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第2部 萌未の手記
老舗の矜持
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「ほら、当店有望新人の萌未ちゃんが来てくれたわよ」
弥生ママがあたしをお客さんの隣に座らせ、にこやかに紹介する。
「萌未ちゃん、こちらは五十嵐社長。うちの店のご意見番なのよ」
「ご意見番やなんて…ちょっと新地に詳しいだけのぼんくら二世ですわ。よろしく!」
差し出された腕には重そうな高級ブレスレットが煌めいている。いかにもブランドものと分かる派手なチェック柄のテーラードジャケットの下に黒のVネックセーターを着込み、ベージュのチノパンから出ている真っ白な革靴を履いた足は裸足、というちょい悪オヤジ風コーディネートの五十嵐社長は、浅黒い顔に白い歯をのぞかせて握手した。
サイドを刈り上げ少し長めのトップを立てている感じはまるでいたずらっ子みたいだな、ってあたしは強く手を握られながら思った。
「綺羅ママとやり合ってるんやってね。俺もあのママが入るとき、老舗の若名には合わへんからやめときって百合子ママに言うたんやけどね。いくら店の売り上げが落ちたからって、あんなママが入って品が無くなると昔からの客は引いてしまう。そうなるとトータル店の利益はマイナスになってしまうよってね。ま、結局百合子ママは目先の利益を取った訳やが、何とその綺羅ママに在籍を賭けた戦いを仕掛けた命知らずな新人がいるっていうやないか。そんで今日はそのご尊顔を拝みに来たってわけや」
五十嵐さんはそう説明すると、あたしの顔をまじまじと見つめる。あたしは五十嵐さんに顔を突き出した。
「はい、これがその命知らずなバカな子の顔ですよー。存分に見て帰って下さい」
そしておどけて寄り目をし、舌を出す。五十嵐さんはプッと吹き出した。
「いいねー!ママ、俺の同伴、この子に付けといてよ」
同伴、と聞いてあたしは眉を上げる。どう反応していいか分からず弥生ママを見ると、ママはニコニコ顔で大きく頷いて見せた。
「萌未ちゃん、負けたら駄目よ。私も五十嵐ちゃんが店に来なくなったら困るからね、微力ながら力を貸すわね」
若名では綺羅ママに次ぐ売り上げの弥生ママにそう言ってもらえ、微力どころか、力強い味方を得た思いだった。
こうしてこの日、ついにあたしにトリプル同伴がついた。香里奈もまたもやトリプルで差は縮まらなかったけど、負けて店を去る子に着く席は無いだろうと諦めモードだったあたしに取って、弥生ママの言葉は本当に心強かった。
第5日目、イベント一週目最終日の金曜日のこの日、あたしはさらにすごいことになった。何と弥生ママだけでなく、かんなママと雅子ママにまで同伴指名されたのだ。
夕方、そんな状況を林マネージャーに電話で伝えられた後、なっちゃんに電話した。
「すごいやない!今日は稲ちゃんと食事に行ってもらおうかと思ってたけど、そんな必要なさそうね」
稲垣さんは今日来てもらうと週に3回も貢献してくれたことになり、さすがに店前ばかりだと悪いから今日はめぐちゃんにはそっちの食事に行ってもらおうと思ってた、となっちゃんは言った。
「じゃあ、あたし、稲垣さんの食事に行くよ」
「ううん、そんなに指名が入ってるんなら、きっと席でバタバタするでしょ?ここは稲垣さんを温存して来週に回ってもらおうかなって思うの。それよりも、めぐちゃんも新しいお席に集中した方が、今後のためになるでしょ?で、お客さんの名前は聞いた?」
「うん。かんなママのお客さんは長谷部さんという人で、3人で来られてもうママ入れて食事は3人決まってるから、店前でいいみたい。雅子ママのお客さんは瀧内さんという人で、こっちは出来たら食事に来て欲しいって雅子ママが言ってるって」
ふんふんと聞いていたなっちゃんが、瀧内という名前を聞いて、うん?と疑問形になる。
「長谷部さんはまあ、かんなママのよく来てくださるお客さんの一人やからいいとして、瀧内さんかあ~。う~ん、そっちはちょっと気をつけないとねぇ…」
「え?どうして?」
「瀧内さんはねぇ、京都の呉服問屋のボンボンでね、新地のあっちこっちの店に飲み歩いてはホステスに高い着物を買わせるのよ。私も席に呼ばれて買わされそうになったけど、和装はしませんのでって断ったわ。雅子ママは何着も買ってるって話よ。でね、噂では品物の割に値段が高いって」
「ふーん、そうなんだ…。でもあたしも着物着ないから大丈夫やないかなあ?なっちゃんにばっかり頼ってるわけにいかないから、あたし、そっちに行ってみるよ」
なっちゃんは沢渡さんという、稲垣さんと双璧と言ってもいい太客さんと食事に行く予定で、その同伴をあたしに回してくれるという。かんなママも店前を付けてくれ、これであたしが瀧内さんと食事に行けば、今日もトリプル達成だ。
「ね、なっちゃん、何でママたちはあたしを呼んでくれるのかなあ?」
嬉しくもあったが、ちょっと不気味な感じもしたのでなっちゃんに聞く。
「う~ん、そうね…弥生ママとかんなママはね、若名で初めてママに就任した人たちなのね。ま、いわゆる百合子チルドレンってわけ。そんな二人に取って、外から来た綺羅ママにいいようにやられるのは面白くないんやないかなあ?若名ってね、新地のクラブの中では老舗で通ってて、どちらかというと落ち着いた雰囲気が売りってとこがあるわけ。昔馴染みのお客さんもそんな若名が好きで来てくれてるわけで、ほら、綺羅ママのお客さんって派手系が多いでしょ?抜き物おろしてパア~っと騒ぐ的な。実際私が知ってる限りでも店の雰囲気がここ何年かでかなり荒くなったって感じしてる。ていっても不景気でしょ?お客さん選んでる場合やないって私なんかは思うけど、綺羅ママが来るまで売り上げ1位と2位を張ってた弥生ママとかんなママには若名の雰囲気が壊れるのは我慢できないやないかな。老舗のプライドっていうの?」
なっちゃんのその説明と、五十嵐さんの言葉で、ペーペーのあたしでも何となくはあたしが応援してもらえる理由を分かった気がした。
「あ、でもね、瀧内さんにはホントに気をつけるのよ?雅子ママも外から来たママやけど、売り上げは私でも抜けそうなくらいママとしてギリギリのラインの人やからね、ちょっとくらい無茶なお客さんのわがままをホイホイ聞いてしまう人やから、無理なこと言われてもハッキリ断るのよ」
「うん、わかった!着物売られろうになったらはっきり断るから」
作戦会議、というほどではないけれど、こうしてこの日のあたしの予定が決まった。
同伴の時間になり、新地の南西の角にあるビルの、滝が流れているような演出をされた和食懐石料理屋の壁の間のドアを抜けると、和装の店員さんが広い店内を個室まで案内してくれ、そこの仕切られた暖簾をくぐるとすでに瀧内さんは席に着いていてこっちを見た。
「遅れてすみません。萌未です。今日はありがとうございます」
「いやいや、ちょっと早めに来てもうてね、寒いから中に入っててん。さ、座り座り」
瀧内さんは待ってましたと言わんばかりの笑顔で向かいの席に手を広げ、あたしはその掘りごたつのように濃い茶色の木製のテーブルの下に広がった空間に足を入れて座った。
「いやあ、思った以上にべっぴんさんやねぇ。びっくりしたわ」
「お上手ですね。あたしも、すごいカッコいい人でびっくりしました」
瀧内さんはオフホワイトのタートルネックのニットセーターに黒のブルゾンというラフな出で立ちで、茶髪にウェーブをかけている感じが今風の若手俳優みたいだ。口も旨そうだし、こんな人に甘く囁かれたらホイホイ着物を買ってしまうのかもしれないな、と思った。
「あの、今日は何であたしを指名してくださったんですか?」
瀧内さんが懐石のコースと日本酒を注文し、料理を待つ間にあたしはまず、気になっていた疑問をぶつけた。
「いやあ、あんた、なかなか面白い人やな、思て」
「面白い、ですか?」
「僕な、情報を取るためにいろいろネットの夜遊びサイトに目を通してるんやけどな、そこで若名のオモロイ記事見つけてな」
夜遊びサイト…そういうものがあるのか、とあたしは続きに耳を傾けた。
弥生ママがあたしをお客さんの隣に座らせ、にこやかに紹介する。
「萌未ちゃん、こちらは五十嵐社長。うちの店のご意見番なのよ」
「ご意見番やなんて…ちょっと新地に詳しいだけのぼんくら二世ですわ。よろしく!」
差し出された腕には重そうな高級ブレスレットが煌めいている。いかにもブランドものと分かる派手なチェック柄のテーラードジャケットの下に黒のVネックセーターを着込み、ベージュのチノパンから出ている真っ白な革靴を履いた足は裸足、というちょい悪オヤジ風コーディネートの五十嵐社長は、浅黒い顔に白い歯をのぞかせて握手した。
サイドを刈り上げ少し長めのトップを立てている感じはまるでいたずらっ子みたいだな、ってあたしは強く手を握られながら思った。
「綺羅ママとやり合ってるんやってね。俺もあのママが入るとき、老舗の若名には合わへんからやめときって百合子ママに言うたんやけどね。いくら店の売り上げが落ちたからって、あんなママが入って品が無くなると昔からの客は引いてしまう。そうなるとトータル店の利益はマイナスになってしまうよってね。ま、結局百合子ママは目先の利益を取った訳やが、何とその綺羅ママに在籍を賭けた戦いを仕掛けた命知らずな新人がいるっていうやないか。そんで今日はそのご尊顔を拝みに来たってわけや」
五十嵐さんはそう説明すると、あたしの顔をまじまじと見つめる。あたしは五十嵐さんに顔を突き出した。
「はい、これがその命知らずなバカな子の顔ですよー。存分に見て帰って下さい」
そしておどけて寄り目をし、舌を出す。五十嵐さんはプッと吹き出した。
「いいねー!ママ、俺の同伴、この子に付けといてよ」
同伴、と聞いてあたしは眉を上げる。どう反応していいか分からず弥生ママを見ると、ママはニコニコ顔で大きく頷いて見せた。
「萌未ちゃん、負けたら駄目よ。私も五十嵐ちゃんが店に来なくなったら困るからね、微力ながら力を貸すわね」
若名では綺羅ママに次ぐ売り上げの弥生ママにそう言ってもらえ、微力どころか、力強い味方を得た思いだった。
こうしてこの日、ついにあたしにトリプル同伴がついた。香里奈もまたもやトリプルで差は縮まらなかったけど、負けて店を去る子に着く席は無いだろうと諦めモードだったあたしに取って、弥生ママの言葉は本当に心強かった。
第5日目、イベント一週目最終日の金曜日のこの日、あたしはさらにすごいことになった。何と弥生ママだけでなく、かんなママと雅子ママにまで同伴指名されたのだ。
夕方、そんな状況を林マネージャーに電話で伝えられた後、なっちゃんに電話した。
「すごいやない!今日は稲ちゃんと食事に行ってもらおうかと思ってたけど、そんな必要なさそうね」
稲垣さんは今日来てもらうと週に3回も貢献してくれたことになり、さすがに店前ばかりだと悪いから今日はめぐちゃんにはそっちの食事に行ってもらおうと思ってた、となっちゃんは言った。
「じゃあ、あたし、稲垣さんの食事に行くよ」
「ううん、そんなに指名が入ってるんなら、きっと席でバタバタするでしょ?ここは稲垣さんを温存して来週に回ってもらおうかなって思うの。それよりも、めぐちゃんも新しいお席に集中した方が、今後のためになるでしょ?で、お客さんの名前は聞いた?」
「うん。かんなママのお客さんは長谷部さんという人で、3人で来られてもうママ入れて食事は3人決まってるから、店前でいいみたい。雅子ママのお客さんは瀧内さんという人で、こっちは出来たら食事に来て欲しいって雅子ママが言ってるって」
ふんふんと聞いていたなっちゃんが、瀧内という名前を聞いて、うん?と疑問形になる。
「長谷部さんはまあ、かんなママのよく来てくださるお客さんの一人やからいいとして、瀧内さんかあ~。う~ん、そっちはちょっと気をつけないとねぇ…」
「え?どうして?」
「瀧内さんはねぇ、京都の呉服問屋のボンボンでね、新地のあっちこっちの店に飲み歩いてはホステスに高い着物を買わせるのよ。私も席に呼ばれて買わされそうになったけど、和装はしませんのでって断ったわ。雅子ママは何着も買ってるって話よ。でね、噂では品物の割に値段が高いって」
「ふーん、そうなんだ…。でもあたしも着物着ないから大丈夫やないかなあ?なっちゃんにばっかり頼ってるわけにいかないから、あたし、そっちに行ってみるよ」
なっちゃんは沢渡さんという、稲垣さんと双璧と言ってもいい太客さんと食事に行く予定で、その同伴をあたしに回してくれるという。かんなママも店前を付けてくれ、これであたしが瀧内さんと食事に行けば、今日もトリプル達成だ。
「ね、なっちゃん、何でママたちはあたしを呼んでくれるのかなあ?」
嬉しくもあったが、ちょっと不気味な感じもしたのでなっちゃんに聞く。
「う~ん、そうね…弥生ママとかんなママはね、若名で初めてママに就任した人たちなのね。ま、いわゆる百合子チルドレンってわけ。そんな二人に取って、外から来た綺羅ママにいいようにやられるのは面白くないんやないかなあ?若名ってね、新地のクラブの中では老舗で通ってて、どちらかというと落ち着いた雰囲気が売りってとこがあるわけ。昔馴染みのお客さんもそんな若名が好きで来てくれてるわけで、ほら、綺羅ママのお客さんって派手系が多いでしょ?抜き物おろしてパア~っと騒ぐ的な。実際私が知ってる限りでも店の雰囲気がここ何年かでかなり荒くなったって感じしてる。ていっても不景気でしょ?お客さん選んでる場合やないって私なんかは思うけど、綺羅ママが来るまで売り上げ1位と2位を張ってた弥生ママとかんなママには若名の雰囲気が壊れるのは我慢できないやないかな。老舗のプライドっていうの?」
なっちゃんのその説明と、五十嵐さんの言葉で、ペーペーのあたしでも何となくはあたしが応援してもらえる理由を分かった気がした。
「あ、でもね、瀧内さんにはホントに気をつけるのよ?雅子ママも外から来たママやけど、売り上げは私でも抜けそうなくらいママとしてギリギリのラインの人やからね、ちょっとくらい無茶なお客さんのわがままをホイホイ聞いてしまう人やから、無理なこと言われてもハッキリ断るのよ」
「うん、わかった!着物売られろうになったらはっきり断るから」
作戦会議、というほどではないけれど、こうしてこの日のあたしの予定が決まった。
同伴の時間になり、新地の南西の角にあるビルの、滝が流れているような演出をされた和食懐石料理屋の壁の間のドアを抜けると、和装の店員さんが広い店内を個室まで案内してくれ、そこの仕切られた暖簾をくぐるとすでに瀧内さんは席に着いていてこっちを見た。
「遅れてすみません。萌未です。今日はありがとうございます」
「いやいや、ちょっと早めに来てもうてね、寒いから中に入っててん。さ、座り座り」
瀧内さんは待ってましたと言わんばかりの笑顔で向かいの席に手を広げ、あたしはその掘りごたつのように濃い茶色の木製のテーブルの下に広がった空間に足を入れて座った。
「いやあ、思った以上にべっぴんさんやねぇ。びっくりしたわ」
「お上手ですね。あたしも、すごいカッコいい人でびっくりしました」
瀧内さんはオフホワイトのタートルネックのニットセーターに黒のブルゾンというラフな出で立ちで、茶髪にウェーブをかけている感じが今風の若手俳優みたいだ。口も旨そうだし、こんな人に甘く囁かれたらホイホイ着物を買ってしまうのかもしれないな、と思った。
「あの、今日は何であたしを指名してくださったんですか?」
瀧内さんが懐石のコースと日本酒を注文し、料理を待つ間にあたしはまず、気になっていた疑問をぶつけた。
「いやあ、あんた、なかなか面白い人やな、思て」
「面白い、ですか?」
「僕な、情報を取るためにいろいろネットの夜遊びサイトに目を通してるんやけどな、そこで若名のオモロイ記事見つけてな」
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