日本語教師日誌

藤堂Máquina

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6月22日

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6月22日

今日の授業は2つ。
1つは久しぶりの学生で、アメリカに住む学生であった。
学生には半分日本人の血が流れており、学習動機は日本へ行くことだった。
そのため、少しは日本語を知っているのだが、カジュアルな表現が多く、とても仕事ができるような日本語ではない。
もっとも学生の目的も仕事ではないようなので問題はない。
「久しぶり」というのは学生は仕事が忙しく、最近来ていなかったためである。
そのため、数日前に学生から連絡があり、宿題として読解の教材がほしいと言われた。
私は初級の教材を渡して、もし簡単すぎたら言うように言ったのだが、今日答え合わせをしてみると簡単過ぎたようで、早々に答え合わせを終わらせて、その場で新しい教材を渡してその場で問題に答えてもらった。
多分現在のレベルでは、渡したくらいのものがちょうどよかったようで、いくつかの言葉と文法を除いて概ね理解してくれた。
たが、この学生もやはり、他の学生と同じように、耳が慣れていないようで、質問を理解してくれないことが多々あった。
元々大雑把な性格のようで、言語学習においてはよく働くことも多いのだが、もう少し話を聞いてほしいと言ったところだ。
学生自体は楽しくやってくれているため、それほど重要ではないが、飽きられれば切られるだけなので注意は必要である。
2コマ目は最近毎週一回漢字の勉強をしに来ている学生であり、一時間の授業の中で10個弱漢字の説明をしている。
成り立ちから教えて、音訓、そして熟語や使い方なども説明した。
学生は楽しんでいるようで、雑談をしながらであった。
学生は初級の教科書を1冊だけではあるものの、終えているだけのことはあり、そのため基本的な会話は上手であった。
今日は雨冠の漢字が大きなテーマであり、元々教える予定であった「雨」と「電」だけでなく、質問があったため、「雷」と「雪」も教えた。
これは今は覚えなくてもいいということも伝えたのだが、学生はきっちりとノートにはとっていた。
こちらとしては真面目でありがたい一方で、多くなくてもいいから少しでも確実に覚えてほしいという思いもあるため複雑である。
学生にとってはよくあることで、メインの内容よりも雑談や少し外れたところはよく覚えているなんてことはよくあるため、そうなってくれるといいのだが、うまくいってくれるかは分からないため、そろそろテストでもして確認してみようかとも思う。
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