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シャチホコが3体ある天守閣？

シャチホコが3体ある天守閣？


　ほとんどの城は、天守閣の一番上にあるシャチホコは、2体だけですが、日本で唯一、3体ある天守閣がある城があるのを知ってますか？

　その城とは、新潟県新発田市にある新発田城しばたじょうです。


　この新発田城は、もう一つ面白い点があって、城の中が陸上自衛隊の基地なので一般の方は中に入れない城となっています。

　ですから、このシャチホコが3体ある天守閣の内部は見学不可能なんです。

　天守閣といってますが、この新発田城には、もともと天守閣はなく、実際は三階櫓なのですが、事実上天守閣の役割なので、天守閣と呼んでます。

　この三階櫓は、2004年に木造で忠実に復元されました。今年でちょうど築２０年になりますね。

　中に入れないのは、せっかく復元したので、観光地化したい市側と自衛隊との市が協議して、国の重要文化財の本丸表門と二の丸隅櫓の内部見学は可能になったそうです。（入場無料）

　このシャチホコがなぜ3体あるのか？明確なな理由が現在もわかっていないようです。


　普通は、なぜ3体になったか理由が資料とかに書いてありそうですが、ないとなるとその理由が気になりますよね。

　個人的には、こういう理由かなと思います。


　幕府にこの城には天守閣はないと言ってあるので、もし役人になにか言われたら、これは天守閣ではないただの櫓だ！だって他の天守閣は2体なのに、うちは、シャチホコ３体あるから！と反論するため。

　シャチホコは、火除けの願いもありますが、本来は避雷針のために設置されたもので、この城がある新発田市は、新潟県にあり雷が多い県（全国落雷最多ランキング2位）なので、一体増やして、天守閣が燃えないようにと願ったのではないかという点から、3体にしたのではないかと、わたしは推測します。


　以上、シャチホコが3体ある天守閣？でした。