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Episode② 港区ラプソディ
第9章|弱肉強食の世界 <28>栗栖さんのお見舞いふたたび
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<28>
週末、私は以前にお約束した通り、また『ジュリー・マリー・キャピタル』の栗栖さんのお見舞いに行く事にした。
病院に着き、約束の時間にナースステーションに声をかけると、栗栖さんは既に廊下に立って待ってくれていた。
「足立さん、こっちこっち」
栗栖さんの方を見ると、栗栖さんは、部屋着のような服の上に、明るいピンクの薄手ストールを纏っていた。入院したばかりの頃より、だいぶお元気そうだった。
病院屋上にある院内レストランに誘われて、栗栖さんと席に座り、紅茶セットを頼んだ。
「栗栖さん、ご回復されつつあるようで良かったです」
「ありがとう、足立さん……。実は私ね……このあと江鳩とも、会う約束をしてるのよ」
栗栖さんが切り出した。
「江鳩さんと……?? 」
「ええ。入院して、時間が出来て、色々考えたの。今まで私、江鳩に対して、チョット厳しくしすぎていたなぁ、って。だから今日は、お互い正直に話をしたいと思ってるわ」
「正直に…………」
江鳩さん、『X社』の不正のこと、話せるだろうか。
ふと、江鳩さんの顔が頭をよぎった。
「私が社会に出た時代はね、“女性”というだけで、いつも肩肘張っていなければ、すぐに淘汰される時代だった。だから私は、“後輩の女性には優しく、男性には厳しく”という姿勢でやってきた。それが私なりの『アファーマティブ・アクション』のつもりだった」
「『アファーマティブ・アクション』……?? 」
「日本語では『積極的格差是正措置』とも言うわ。
あらゆる人にとって暮らしやすい社会を実現するために、社会的に差別されている人たちを救済する措置をとっていこう、っていうものなの。
例えば、国会議員に女性が極端に少ない国で、強制的に一定割合の議員を女性にしていく取り組みとかね」
「……じゃあ、『Folks Japan』のインタビューで栗栖さんがおっしゃっていた、“リーマソ・ブラザーズが『リーマソ・シスターズ』であれば、経営破綻の原因となったサブプライムローン問題も避けられた”っていうのも、もしかして……」私が訊いた。
「そうよ。雑誌って、キャッチ―な台詞を好むし、あのくらい強く言いきることで、女性に元気と勇気を持ってほしかった。
でも、私自身が若い頃にされた扱いや、感じた理不尽を知らない世代が見たら、“栗栖は逆差別を推奨している”、って受け取られてしまうかもしれないわよね……。私も江鳩に対しては、期待もあって、他の社員よりも厳しい指導をしてしまっていたかもしれない。なかなか難しいわ……」
「栗栖さんは、男性も女性も活躍できる会社にしたい、とお考えなんですよね……。」
「そう。だからうちの会社のメンバーも、ちょうど男女半分ずつ採用にしたの。
『Folks Japan』に記事が載ったから、最近よく聞かれるのよ。“『ジュリー・マリー・キャピタル』は女性だけの会社ですか?”って」
栗栖さんが笑う。
「でも、決してそういうわけじゃない。私は、男性に偏り過ぎたビジネス界に警鐘を鳴らしたかっただけ。本当に大切なのは“多様性”と考えているわ。性別、人種、年齢、キャリア。色々な立場の人が混ざっている組織のほうが、強く、正しくあることができる」
「多様性が大切、という考え方には私も大賛成です。
ただ、この前、栗栖さんの代理としてお会いした密森さんとお話したときには、密森さんのお考えは『ジュリー・マリー・キャピタル』の社風と、ちょっと違うような気がしたのですが……」
――――密森さんは、江鳩さんを辞めさせるつもりみたいだった。
“多様性が大切”っていうなら、メンタル不調になったという理由だけで、江鳩さんを追い出してほしくない。
「あら、そうでもないわよ? 密森って、実力第一主義の考えで、少し言葉が正直すぎるところがあるんだけど、ウチの会社の理念を、よく理解してくれている人。
だから私が不在の間、代理として指名したの」
「そ、そうですか……」
密森さんに対して私が感じた違和感について話せる展開になったら、江鳩さんのことや、『株式会社E・M・A』との産業医契約が終わりそうなこと、話そうかなと思ったけれど、栗栖さんの密森さんに対する信頼は絶大のようで、私は、話のきっかけを上手くつかめなかった。
「それに、ね。私って今まで、時代の流れにうまく乗っていただけの部分もあったと思うの。好景気で採用されて、男女雇用機会均等法が広まった時代に女性登用の流れに乗ったこと、バブル崩壊後も雇用が途切れなかったこと、そして、リーマソ・ショック直後に事業を立ち上げて、その後の景気回復の波に合わせて業績を上げたこと……。
今までは『私が、私の実力でやってきた』、と思っていたけれど、人を厳しく指導したり、批判できるような力が、本当に私自身に、あったのかどうか。むしろ、時流や周囲に助けられてばかりだったのかもしれない」
栗栖さんが不安そうな顔をした。
「ねぇ、足立さん。これから江鳩と話すとき、どういうことに気を付けたらいいのかしら」
「えっと……。それは…………」
栗栖さんにお見せしようと“心理的安全性”について資料を作ったときのことを思い出す。
「栗栖さん、私には、あまり難しいことは分からないのですが、ある本に書いてありました。完璧主義で、頑張りすぎてしまう人は、他人にも自分にも厳しくしてしまいがちだ、と。
それで、そういう時は『~~べき』、『~~ねばならない』っていう、心のバリアをなくすようにすると、上手くいくらしいんです」
「『べき』と、『ねばならない』……それ! 私、しょっちゅう心の中で言ってるわ」
「じゃあ、もしかしたら、『べき』と、『ねばならない』を、いつもの半分くらいにされてみたら、江鳩さん、普段よりリラックスして、色々お話してくれるかもしれません」
「なるほどね。試してみるわ。足立さん、ありがとう」
栗栖さんが紅茶を飲みながら、ニッコリ笑ってくれた。
栗栖さんと江鳩さんの話し合い、うまくいくといいな………
週末、私は以前にお約束した通り、また『ジュリー・マリー・キャピタル』の栗栖さんのお見舞いに行く事にした。
病院に着き、約束の時間にナースステーションに声をかけると、栗栖さんは既に廊下に立って待ってくれていた。
「足立さん、こっちこっち」
栗栖さんの方を見ると、栗栖さんは、部屋着のような服の上に、明るいピンクの薄手ストールを纏っていた。入院したばかりの頃より、だいぶお元気そうだった。
病院屋上にある院内レストランに誘われて、栗栖さんと席に座り、紅茶セットを頼んだ。
「栗栖さん、ご回復されつつあるようで良かったです」
「ありがとう、足立さん……。実は私ね……このあと江鳩とも、会う約束をしてるのよ」
栗栖さんが切り出した。
「江鳩さんと……?? 」
「ええ。入院して、時間が出来て、色々考えたの。今まで私、江鳩に対して、チョット厳しくしすぎていたなぁ、って。だから今日は、お互い正直に話をしたいと思ってるわ」
「正直に…………」
江鳩さん、『X社』の不正のこと、話せるだろうか。
ふと、江鳩さんの顔が頭をよぎった。
「私が社会に出た時代はね、“女性”というだけで、いつも肩肘張っていなければ、すぐに淘汰される時代だった。だから私は、“後輩の女性には優しく、男性には厳しく”という姿勢でやってきた。それが私なりの『アファーマティブ・アクション』のつもりだった」
「『アファーマティブ・アクション』……?? 」
「日本語では『積極的格差是正措置』とも言うわ。
あらゆる人にとって暮らしやすい社会を実現するために、社会的に差別されている人たちを救済する措置をとっていこう、っていうものなの。
例えば、国会議員に女性が極端に少ない国で、強制的に一定割合の議員を女性にしていく取り組みとかね」
「……じゃあ、『Folks Japan』のインタビューで栗栖さんがおっしゃっていた、“リーマソ・ブラザーズが『リーマソ・シスターズ』であれば、経営破綻の原因となったサブプライムローン問題も避けられた”っていうのも、もしかして……」私が訊いた。
「そうよ。雑誌って、キャッチ―な台詞を好むし、あのくらい強く言いきることで、女性に元気と勇気を持ってほしかった。
でも、私自身が若い頃にされた扱いや、感じた理不尽を知らない世代が見たら、“栗栖は逆差別を推奨している”、って受け取られてしまうかもしれないわよね……。私も江鳩に対しては、期待もあって、他の社員よりも厳しい指導をしてしまっていたかもしれない。なかなか難しいわ……」
「栗栖さんは、男性も女性も活躍できる会社にしたい、とお考えなんですよね……。」
「そう。だからうちの会社のメンバーも、ちょうど男女半分ずつ採用にしたの。
『Folks Japan』に記事が載ったから、最近よく聞かれるのよ。“『ジュリー・マリー・キャピタル』は女性だけの会社ですか?”って」
栗栖さんが笑う。
「でも、決してそういうわけじゃない。私は、男性に偏り過ぎたビジネス界に警鐘を鳴らしたかっただけ。本当に大切なのは“多様性”と考えているわ。性別、人種、年齢、キャリア。色々な立場の人が混ざっている組織のほうが、強く、正しくあることができる」
「多様性が大切、という考え方には私も大賛成です。
ただ、この前、栗栖さんの代理としてお会いした密森さんとお話したときには、密森さんのお考えは『ジュリー・マリー・キャピタル』の社風と、ちょっと違うような気がしたのですが……」
――――密森さんは、江鳩さんを辞めさせるつもりみたいだった。
“多様性が大切”っていうなら、メンタル不調になったという理由だけで、江鳩さんを追い出してほしくない。
「あら、そうでもないわよ? 密森って、実力第一主義の考えで、少し言葉が正直すぎるところがあるんだけど、ウチの会社の理念を、よく理解してくれている人。
だから私が不在の間、代理として指名したの」
「そ、そうですか……」
密森さんに対して私が感じた違和感について話せる展開になったら、江鳩さんのことや、『株式会社E・M・A』との産業医契約が終わりそうなこと、話そうかなと思ったけれど、栗栖さんの密森さんに対する信頼は絶大のようで、私は、話のきっかけを上手くつかめなかった。
「それに、ね。私って今まで、時代の流れにうまく乗っていただけの部分もあったと思うの。好景気で採用されて、男女雇用機会均等法が広まった時代に女性登用の流れに乗ったこと、バブル崩壊後も雇用が途切れなかったこと、そして、リーマソ・ショック直後に事業を立ち上げて、その後の景気回復の波に合わせて業績を上げたこと……。
今までは『私が、私の実力でやってきた』、と思っていたけれど、人を厳しく指導したり、批判できるような力が、本当に私自身に、あったのかどうか。むしろ、時流や周囲に助けられてばかりだったのかもしれない」
栗栖さんが不安そうな顔をした。
「ねぇ、足立さん。これから江鳩と話すとき、どういうことに気を付けたらいいのかしら」
「えっと……。それは…………」
栗栖さんにお見せしようと“心理的安全性”について資料を作ったときのことを思い出す。
「栗栖さん、私には、あまり難しいことは分からないのですが、ある本に書いてありました。完璧主義で、頑張りすぎてしまう人は、他人にも自分にも厳しくしてしまいがちだ、と。
それで、そういう時は『~~べき』、『~~ねばならない』っていう、心のバリアをなくすようにすると、上手くいくらしいんです」
「『べき』と、『ねばならない』……それ! 私、しょっちゅう心の中で言ってるわ」
「じゃあ、もしかしたら、『べき』と、『ねばならない』を、いつもの半分くらいにされてみたら、江鳩さん、普段よりリラックスして、色々お話してくれるかもしれません」
「なるほどね。試してみるわ。足立さん、ありがとう」
栗栖さんが紅茶を飲みながら、ニッコリ笑ってくれた。
栗栖さんと江鳩さんの話し合い、うまくいくといいな………
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