呟怖千夜一夜

だんぞう

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#0295 誕生日ケーキのロウソク

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誕生日ケーキのロウソクを息子に自分で立てさせたら、数がやけに多い。こんなに本数あったっけと一本抜くと夫の名前。ケーキが不味くなると棄てた。
その夫が連絡もないまま帰宅したのは深夜。
「また浮気?」
「違うよバスが事故って」
生存者は夫だけ。ロウソク戻してから吹き消せば良かった。
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