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第2部 萌未の手記
ルイママ会
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拓也と美伽が婚約した事実を知り、拓也はやはり当初のあたしの直感通り志保姉の敵かもしれないと思い直し、本来拓也の家から速攻で引き払うべきなのだったが、婚約相手が美伽ということがその行動を思い止まらせた。ここであたしと拓也が二人で暮らしているという既成事実を作っておけば、いざ後になって美伽と対峙した時に、彼女にダメージを与えることが出来る有効な手札になるような気がしたのだ。
それは涼平の美伽への想いに対する嫉妬返しだったのかもしれないが──
ともかく、あたしは拓也の家から大学へ通い、新地での仕事が終わると、正規の値段よりもかなり安く送ってくれる白タクを使って、拓也の家へ戻る日々を続けていた。
そして、つばさの動向を探りながら、何とかクラブ・ドルチェのマリアと交渉出来ないかと画策していたある日、通りかかった本通りと上通りの間にある喫茶店のガラス窓越しにドルチェの春樹の姿を見た。
その日は同伴前のセットが早く終わってどうやって時間を潰そうかと思ったいるところだったので、引かれるようにその喫茶店に入り、空いていた春樹の向かいの席に座った。
春樹はそんなあたしには意に介さずに、一心不乱に何かの本を読んでいた。
「何読んでるんですか?」
そう聞くと、春樹はちらっとあたしに目をやり、本の背表紙を持ち上げた。
『もしキリンの首が短かったら僕は君の陰毛を食べる』
そんな題名だった。
「お、面白い…ですか?」
「興味深い」
「えーと…どんなこと、書いてあるんですか?」
「どうしてこんなとこに陰毛があるの、てこと、あるでしょ?」
「あ、ある…かな?」
「それを量子力学的に説明してる」
「お、面白そう…ですね…」
春樹はまた目を落として本を読み出す。
不思議ちゃん…
そんな言葉が頭を過る。この前は店内が暗くて分かりづらかったが、明るい喫茶店で見るとやはり春樹はかなり美人だ。まつ毛が長く、すっと通った鼻筋の先に薄い唇、本に目を落としている角度で見ると、透明感のある文学少女って感じだ。
本の内容はちょっとあれだけど…
話が続かず困っていると、店員さんがあたしに水を持って来たので、仕方なくコーヒーを注文する。ここまで挨拶もしていないし、座ることの許可も得ていないけど、春樹は前であたしが何をしていようとも全く気にする様子がない。
「あ、あの…あたしのこと、覚えてます?」
「覚えてる」
春樹は顔を上げずに答えた。
「そっか…よかった。あ、勝手に座ってごめんなさい。あの…少しだけ、いいですか?」
「何?」
「あ、ええと…春樹さんってマリアさんと親しいんですか?」
「普通」
「あ、そっか。実はあたし、どうしてもマリアさんと話したくて…番号教えてもらうわけにはいきませんか?」
そこで春樹はやっと、また顔を上げてくれた。
「勝手に教えられない」
「あ、そうですよね。じゃあ、あたし、番号書くんで、マリアさんに電話下さいって伝言頼めませんか?」
「マリアならいつも、リュミエールにいる」
「りゅ…みえーる?」
「クラブ。ミナミの」
「あ、そうなんですね…でもあたし、そんなとこ行ったことないし、いつ行っていいかも分かんないんで…」
持っていた名刺に番号を書いてテーブルに置く。
「もしよかったら、伝言伝えてくれません?お願いします」
頭を下げるが、春樹は顔を上げない。その日はそれから全く会話のないまま、あたしはぼんやりと春樹の持つ本の背表紙を見つめながらコーヒーを啜り、適当な時間で喫茶店を出た。
普段あたしは知らない番号からの電話は出ないが、その日からは春樹からの電話を気にかけていた。そして、三日くらい経ってからの店終わり、登録していない番号からの着信があった。
あたしは即座にその電話に出た。
「今からリュミエールに行く。来れる?」
いきなり要件を切り出した声は確かに春樹だった。
「行けます!どうしたらいいですか?」
「店の前に、いて」
ちょうど更衣室にいたあたしは急いで店前に降り、立っていると通りかかったタクシーの後部座席からコンコンと叩く音がした。見ると春樹で、あたしもそのタクシーに乗るように促す。
「あの、ありがとうございます。伝言引き受けてくれて」
「マリアも話したいって。あなたと」
「そうなんですか?それなら、よかった」
何がよかったか分からないが、マリアと話をしたらきっと何かが進展する、そんな期待でミナミに向かった。隣りで春樹は対向車線を走る車のライトの流線を目で追うように見ている。
この人…いつもポツンポツンとしか会話しないけど、お客さんとの接客は成立してるのかな?
今日も春樹は真っ黒の衣装だ。あたしはそんなしなくてもいい心配をしながら、春樹の鼻筋の通った横顔に話しかけた。
「そういえば春樹さん、前にあたしの顔を見て死相が出てるって。出てます?今も」
春樹はあたしの方を向いてじっと顔を見る。
「出てる。水に気をつけて」
出てるんかい!
あたし、水泳は苦手だし、もう何年も海も川も行ったことない。適当だな、そう思って聞き流した。
タクシーは御堂筋を心斎橋付近で左に折れて止まった。そこからすぐ横のアーケードを東に抜けて少し歩くと、白いビルの縦長になった入口の上にlumiereとライティングされた文字が見えた。四隅が上から下までライトアップされた高速道路のトンネルのような階段を降りると、次第にシンセサイザーの旋律が高まった。扉を開け、受付で春樹は、
「ルイママ会」
と告げ、どうぞ、と言われてそのまま奥に進む。メインホールに出ると一気に視界が紫に染まり、青いレーザーライトが上から横から突き刺さって平衡感覚を失いそうになった。
若者から中年の男女が大音響のトランス音楽に合わせて手足や腰を一心に振りながらところ狭しと踊っていて、むせ返るような汗の匂いに息が詰まった。春樹はホール横の通路を通って反対側まで行き、そこから細い階段を登ってガラスで仕切られた一角を目指した。
そこは上からホールを見渡せるように壁以外の三面をガラス張りにしたVIPルームで、黒光りする横長のテーブルにはブルーベリーやマンゴー、メロン、パイナップルなどのフルーツが盛り付け用のガラスの大きな器からあちこちにこぼれて散乱している。
中に入るとまずそのフルーツの酸っぱい匂い、そして様々な香水の匂い、アルコール、ニコチン、アンモニア、何か分からないお香のような香り、そんな匂いたちが入り混じって全身に纏わりついてきた。テーブルと同じく黒光りするソファが長いテーブルを囲んでいて、それぞれに黒い衣装の女たちが座り、あたしが入ると一斉にこちらに視線を向けてきた。
「春樹、遅かったやない。誰?その子」
最初に声をかけたのは、長いソファの中心に足を組んで深めに腰を預け、ソファと同じ材質の黒いキャサリンに肘を置いて体を斜めに貴婦人のように座っている女性だった。
キャサリンとはソファに付いている四角い肘置きで、店の子がそう呼んでいるのであたしもそう言ってるが、正式名称も何でキャサリンなのかも知らない。
とにかく、その女性がこの場を支配している、そんな存在感を入ってすぐに感じ取った。
「ママ、この子がほら、あの若名の」
次に口を開いたのはマリアで、彼女はそのママと呼ばれた女性の間にまるで鏡を置いて左右対称にしたような姿勢で、全体が黒ずくめなのに一人だけ真っ赤なドレスを身に纏い、あたしの向かいから青光った目を走らせてきた。
あの若名の………
あたしはここでもその話題かと口を曲げ、所在なさげに立ち尽くす。春樹はさっさと端の席に座ってしまい、ホールの見えるガラスの前にあたし一人だけ取り残されていた。
視界の情報量の多さに、まだ全体を捉えきれずに呆然としていると、
「ふう~ん、可愛いやん」
と、ママと呼ばれた女性がキャサリンに肘を置いた手にあごを乗せ、値踏みするようにあたしを舐めるように見る。さっき春樹がルイママ会と言っていたので、この人がきっとルイママなのだろう。
V字型に胸の開いた黒のパンツドレスで、肩から腕の部分はふんわりと膨らんでいる。長く組んだ足の裾は広がっていて、優雅に座る姿は魔女たちの女王といった風格だ。そしてあたしはまるで、そんな魔女たちの会合に迷い込んだ村娘のようだった。
「私に話があるんでしょ?こっちに座りなよ」
マリアがこっち、と言った目線の先はソファの置かれていないホール側で、背の低いスツールがテーブルの下に押し込まれているだけだった。あたしは仕方なくそのスツールを引っ張り出して座る。背もたれもないスツールはソファよりも座る位置が低く、マリアに見下されているような格好になった。眼前で部屋がタバコやお香の煙で薄く煙り、マリアが赤くぼうっと浮かんでいた。
部屋には7、8人いただろうか、あたしはそれらの視線を一身に受けながら、どう切り出したらいいのか戸惑った。部屋の中は若干防音になっていたが、ホールの大音量は完全には消えずに時々ガラスを振動させていた。
「あ、えーと…」
口を開きかけたとき、部屋の奥から男の声が遮った。
「ママ、この子引き抜きなよ。どこの子だって?」
それは涼平の美伽への想いに対する嫉妬返しだったのかもしれないが──
ともかく、あたしは拓也の家から大学へ通い、新地での仕事が終わると、正規の値段よりもかなり安く送ってくれる白タクを使って、拓也の家へ戻る日々を続けていた。
そして、つばさの動向を探りながら、何とかクラブ・ドルチェのマリアと交渉出来ないかと画策していたある日、通りかかった本通りと上通りの間にある喫茶店のガラス窓越しにドルチェの春樹の姿を見た。
その日は同伴前のセットが早く終わってどうやって時間を潰そうかと思ったいるところだったので、引かれるようにその喫茶店に入り、空いていた春樹の向かいの席に座った。
春樹はそんなあたしには意に介さずに、一心不乱に何かの本を読んでいた。
「何読んでるんですか?」
そう聞くと、春樹はちらっとあたしに目をやり、本の背表紙を持ち上げた。
『もしキリンの首が短かったら僕は君の陰毛を食べる』
そんな題名だった。
「お、面白い…ですか?」
「興味深い」
「えーと…どんなこと、書いてあるんですか?」
「どうしてこんなとこに陰毛があるの、てこと、あるでしょ?」
「あ、ある…かな?」
「それを量子力学的に説明してる」
「お、面白そう…ですね…」
春樹はまた目を落として本を読み出す。
不思議ちゃん…
そんな言葉が頭を過る。この前は店内が暗くて分かりづらかったが、明るい喫茶店で見るとやはり春樹はかなり美人だ。まつ毛が長く、すっと通った鼻筋の先に薄い唇、本に目を落としている角度で見ると、透明感のある文学少女って感じだ。
本の内容はちょっとあれだけど…
話が続かず困っていると、店員さんがあたしに水を持って来たので、仕方なくコーヒーを注文する。ここまで挨拶もしていないし、座ることの許可も得ていないけど、春樹は前であたしが何をしていようとも全く気にする様子がない。
「あ、あの…あたしのこと、覚えてます?」
「覚えてる」
春樹は顔を上げずに答えた。
「そっか…よかった。あ、勝手に座ってごめんなさい。あの…少しだけ、いいですか?」
「何?」
「あ、ええと…春樹さんってマリアさんと親しいんですか?」
「普通」
「あ、そっか。実はあたし、どうしてもマリアさんと話したくて…番号教えてもらうわけにはいきませんか?」
そこで春樹はやっと、また顔を上げてくれた。
「勝手に教えられない」
「あ、そうですよね。じゃあ、あたし、番号書くんで、マリアさんに電話下さいって伝言頼めませんか?」
「マリアならいつも、リュミエールにいる」
「りゅ…みえーる?」
「クラブ。ミナミの」
「あ、そうなんですね…でもあたし、そんなとこ行ったことないし、いつ行っていいかも分かんないんで…」
持っていた名刺に番号を書いてテーブルに置く。
「もしよかったら、伝言伝えてくれません?お願いします」
頭を下げるが、春樹は顔を上げない。その日はそれから全く会話のないまま、あたしはぼんやりと春樹の持つ本の背表紙を見つめながらコーヒーを啜り、適当な時間で喫茶店を出た。
普段あたしは知らない番号からの電話は出ないが、その日からは春樹からの電話を気にかけていた。そして、三日くらい経ってからの店終わり、登録していない番号からの着信があった。
あたしは即座にその電話に出た。
「今からリュミエールに行く。来れる?」
いきなり要件を切り出した声は確かに春樹だった。
「行けます!どうしたらいいですか?」
「店の前に、いて」
ちょうど更衣室にいたあたしは急いで店前に降り、立っていると通りかかったタクシーの後部座席からコンコンと叩く音がした。見ると春樹で、あたしもそのタクシーに乗るように促す。
「あの、ありがとうございます。伝言引き受けてくれて」
「マリアも話したいって。あなたと」
「そうなんですか?それなら、よかった」
何がよかったか分からないが、マリアと話をしたらきっと何かが進展する、そんな期待でミナミに向かった。隣りで春樹は対向車線を走る車のライトの流線を目で追うように見ている。
この人…いつもポツンポツンとしか会話しないけど、お客さんとの接客は成立してるのかな?
今日も春樹は真っ黒の衣装だ。あたしはそんなしなくてもいい心配をしながら、春樹の鼻筋の通った横顔に話しかけた。
「そういえば春樹さん、前にあたしの顔を見て死相が出てるって。出てます?今も」
春樹はあたしの方を向いてじっと顔を見る。
「出てる。水に気をつけて」
出てるんかい!
あたし、水泳は苦手だし、もう何年も海も川も行ったことない。適当だな、そう思って聞き流した。
タクシーは御堂筋を心斎橋付近で左に折れて止まった。そこからすぐ横のアーケードを東に抜けて少し歩くと、白いビルの縦長になった入口の上にlumiereとライティングされた文字が見えた。四隅が上から下までライトアップされた高速道路のトンネルのような階段を降りると、次第にシンセサイザーの旋律が高まった。扉を開け、受付で春樹は、
「ルイママ会」
と告げ、どうぞ、と言われてそのまま奥に進む。メインホールに出ると一気に視界が紫に染まり、青いレーザーライトが上から横から突き刺さって平衡感覚を失いそうになった。
若者から中年の男女が大音響のトランス音楽に合わせて手足や腰を一心に振りながらところ狭しと踊っていて、むせ返るような汗の匂いに息が詰まった。春樹はホール横の通路を通って反対側まで行き、そこから細い階段を登ってガラスで仕切られた一角を目指した。
そこは上からホールを見渡せるように壁以外の三面をガラス張りにしたVIPルームで、黒光りする横長のテーブルにはブルーベリーやマンゴー、メロン、パイナップルなどのフルーツが盛り付け用のガラスの大きな器からあちこちにこぼれて散乱している。
中に入るとまずそのフルーツの酸っぱい匂い、そして様々な香水の匂い、アルコール、ニコチン、アンモニア、何か分からないお香のような香り、そんな匂いたちが入り混じって全身に纏わりついてきた。テーブルと同じく黒光りするソファが長いテーブルを囲んでいて、それぞれに黒い衣装の女たちが座り、あたしが入ると一斉にこちらに視線を向けてきた。
「春樹、遅かったやない。誰?その子」
最初に声をかけたのは、長いソファの中心に足を組んで深めに腰を預け、ソファと同じ材質の黒いキャサリンに肘を置いて体を斜めに貴婦人のように座っている女性だった。
キャサリンとはソファに付いている四角い肘置きで、店の子がそう呼んでいるのであたしもそう言ってるが、正式名称も何でキャサリンなのかも知らない。
とにかく、その女性がこの場を支配している、そんな存在感を入ってすぐに感じ取った。
「ママ、この子がほら、あの若名の」
次に口を開いたのはマリアで、彼女はそのママと呼ばれた女性の間にまるで鏡を置いて左右対称にしたような姿勢で、全体が黒ずくめなのに一人だけ真っ赤なドレスを身に纏い、あたしの向かいから青光った目を走らせてきた。
あの若名の………
あたしはここでもその話題かと口を曲げ、所在なさげに立ち尽くす。春樹はさっさと端の席に座ってしまい、ホールの見えるガラスの前にあたし一人だけ取り残されていた。
視界の情報量の多さに、まだ全体を捉えきれずに呆然としていると、
「ふう~ん、可愛いやん」
と、ママと呼ばれた女性がキャサリンに肘を置いた手にあごを乗せ、値踏みするようにあたしを舐めるように見る。さっき春樹がルイママ会と言っていたので、この人がきっとルイママなのだろう。
V字型に胸の開いた黒のパンツドレスで、肩から腕の部分はふんわりと膨らんでいる。長く組んだ足の裾は広がっていて、優雅に座る姿は魔女たちの女王といった風格だ。そしてあたしはまるで、そんな魔女たちの会合に迷い込んだ村娘のようだった。
「私に話があるんでしょ?こっちに座りなよ」
マリアがこっち、と言った目線の先はソファの置かれていないホール側で、背の低いスツールがテーブルの下に押し込まれているだけだった。あたしは仕方なくそのスツールを引っ張り出して座る。背もたれもないスツールはソファよりも座る位置が低く、マリアに見下されているような格好になった。眼前で部屋がタバコやお香の煙で薄く煙り、マリアが赤くぼうっと浮かんでいた。
部屋には7、8人いただろうか、あたしはそれらの視線を一身に受けながら、どう切り出したらいいのか戸惑った。部屋の中は若干防音になっていたが、ホールの大音量は完全には消えずに時々ガラスを振動させていた。
「あ、えーと…」
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