日本語教師日誌

7月24日

7月24日

今日の授業は一つ。
クウェートの学生で最近は時々予約をくれる。
前回は2週間ほど前であったため、久しぶりな気がする。
前回は「次の授業で日本語の相槌を教えてください」と言っていたため、準備をしていたのだが、学生のほうが忘れていたため、それをしなかった。
今日は学生の持ってきた『ドラえもん』を読むという授業であった。
日本語と英語が書かれており、直訳ではないため、日本語の語彙を私が説明するという授業だった。
他の学生でもあったため、漫画を読むことに関しては何の抵抗もない。
抵抗があるとすれば日本語の訳をある程度英語を使って説明しなければならないことである。
何度も言うが私は英語が得意ではない。
今ではスペイン語の方が聞き取れる。
そのため積極的な英語の使用はできれば避けていただきたい。
親が子供に言葉を教える時に英語を使う筈もないし、私自身、そう言う理由で媒介となる言葉を使用したくないのが本音である。
できるだけ自然習得に近い形で教えたい。
特に初級ではなく、ある程度日本語を使える学生相手なら尚更である。
今日は一時間それをし続けて、次のクラスでは続きを読みたいと言っていたが、また数週間空くことが予想される。
今日私はドラえもんを頭から読んだが、次は他の教師と読むかもしれないため、私からしてみれば飛んで読むことになるかもしれない。
今日の日本語に関わることとして他にあったのは、来週の月曜日に予約が入ったことである。
この学生は前回4月か5月くらいに数回授業をした学生であり、上の学生よりもずっと久しぶりである。
私の記憶ではレベルはN4くらいであり、かなり日本語は上手だった。
クラスではまず何が必要か話さなければならないし、とりあえずどの文法から始めるか見極めないといけないため、読解教材でも用意して習熟度を確認することにしよう。
時間が経つと、できていたこともできなくなることなんてザラであるため、まずそれをチェックしなければならない。
前に作ったリストがあてにならなくなっているかもしれないのが面倒くさい。