たねば、本当に母の心を解き放つことには繋がらないのだ、そしてその為の鍵を、竹丸が握っているのだ……生きてこそ、真の幸せが訪れる、まだ少年の竹丸には紬のその言葉を信じ、身を任せるしか選択肢は無かった。

 そして竹丸はまた、母の死を見た。泣き叫ぶ竹丸の心を、紬が八つに割った。竹丸の記憶もそこで途切れた。





「お兄ちゃん!もっと笑顔でハキハキとしゃべって!でないと、またイジメられるよ?」

 目の前で女の子が怒っている。少年の姿の自分の身体のあちこちに、絆創膏が貼られている。草太は思い出した。今目の前で展開されているのは、自分が生きていた二十数年間の記憶。自分は幼少期、竹丸という名だった。平安の世に生まれ、父は将門、母は桔梗。朝廷からの討伐兵に故郷を追われ、母は自害した。自分も史実では死んだことになっているのかもしれない。その実、父の幼馴染みだった紬に現代に連れて来られた。紬は父が信奉した妙見菩薩の使い、九尾の狐だったのだ。自分は紬のその不思議な力によって戦乱の世から救い出され、昭和、平成を経て今この令和の世にいる。父・将門の二度目の襲撃を受けた後、記憶を無くした自分は施設に預けられた。施設で青井草太の名をもらった。青々とした雑草の上で倒れていたのが由来らしい。正確な年齢は分からなかったが、知能のレベルから小学校四年生として学校に編入した。そして自分はこの禍津町まがつちょう七星妙見ななほしみょうけんの宮司だった鮫島さめじま家に引き取られ、養子となって小学校から高校までの面倒を見てもらった。

 記憶も感情も無くした草太は常に茫乎としていて、クラスの悪ガキどもによくイジメられた。そんな草太を庇ってくれたのは妹の穂乃香ほのかだった。穂乃香は鮫島家の長女で、草太が養子となって以来自分より三つ歳下の妹となった。穂乃香はハツラツとした娘で、いつもボーっとしている兄のことをよく怒っていた。それは穂乃香なりに兄がイジメられる原因がその覇気のなさだと思っていたのだろう。穂乃香は嘘でもいいからハキハキと喋るようにと兄を指導し、草太は妹の指導によってまるで耳が悪い人のように、他人の話す時は大きな声を出すようになった。草太に取ってはそんな妹が頼もしくもあり、安心できる存在でもあった。鮫島の父も母も優しかったが、穂乃香の存在は草太には特別だった。

 その穂乃香も、二年前に死んでしまった。ある日高校から帰宅すると、リビングは血の海になっていた。父も母も穂乃香も、身体中から血を抜き取られたように、シワシワに萎んだ姿で横たわっていた。呆然とへたり込んだ草太の元に、黒いスーツの男が近づいた。草太が帰った時にはすでにそこにいたその男は、暗いリビングで、月明かりを受けて黒服を縁取った白い輪郭を浮き上がらせていた。





「記憶、戻った?」

 どれくらいの時間、そうしていたのだろう?紬のその質問を耳にした時、目にした紬や他の面々の立つ場所は、紬が草太の耳に手を当てた時とほぼ同じに見えた。草太は紬を目を見つめながら、しっかりと頷いた。

「今なら分かるよ。穂乃香は、母上の生まれ変わりだったんだよね?」

 草太の言葉に、今度は紬が頷く。立ち眩みが起こってふらっとし、駿佑が持ってきてくれた折りたたみ椅子にドッカリと腰を下ろした。そして前屈みになり、混乱している頭を整理する。

「でも…今日子さんが死んだ時点で穂乃香は5歳、時系列的におかしい気がするんだけど……」

 草太の疑問に、傑がんんっと喉を鳴らした。

「これはお前がまだ幼少期の頃に言った覚えがあることなんだが、時間というものは一つでもなく、方向もなく、連続するものでもないのだ。紬が介入することで、一見時間軸が同じように見えても、何らかの改変が起こっているのだろう。つまり、今日子と穂乃香は同時に存在しているように見え、その実交わることのない時間軸にいるのだ」

 発泡酒の缶を持ち、コンロ脇に立つ傑を草太は怪訝な目で見つめる。その草太の表情を見て、天冥が草太の前に移動した。

「分かりにくいでしょうから補足するわね。仏教ではこの世界には「十界」があるって説いているわ。それぞれの名を挙げれば、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界、それらの一つひとつを階層と捉えると、時間というのはそれぞれの階層に別々に流れているの。ちなみにそれぞれの階層の名前はあくまで仏教で言われていることを例に出しただけで、実際にはもっと多くの階層があるし、物理学なんかでは次元と言うこともある。それらの階層ははっきりとした隔たりがあるわけじゃなくて、グラデーションとなって繋がっているの。

 そして、ある階層から別の階層へと移動する場合、その行き方には大きく三通りある。一つは生まれ変わり、いわゆる転生というやつね。階層に陰と陽の方向性があるとすると、転生は陽の階層から陰の階層へと移る場合でしか許されないの。あなたのお母さん、桔梗の場合は一つの愛を貫いて天寿を全うした。そういう者は天界へと行くんだけど、また人界に戻る場合は生まれ変わるのよ。桔梗はね、あなたと会うためにそれを希望し、何度も転生を繰り返した。ある時は傑の恋人の直子なおこ、ある時は駿佑のおばあさん、ある時は明彦の生徒のマリカ、またある時は朱美の同級生の優希ゆうき、というようにね」

 そこで天冥は話を区切り、その場にいるみんなの顔を見渡した。傑は眉間にシワを寄せ、手に持った発泡酒をグビッと飲む。朱美はグスッと鼻を鳴らして目尻を指で拭い、明彦は焦げかけている野菜を網の端に寄せながら、天冥に向いて深く頷いた。駿佑は草太のすぐ隣りの地面に直に座っていたが、何かを思い出すように、膝の間に頭を埋めた。いつの間にかひぐらしの声は止み、夕闇から紺色の深くなった庭に穏やかな風が雑草をサラサラとなびかせていた。月の柔らかい光がノワールの住人全員を包み込み、北の空では北極星がキラキラと瞬いていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

失恋少女と狐の見廻り

紺乃未色(こんのみいろ)
キャラ文芸
失恋中の高校生、彩羽(いろは)の前にあらわれたのは、神の遣いである「千影之狐(ちかげのきつね)」だった。「協力すれば恋の願いを神へ届ける」という約束のもと、彩羽はとある旅館にスタッフとして潜り込み、「魂を盗る、人ならざる者」の調査を手伝うことに。 人生初のアルバイトにあたふたしながらも、奮闘する彩羽。そんな彼女に対して「面白い」と興味を抱く千影之狐。 一人と一匹は無事に奇妙な事件を解決できるのか? 不可思議でどこか妖しい「失恋からはじまる和風ファンタジー」

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

処理中です...