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Episode⑤ 女の勝ち組/女の負け組
第34章|普通じゃない関係 <4>BARでの会話 その1(井場本花蓮の視点)
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<4>
「最近、仕事はどう? うまくいってる? 」私たちのお決まりの話題を振る。
「順調だよ。何もかも」
「それは何より・・・・・・・・・」
水滴がついたグラスに指を這わせた。私の指の動きに合わせてつうと雫が滴った。
「そういえば、足立が喜んでたよ。花蓮にカウンセリングしてもらってから体調がいいって。ありがとう」
「ああ・・・・・・あの保健師の子・・・・・・。それは良かった。足立さん、とっても真っ直ぐな人ね。多分もう少ししっかり時間を取って話したら、回復の糸口が見つかるんじゃないかな。次のカウンセリングにも是非来てね、って伝えておいて」
「わかった。伝えとく」
身体にくすぐったいような感覚が走った。
風寿くんと私が出会ったとき、私は大学病院勤務の精神科医で、彼は引きこもりの医学生だった。でも私のサーフィンに付き合う形で朝散歩を始めてから、徐々に彼の心は回復して、無事に大学にも通えるようになった。
風寿くんと私は、興味のあることが似ていた。
私が東京の大学で学んだ事や、海外生活で知った国際医療の話をすると、彼はトム・ソーヤの冒険譚を聞いているみたいに眼を輝かせて聞いてくれた。
それに私たちには、絵画を観るのが好き、という共通の趣味があった。
貧乏学生になり、雨の日も風の日もボロい中古自転車を漕いで学校へ通っていた彼は、似つかわしくないほど立派な美術全集と使い込まれた画材セットを一人暮らしの部屋に持っていた。ゴッホやモネの名前なら知っている人は多いけれど、彼がマイナーな日本画家まで詳しく知っていたのには驚いた。
一枚きりの絵画には、『動き』が用意されていない。遊園地のアトラクションやアニメ・映画のように、作り手が意図的に準備した構成やストーリーに乗せられて受動的に楽しませてもらえるというものではないため、誰かと一緒に絵を観て、双方が満足することが案外に難しい。でも風寿くんとなら私は、長く静かに画集を眺めていても、美術展に連れ立って行っても、不思議と居心地よく過ごすことができた。絵の好みは違っても、気になるところや波長が合っていた。
人やものを丁寧に扱う、彼の態度も私は好きだった。
風寿くんの部屋に遊びに行ったとき、新聞業者が部屋に訪ねてきたことがある。新聞いりません、と言ってその業者を帰したあとにも、彼が乱暴な音を立てず、そうっと静かにドアと鍵を閉めていたのが印象的だった。安い食堂に行っても店のひとに礼儀正しく接していたし、食べ方も食器の扱いも崩れず綺麗だった。見知らぬ他人を軽く邪険に扱わないように、常に振る舞いに気を付けるようにと、親からしっかり躾けられ育ってきたことが垣間見えた。
井場本をふくめ、私に言い寄ってくる男の人たちは、美しい、可愛いと私を褒めそやしてお姫様のように楽しませようとしてくれる一方で、店員には乱暴な口をきいたり、見下した他人を悪し様に罵ったりすることがあった。
女性がスポーツや勉強で優秀な成績を残していても「でも、顔が不細工だよね? 」の一言で斬って捨てるとか、遊び仲間の女の子に「オイオイ、太った? 」、「いうてもお前も、そろそろババアだからな~」なんて言うことで、うまくイジってコミュニケーションを取ってやったと悦に入る、そういう態度の男の人も周りにたくさんいた。
普通の女のコはそういう時、大抵しゅんとして黙ってしまうか、苦笑いでひどぉい、と軽く言い返す。だけど私は、そこで笑って流せない性質だった。さすがにその言い方はよくないと思うよ、と、空気を読まず止めに入った。女の中でも格別に美しい私にきつく注意されれば、言い返せる男はいなかった。
見た目で差別するな、と言うためには、差別する側に文句を言わせないくらいのビジュアルがあるのが有効、という矛盾がそこにはあった。私には特に敬われるだけの美貌という希少価値があり、優位な存在であり、だからこそ正々堂々と意見を言えるし、男たちから発言権が認められていた。
どうよ、私には言い返せないんでしょう? とプライドが満たされる一方で、女である限りは勝手に美醜で順位と序列をつけられてしまう息苦しさや、私だって経年劣化で太ったり老けたりすれば急速に価値が失われていくのかもしれない怖さを、うすうす感じずにはいられなかった。
そして、ルッキズムに腹を立てながら、それでも絶対に「うるせーブス! 」とだけは言い返されたくなかったから、似合うメイク、髪型、海外王室メンバーやセレブタレントが身に付けるハイファッションなどを、私は人一倍、熱心に研究していて、美しさを保つことに気を遣ってきた。
そういう私の分裂した内面が、風寿くんの前では解き放たれて自然体でいられた。
何かと見た目の良さから入られてしまう人生を過ごしてきた私にとって、美しさは福音と呪いがごちゃ混ぜになった宝くじのようなところがあった。
風寿くんの、気の合う友人でもあり、見た目や社会的地位に関係なく他人には敬意を払うし、取り立てて私のルックスにも言及してこない、というスタンスは、珍しくて新鮮で、何より一緒に過ごして気楽なのが良かった。
彼が単位取得を間に合わせて臨床実習を始めるころには、風寿くんと私はすっかり仲良くなっていた。お互いの部屋にもしょっちゅう遊びに行ったし、私の車で少し遠いところまでドライブにも行った。
あちらが私のピンチに自転車で全力疾走して助けにきてくれたこともあるし、こちらの使い古した参考書を彼に譲って医師国家試験の勉強方法を教えたこともある。そのひとつひとつに、「この前、あれをしてもらったからお返しをしなきゃならない」とか、「助けてあげたんだから感謝してほしい」と思うことは、いつの間にかなくなっていった。
足立さんのカウンセリングの件も、私のしたことが彼のプラスになるのなら、シンプルにうれしい。
「最近、仕事はどう? うまくいってる? 」私たちのお決まりの話題を振る。
「順調だよ。何もかも」
「それは何より・・・・・・・・・」
水滴がついたグラスに指を這わせた。私の指の動きに合わせてつうと雫が滴った。
「そういえば、足立が喜んでたよ。花蓮にカウンセリングしてもらってから体調がいいって。ありがとう」
「ああ・・・・・・あの保健師の子・・・・・・。それは良かった。足立さん、とっても真っ直ぐな人ね。多分もう少ししっかり時間を取って話したら、回復の糸口が見つかるんじゃないかな。次のカウンセリングにも是非来てね、って伝えておいて」
「わかった。伝えとく」
身体にくすぐったいような感覚が走った。
風寿くんと私が出会ったとき、私は大学病院勤務の精神科医で、彼は引きこもりの医学生だった。でも私のサーフィンに付き合う形で朝散歩を始めてから、徐々に彼の心は回復して、無事に大学にも通えるようになった。
風寿くんと私は、興味のあることが似ていた。
私が東京の大学で学んだ事や、海外生活で知った国際医療の話をすると、彼はトム・ソーヤの冒険譚を聞いているみたいに眼を輝かせて聞いてくれた。
それに私たちには、絵画を観るのが好き、という共通の趣味があった。
貧乏学生になり、雨の日も風の日もボロい中古自転車を漕いで学校へ通っていた彼は、似つかわしくないほど立派な美術全集と使い込まれた画材セットを一人暮らしの部屋に持っていた。ゴッホやモネの名前なら知っている人は多いけれど、彼がマイナーな日本画家まで詳しく知っていたのには驚いた。
一枚きりの絵画には、『動き』が用意されていない。遊園地のアトラクションやアニメ・映画のように、作り手が意図的に準備した構成やストーリーに乗せられて受動的に楽しませてもらえるというものではないため、誰かと一緒に絵を観て、双方が満足することが案外に難しい。でも風寿くんとなら私は、長く静かに画集を眺めていても、美術展に連れ立って行っても、不思議と居心地よく過ごすことができた。絵の好みは違っても、気になるところや波長が合っていた。
人やものを丁寧に扱う、彼の態度も私は好きだった。
風寿くんの部屋に遊びに行ったとき、新聞業者が部屋に訪ねてきたことがある。新聞いりません、と言ってその業者を帰したあとにも、彼が乱暴な音を立てず、そうっと静かにドアと鍵を閉めていたのが印象的だった。安い食堂に行っても店のひとに礼儀正しく接していたし、食べ方も食器の扱いも崩れず綺麗だった。見知らぬ他人を軽く邪険に扱わないように、常に振る舞いに気を付けるようにと、親からしっかり躾けられ育ってきたことが垣間見えた。
井場本をふくめ、私に言い寄ってくる男の人たちは、美しい、可愛いと私を褒めそやしてお姫様のように楽しませようとしてくれる一方で、店員には乱暴な口をきいたり、見下した他人を悪し様に罵ったりすることがあった。
女性がスポーツや勉強で優秀な成績を残していても「でも、顔が不細工だよね? 」の一言で斬って捨てるとか、遊び仲間の女の子に「オイオイ、太った? 」、「いうてもお前も、そろそろババアだからな~」なんて言うことで、うまくイジってコミュニケーションを取ってやったと悦に入る、そういう態度の男の人も周りにたくさんいた。
普通の女のコはそういう時、大抵しゅんとして黙ってしまうか、苦笑いでひどぉい、と軽く言い返す。だけど私は、そこで笑って流せない性質だった。さすがにその言い方はよくないと思うよ、と、空気を読まず止めに入った。女の中でも格別に美しい私にきつく注意されれば、言い返せる男はいなかった。
見た目で差別するな、と言うためには、差別する側に文句を言わせないくらいのビジュアルがあるのが有効、という矛盾がそこにはあった。私には特に敬われるだけの美貌という希少価値があり、優位な存在であり、だからこそ正々堂々と意見を言えるし、男たちから発言権が認められていた。
どうよ、私には言い返せないんでしょう? とプライドが満たされる一方で、女である限りは勝手に美醜で順位と序列をつけられてしまう息苦しさや、私だって経年劣化で太ったり老けたりすれば急速に価値が失われていくのかもしれない怖さを、うすうす感じずにはいられなかった。
そして、ルッキズムに腹を立てながら、それでも絶対に「うるせーブス! 」とだけは言い返されたくなかったから、似合うメイク、髪型、海外王室メンバーやセレブタレントが身に付けるハイファッションなどを、私は人一倍、熱心に研究していて、美しさを保つことに気を遣ってきた。
そういう私の分裂した内面が、風寿くんの前では解き放たれて自然体でいられた。
何かと見た目の良さから入られてしまう人生を過ごしてきた私にとって、美しさは福音と呪いがごちゃ混ぜになった宝くじのようなところがあった。
風寿くんの、気の合う友人でもあり、見た目や社会的地位に関係なく他人には敬意を払うし、取り立てて私のルックスにも言及してこない、というスタンスは、珍しくて新鮮で、何より一緒に過ごして気楽なのが良かった。
彼が単位取得を間に合わせて臨床実習を始めるころには、風寿くんと私はすっかり仲良くなっていた。お互いの部屋にもしょっちゅう遊びに行ったし、私の車で少し遠いところまでドライブにも行った。
あちらが私のピンチに自転車で全力疾走して助けにきてくれたこともあるし、こちらの使い古した参考書を彼に譲って医師国家試験の勉強方法を教えたこともある。そのひとつひとつに、「この前、あれをしてもらったからお返しをしなきゃならない」とか、「助けてあげたんだから感謝してほしい」と思うことは、いつの間にかなくなっていった。
足立さんのカウンセリングの件も、私のしたことが彼のプラスになるのなら、シンプルにうれしい。
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