168 / 601
#0168 プロポーズの言葉
しおりを挟む
浜辺で毎日待ち続ける私に根負けしたのか、彼はとうとう砂浜に言葉を書き始めた。
約束してくれたプロポーズの言葉を。
しかしその字はすぐに波に浚われる。
次の言葉が書かれた。
『約束は果たした。だからもう前を向くんだ』
涙に濡れた私の頬を海風が冷やす。
隣に佇む彼は風除けにならない。
約束してくれたプロポーズの言葉を。
しかしその字はすぐに波に浚われる。
次の言葉が書かれた。
『約束は果たした。だからもう前を向くんだ』
涙に濡れた私の頬を海風が冷やす。
隣に佇む彼は風除けにならない。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説


【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ゴーストバスター幽野怜
蜂峰 文助
ホラー
ゴーストバスターとは、霊を倒す者達を指す言葉である。
山奥の廃校舎に住む、おかしな男子高校生――幽野怜はゴーストバスターだった。
そんな彼の元に今日も依頼が舞い込む。
肝試しにて悪霊に取り憑かれた女性――
悲しい呪いをかけられている同級生――
一県全体を恐怖に陥れる、最凶の悪霊――
そして、その先に待ち受けているのは、十体の霊王!
ゴーストバスターVS悪霊達
笑いあり、涙あり、怒りありの、壮絶な戦いが幕を開ける!
現代ホラーバトル、いざ開幕!!
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる