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8 入学します
しおりを挟む時間はあっという間に過ぎ、俺とレオンハルトは入学式に出るため学園に向かった
学園に入るとクラス表がでかでかと貼られていた
俺とレオンハルトはA組で同じクラスだった。このクラス分けは悲しきかな成績順である。俺は前にも言った通り幼少期から家庭教師にみっちりと指導してもらっていたため、前世とは違い頭がすこぶる良かった
レオンハルトも、原作通りA組だった。レオンハルトは地頭が良いのだ。
羨ましい限りである。
このまま行けばレオンハルトはずっとA組だ。俺は勉強を頑張るしかない。
できるだけ同じクラスでいたいからな(仲良いアピールしなきゃだしね)
「ウィリアム様!同じクラスですね」
レオンハルトは万遍の笑みを浮かべながら嬉しそうに俺に報告する
可愛いなくそ
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入学式が終わって自分の教室に行く
ちなみに首席はクソイケメンの爽やかくんだった。絶対かなりいいとこの貴族だ。俺の将来のためにも是非名前が知りたいところだ
「ウィリアム様?」
「ああ、うん。なんでもないよ」
キラキラした目で見つめてくるレオンハルト
浄化される......
それにしてもレオンハルト、俺が何か少しでも考え込むと俺の名前を読んでくる
雛鳥かな
寮に戻った俺たちは、まず荷解きをした。別に執事にやらせてもいいのだが、前世が庶民だからか、他人に自分のことをやらせるのは少し抵抗がある
感覚としてはおれの物勝手に触んな的な感じ
ある程度荷物が整理されたらレオンハルトの部屋に行く
部屋をノックしたら光の速さでドアが空いた
「なんでしょうウィリアム様」
「あ、あぁ。荷物が片付いたか気になって。終わったのなら一緒に食事でもどうかと」
「行きます」
ということで、俺たちは学園のカフェテリアに行くことにした。
もちろん俺は料理は作れない
いつかレオンハルトの胃袋を掴みたいところだ。
カフェテリアに行くとそこは学生で賑わっていた。時間は正午 お昼時だ。
それにしてもこの空間顔面偏差値高いな
「空いてる席あるかな」
「どうでしょう」
カフェテリアはほぼ満席で、空いている席がない。
仕方ない、何か買って部屋で食べるか と諦めかけていた時
「相席どう?」
後ろから声がかかった。振り向くとそこには
(首席の爽やかイケメンくんじゃん)
爽やかなマスクで爽やかな笑顔を顔に浮かべたイケメンがそこにいた
「良いのですか?」
「ああ、もちろん。誘ったのはぼくだしね。君とは話してみたかったんだ」
あ、香水まで爽やか.......
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