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4 仲良くなりました
しおりを挟むあの後、2人でフィナンシェを食べて城下街をうろついた。
レオンハルトは終始オドオドしていて少し微笑ましかった
レオンハルトと目が合えばパッと逸らされる
そんなに怖いんか
いや....怖いだろうな、
今まで散々いじめてたのに、急に仲良くなりましょうとかホラーすぎるだろ
というか順調過ぎないか?
なんかこっちも怖くなってくる
まだ12歳だもんなあ
俺もまだ仕事をしなくていい
学園で勉強するだけで良い
楽だなあ
社畜時代を生きている身としては大変助かる。学校では存分に遊びたいものだ
青春満喫しよう
殺されるかもしれないのに青春ライフを考えていたところ、ふとレオンハルトに声を掛けられた
「えっと、、あの、、、すみません、そろそろ、、、」
時間は18時を過ぎていた
ここからレオンハルトの館は少し遠い
「おっと、ごめんね。送るよ」
「そんな、!良いですよ、、」
「遠慮しないで。それに道は分かるの?」
「うっ、、」
「ほらね?」
顔が少し赤に染まったレオンハルトはとても庇護欲を掻き立てられる
将来ムキムキになるくせに、、
馬車に乗ってレオンハルトが住む子爵家の前まで行く
「じゃあね
今までほんとうにごめんね。
これからよろしく」
「はい..!こちらこそ、、、、!」
一生懸命笑った風に感じ微笑ましい
こうしてレオンハルトは家に戻って言った
やっぱりちょろいなあ
これほんとに闇堕ちするのかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分も家に帰り、今後の予定を考える
今日で全部解決した気がする。これからは
レオンハルトに俺が味方だって思わせるように接しよう
このままいけばレオンハルトの側近間違いなしだな。
とういうか、はあ、来月から学校だ、
貴族のほとんどは貴族しか入れない学校に入学する。この世界は13歳~16歳が義務教育となっている。12歳までは義務教育ではないがほとんどが家庭教師を雇っている。
貴族の学校は寮生活がほとんどだ。
多分俺も寮に入るだろう。レオンハルトはどうするのだろうか。できれば一緒の学校に入って親睦を深めたいなあ
多分あいつは虐められるだろう。
十中八九。ほぼ
元平民で、内気で、顔が良く、名前がかっこいい
いじめられる要素しかない(偏見)
そこで俺が庇ったら多分感激されるだろうなあ
そして俺の株もうなぎ登り......
・・・同じ学校行くか
応援ありがとうございます!
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