珍名所・珍謎エリア紹介

たくさんの神々が集まる駅？

たくさんの神々が集まる駅？

　たくさんの神々が集まる駅？どういうこと？と思われる方が多いことでしょう。

　その駅は、愛知県稲沢市にある大里駅おおさとです。

　この大里駅がある地名が日本で、おそらくここだけ三十番神さんじゅうばんじんというのです。

　この地名、不思議なことにこの駅の駅舎兼マンションと駐車場、ロータリーと交番、美容院の１区画ぐらいしかないし、なぜか番地が7000番台しかない謎に包まれた場所です。

　読み方は違いますが、三十番神さんじゅうばんがみは、三十番神社が各地にあるように、神仏習合の信仰となるもので、吉田神道や日蓮宗などで見られる主要な三十の神々のことを表しているのです。

　駅ができる前に、この場所に神社が立っていたのかと思いましたが、確認できませんでした。

　そうなると、なぜこのような地名になったのか理由がまったくわかりません。

　この駅すぐ隣りの地名が、日下部町くさかべちょうといって、今の皇室の直系祖先の尾張草香おわりくさかの居住地となっていた場所ですから、ヤマト王権の時代は、ヤマト王権直轄地、中世の時代は、伊勢神宮の荘園だった土地でもありますから、何やらそれと関係があるのかないのか？わかりませんが、謎多き場所です。

　
　以上、今回は、たくさんの神々が集まる駅？でした。