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第3章 拡散
case 3
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令和5年7月23日
ゆい :『ねえねえ恐怖のピタ止めチャレンジって知ってる?』21:32
りん : 『KikTokのやつでしょ?』21:36
ゆい : 『そうなんだけどさ、幽霊の顔が出るやつ』21:36
りん : 『は?知らん』21:37
ゆい : 『ピッタリ合うとさ、幽霊の顔になんの』21:37
りん : 『何それ』21:38
ゆい : 『顔真っ白で目が真っ黒で口が大きくぽっかり開いてるん』21:38
りん : 『きも。楽しいの?』21:40
ゆい : 『その顔がさ、どんどん溶けていくんだ』21:40
りん : 『ま?』21:40
ゆい : 『だいまじん』21:40
ゆい : 『りんもやってみ』21:40
りん : 『ユザネぷりーず』21:55
ゆい : 『クロノア・ダークエルフ』21:55
なぎ : 『おい💢』21:55
りん : 『お、どした?』21:56
なぎ : 『ゆいに言ってんだよ!てめえ今日何で来なかった?』21:56
りん : 『おちつけ。どこ行くつもりだったの?』22:06
なぎ : 『スパワー』22:10
りん : 『おー!誘ってよ』22:12
なぎ : 『すまん。ダブデだったんだ』22:13
りん : 『くすん。どーせ寂しい一人もんですよわたしゃ』22:14
なぎ : 『わりぃ』22:14
りん : 『いいよー。てかゆい消えた?』22:14
なぎ : 『たくよー!ゆい電話も出やがらねえ』22:24
りん : 『で?行ったの?』22:25
なぎ : 『ああ。しゃーなし、うちとうちの彼氏とゆいの彼氏と』22:25
りん : 『きまず!』22:26
なぎ : 『な。あいつ、彼氏の電話にも出ねーでやんの』22:26
なぎ : 『てかさ、聞いてくれる?ハルトがさあ、あ、ハルトはゆいの彼氏なんだけどさあ、帰りに入った居酒屋でしょう油を直飲みしてさ』22:31
りん : 『え、それやばいやつじゃん!前に寿司ペロしたやつ人生終わってたよ』22:32
なぎ : 『それな。イツキも止めときゃいいのにさあ、動画撮ってSwitterに流したんだ』22:33
りん : 『イツキ?』22:33
なぎ : 『あ、うちの彼氏な』22:33
りん : 『ご愁傷さま』22:33
なぎ : 『ハルトのやつずっと不機嫌でさあ、イツキもイライラ移ってハルトの人生終わらせたろうと思ったのな、きっと』22:35
りん : 『それ拡散した人もヤバいって言うよー』22:37
なぎ : 『ま?』22:37
りん: 『まじっくまっしゅるーむ』22:37
りん : 『いやしらんけど』22:37
なぎ : 『裏垢だから大丈夫っしょ。説教垂れるヤツめっちゃ湧いてた。暇人かって笑』22:38
りん : 『ウケる』22:39
なぎ : 『な。でも消した方がいいかもな。ちょっと言ってくる』22:39
なぎ : 『あかん』23:05
りん : 『どした?』23:05
なぎ : 『Switter祭ってる!めっちゃスクショされてた』23 :06
りん : 『やば』23:06
なぎ : 『暇人多いのな。おめーらに迷惑かけてねーだろっての💢』23:07
りん : 『彼氏のサインもらっといて』23:08
なぎ : 『うるせ。まいいわ、めんどくなったらワンチャン切るしな。そろそろかなあとも思ってたんよね』23:10
りん : 『出た!なぎ渡り』23:11
りん : 『出た!なぎ渡り』23:11
なぎ : 『なんそれ、てか二回言うなし』23:11
りん : 『今年何人目?』23:11
なぎ : 『10とか?忘れた』23:13
なぎ : 『ハルトもさー、もともとはうちのだったんだ』23:13
りん : 『不毛すぎん?』23:13
なぎ : 『イツキあげよか?』23:13
りん『おっと』23:14
りん : 『だが断る』23:14
なぎ : 『ウケる。あんたコケ生えるよ笑』23:16
なぎ : 『てかさ、さっきのあれ、やめときなよー』23:20
りん : 『さっきの何?』23:27
なぎ : 『ピタッと。幽霊のやつ』23:27
りん : 『なして?』23:32
なぎ : 『やっておかしくなるやつ続出してるらしいぜ』23:33
りん : 『おかしくってどんな?』23:33
なぎ : 『なんか人格変わる?とか?』23:34
りん : 『こええ』23:34
なぎ : 『こはるがやたら勧めてたらしいぜ』23:35
りん : 『え、それで死んだとかないよね?』23:35
なぎ : 『こはるは殺されたんだぜ?呪いじゃなくね?』23:36
りん : 『こはるって元々変わってたよね。暗かったっていうか』23:40
なぎ : 『確かに。うちらとは逆の浮き方だったな』23:40
りん : 『浮いてないって。でさ、噂だよね?それ。ただの』23:41
なぎ : 『お、気になる?』23:41
りん : 『気になるっていうか』23:41
なぎ : 『ちょえ』23:41
なぎ : 『何か今ゆいの顔が窓から覗いた気がした』23:53
りん : 『直接わびに来たとか?』23:53
なぎ : 『うち10階だよ?』23:54
りん : 『やめてよ』23 :54
りん : 『実はあたし、さっきやっちゃった。幽霊のピタ止めチャレンジ。ピタッと合った瞬間あたしの顔が出た』23:55
りん : 『こわい!さっきからずっと耳鳴りしてる』23:56
りん : 『なぎ?』23:57
りん : 『どこ行った?おーい!』23:58
りん : 『ずっと聞いたべらま?頭すっごく痛やあな』23:58
りん : 『なぎやわぱあさやまねやわ』23:59
………………24日…………………
りん : 『あぎゃぱ?あぱさらわなまたなほまのよ』3:16
ゆい :『ねえねえ恐怖のピタ止めチャレンジって知ってる?』21:32
りん : 『KikTokのやつでしょ?』21:36
ゆい : 『そうなんだけどさ、幽霊の顔が出るやつ』21:36
りん : 『は?知らん』21:37
ゆい : 『ピッタリ合うとさ、幽霊の顔になんの』21:37
りん : 『何それ』21:38
ゆい : 『顔真っ白で目が真っ黒で口が大きくぽっかり開いてるん』21:38
りん : 『きも。楽しいの?』21:40
ゆい : 『その顔がさ、どんどん溶けていくんだ』21:40
りん : 『ま?』21:40
ゆい : 『だいまじん』21:40
ゆい : 『りんもやってみ』21:40
りん : 『ユザネぷりーず』21:55
ゆい : 『クロノア・ダークエルフ』21:55
なぎ : 『おい💢』21:55
りん : 『お、どした?』21:56
なぎ : 『ゆいに言ってんだよ!てめえ今日何で来なかった?』21:56
りん : 『おちつけ。どこ行くつもりだったの?』22:06
なぎ : 『スパワー』22:10
りん : 『おー!誘ってよ』22:12
なぎ : 『すまん。ダブデだったんだ』22:13
りん : 『くすん。どーせ寂しい一人もんですよわたしゃ』22:14
なぎ : 『わりぃ』22:14
りん : 『いいよー。てかゆい消えた?』22:14
なぎ : 『たくよー!ゆい電話も出やがらねえ』22:24
りん : 『で?行ったの?』22:25
なぎ : 『ああ。しゃーなし、うちとうちの彼氏とゆいの彼氏と』22:25
りん : 『きまず!』22:26
なぎ : 『な。あいつ、彼氏の電話にも出ねーでやんの』22:26
なぎ : 『てかさ、聞いてくれる?ハルトがさあ、あ、ハルトはゆいの彼氏なんだけどさあ、帰りに入った居酒屋でしょう油を直飲みしてさ』22:31
りん : 『え、それやばいやつじゃん!前に寿司ペロしたやつ人生終わってたよ』22:32
なぎ : 『それな。イツキも止めときゃいいのにさあ、動画撮ってSwitterに流したんだ』22:33
りん : 『イツキ?』22:33
なぎ : 『あ、うちの彼氏な』22:33
りん : 『ご愁傷さま』22:33
なぎ : 『ハルトのやつずっと不機嫌でさあ、イツキもイライラ移ってハルトの人生終わらせたろうと思ったのな、きっと』22:35
りん : 『それ拡散した人もヤバいって言うよー』22:37
なぎ : 『ま?』22:37
りん: 『まじっくまっしゅるーむ』22:37
りん : 『いやしらんけど』22:37
なぎ : 『裏垢だから大丈夫っしょ。説教垂れるヤツめっちゃ湧いてた。暇人かって笑』22:38
りん : 『ウケる』22:39
なぎ : 『な。でも消した方がいいかもな。ちょっと言ってくる』22:39
なぎ : 『あかん』23:05
りん : 『どした?』23:05
なぎ : 『Switter祭ってる!めっちゃスクショされてた』23 :06
りん : 『やば』23:06
なぎ : 『暇人多いのな。おめーらに迷惑かけてねーだろっての💢』23:07
りん : 『彼氏のサインもらっといて』23:08
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りん : 『出た!なぎ渡り』23:11
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なぎ : 『なんそれ、てか二回言うなし』23:11
りん : 『今年何人目?』23:11
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なぎ : 『ハルトもさー、もともとはうちのだったんだ』23:13
りん : 『不毛すぎん?』23:13
なぎ : 『イツキあげよか?』23:13
りん『おっと』23:14
りん : 『だが断る』23:14
なぎ : 『ウケる。あんたコケ生えるよ笑』23:16
なぎ : 『てかさ、さっきのあれ、やめときなよー』23:20
りん : 『さっきの何?』23:27
なぎ : 『ピタッと。幽霊のやつ』23:27
りん : 『なして?』23:32
なぎ : 『やっておかしくなるやつ続出してるらしいぜ』23:33
りん : 『おかしくってどんな?』23:33
なぎ : 『なんか人格変わる?とか?』23:34
りん : 『こええ』23:34
なぎ : 『こはるがやたら勧めてたらしいぜ』23:35
りん : 『え、それで死んだとかないよね?』23:35
なぎ : 『こはるは殺されたんだぜ?呪いじゃなくね?』23:36
りん : 『こはるって元々変わってたよね。暗かったっていうか』23:40
なぎ : 『確かに。うちらとは逆の浮き方だったな』23:40
りん : 『浮いてないって。でさ、噂だよね?それ。ただの』23:41
なぎ : 『お、気になる?』23:41
りん : 『気になるっていうか』23:41
なぎ : 『ちょえ』23:41
なぎ : 『何か今ゆいの顔が窓から覗いた気がした』23:53
りん : 『直接わびに来たとか?』23:53
なぎ : 『うち10階だよ?』23:54
りん : 『やめてよ』23 :54
りん : 『実はあたし、さっきやっちゃった。幽霊のピタ止めチャレンジ。ピタッと合った瞬間あたしの顔が出た』23:55
りん : 『こわい!さっきからずっと耳鳴りしてる』23:56
りん : 『なぎ?』23:57
りん : 『どこ行った?おーい!』23:58
りん : 『ずっと聞いたべらま?頭すっごく痛やあな』23:58
りん : 『なぎやわぱあさやまねやわ』23:59
………………24日…………………
りん : 『あぎゃぱ?あぱさらわなまたなほまのよ』3:16
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