日本語教師日誌

5月19日

5月19日

今日の授業は4つ。
60分が２つと、90分が１つ、120分が１つという内訳だ。
個人的な事情により、これ以上午前中に授業を予約されないような設定にしたので、それ以前に予約のあった、授業３つほどを除いては、朝はもう授業はない。
しばらくの間は準備の時間として、使うこともできるのだが、当然収入も減るため、午後でも来ることの可能な学生を探さなければならない。
そのため、午前中をブロックした際に、体験授業の金額を少しだけ安くした。
正直なところ、今月はもう増えなくても問題ないし、今のところは授業の準備もしなければならないことが多いため、わざわざ増やす必要もない。
しかし、先のことを考えると、どうしても不安になるものであるため、少しだけ安くしたという訳である。
急に大幅な値下げをした訳ではないため、誰も来ない可能性だって十分にあり得るし、病の影響も減ってきた現在においては、そのことも影響し、世界的に学生は減る恐れがある。
先月と今月と稼げたのが幸運だったと思うことにして、あとはぼちぼち稼ぐしかない。
さて、今日の授業だが、ひとつ目は常連の学生で、会話の授業だった。
会話がメインの授業という前提がありなが、他の授業で使っている漢字の説明のパワーポイントを試しに見せたら食いついてきたため、後半の20分ほどは漢字の授業だった。
このパワーポイントには漢字の字源のイラストを載せているため分かりやすく、何人かの学生に使ったところ、思ったよりも好評であった。
そのため、漢字の勉強の仕方に悩んでいる学生や、覚えるのが苦手な学生にウケている。
2コマ目は、文法を勉強したいという学生で、1週間時間が空いてしまったため、殆ど確認テストにして、間違えた箇所を説明しようと思ったのだが、学生が殆ど間違えなかったため、私の仕事は次々に確認テストを供給することだけだった。
学生が真面目で、出来の良いことは知っていたのだが、まさかこれほど正確に解いてくるとは想定していなかったので、もう少し時間を使うものだと思っていた。
嬉しい反面、少々焦ったのだが、テストを多めに用意しておいたのが正解であり、問題なかった。
新しい文法を勉強できなかったことに多少の不満もあるようだったが、今日は今までの復習ということで納得してもらった。
3コマ目は現地の学校であり、今日のテーマはひらがなと数字であった。
ひらがなは何文字か未学習のものがあったため、前半で終え、後半は数字の数え方と、日本のお金についてイラストを見せながら、日本の物価を少し教えた。
ひらがなを教えているときや、数字を教えている時は、やや退屈そうだったが、お金や物価の話しの時には食いつきも悪くはなかった。
しかし、平仮名の段階でもう少し何か改善しなければならない。
全体を通してみると、どちらかというと退屈になのかもしれないような授業と反省するので、次はもう少し何か用意しようと思う。