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明けの空
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空は赤かった。
それでも何故か戦いの終わりを感じさせた。
思い立って外へ出る。
熱気。
素足に石が刺さる。
些細なことだ。
見上げると空は青かったようだった。
いつもより低い雲の隙間から降り注ぐのは一縷の光だ。
涙は乾いた。
虫食いの草花からは生命の叫びを感じる。
歪んだ緑が指に絡まる。
割れたガラスが反射する。
焼けた指に感覚が戻る。
激しい痛みを感じたように気がして。
そうして私は再び目を閉じた。
それでも何故か戦いの終わりを感じさせた。
思い立って外へ出る。
熱気。
素足に石が刺さる。
些細なことだ。
見上げると空は青かったようだった。
いつもより低い雲の隙間から降り注ぐのは一縷の光だ。
涙は乾いた。
虫食いの草花からは生命の叫びを感じる。
歪んだ緑が指に絡まる。
割れたガラスが反射する。
焼けた指に感覚が戻る。
激しい痛みを感じたように気がして。
そうして私は再び目を閉じた。
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