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不良少年擬きの写真フォルダ

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俺、小松《こまつ》 亜侑人《あゆと》は平日の真昼間に自室のベッドの上で仰向けに寝転んでいた。

「今頃、同級生たちは高校で授業を受けているんだろうな~。」

停学になったのはこれで通算2回目。一年生の時に1回、今年に入ってこれで1回目。どれも暴力行為による停学だ。あと1回停学になるような行為をしてしまうと退学になってしまう。

「どれも誤解なんだけどな~。」

一回目は痴漢を見つけ助けようとしたら痴漢犯と勘違いされ、二回目は何も知らずに開いた部屋が女子更衣室で痴漢の前科があった俺は意図的だと決めつけられそのまま停学。
金色の髪色が悪いのか、気崩した制服が悪いのかどれもこれも俺のせいになってしまったのだ。

「退学にはなりたくないし、お金もないし、自主退学しようかな。」

そんなことを考えながら、人生4度目の停学期間を過ごしたのだった。



★★★★★★



退学期間が終了して、俺は学校に登校する。
学校に到着し、教室にはいると何人もの生徒の目がこちらを見てひそひそと会話しているのが目に入る。暴力沙汰の一件が全員の耳にも届いているのだろう。

俺は暴力なんかやってません!

そんな風に思いながら俺は見てくる奴らを無視して、自分の席に座りイヤホンで音楽を聴く。

そんな中、隣の席に一人の女の子が座って来た。
その子は俺が停学になる前の隣の席だった子とは違う子だった。

艶やかな黒色の髪は胸のあたりま伸び、顔も整っている。
出るところは出て誰が見ても可愛いと言わんばかりの女の子の名は確か、松本《まつもと》 楓《かえで》。
その美貌から何人もの男子から告白されたが、ごめんなさいの一点張りで断り続けている、色恋とは無縁な真面目な子らしい。

「なぁ。席替えしたの?俺、どこの席?」

俺はイヤホンを外し、彼女に話かけると彼女はお手本のような作ったような笑顔で

「席替えはあったけど、君の席はそのままだよ。」

というと答えてくれた。彼女は席に荷物を置き友達の所へ行き楽しそうに話し始めた。
俺は聞こえないかもしれないが一応、小さく感謝の言葉を伝え再び歌を聞き始めた。

それが彼女、松本《まつもと》 楓《かえで》との初めての会話であったが、彼女も暴力沙汰のことを知っているのだろう、それから一週間ほど彼女と話すことは無かった。




そんなある日の休み時間、俺が屋上で一人でメシを食べていると見覚えのある女子が話しかけてきた。確か、クラスでカーストトップの座に君臨する茅沼《かやぬま》 愛花《あいか》だったはず。彼女が何の用だろう。

「小松 亜侑人、ちょっといい?」
「なんだ?今、メシ食ってるんだが。」
「あんた、お金に困ってるらしいね。」
「それがどうした?」
「あんたに頼みがあるんだけど、それをしてくれたら10万円あげるよ。」

今の俺にとって10万という大金は喉から手が出るほど欲しいものだった。

「10万か。それは心揺さぶられるな。何をすればいいんだ?」

俺がそう聞くと、彼女たちは少し笑いながら言う。

「あんた、ホントにお金に困ってんだね。することは簡単だよ。
 今アンタの席の隣の松本 楓って居るだろ。」
「ああ。」
「そいつが退学になるような情報を持って来てほしんだよ。写真とか。それだけ。」
「何でそんなこと俺がしなくちゃいけないんだよ。自分でしろよ。」
「いいの?10万だよ。10万。」
「そんな最悪なことで金なんて稼ぎたくねーよ。」
「そんなこと言っていいのかな?
 私があなたに暴力振るわれたって騒げばあなたが退学になるのよ。
 あなたが否定したところで誰があなたの証言を聞き入れるかしらね~。」
「最初から俺に断る選択肢はないのかよ。」
「分かればいいのよ。それじゃあよろしく。」

そう言って彼女は笑いながら屋上から去って行った。
俺は面倒くさいことに巻き込まれてしまったと思いつつ残りのメシを食べて戻った。



★★★★★★



早速、放課後から俺は言われた通り松本 楓が退学になりうる証拠写真を撮影するべく彼女を尾行を始めた。

しかし、どれだけ尾行を続けてもそんな情報は出てこなかった。それどころか、困っている子供やお年寄りを助けたり、落とし物を届けたり、ゴミを拾ったりと彼女の人柄が見た目道理であることを証明するような情報ばかりが見つかった。

彼女からは証拠写真を掴むことは出来ないなと尾行を辞めようと思ったとき、彼女がいきなり走り出し、細い路地へ曲がって行った。
俺はこれは何かあると思いその後を追った。

が、その先には彼女の姿はなかった。



「私に何の用?」



そんな声が俺の後ろから聞こえ振り返ってみると、そこにはさっきまで俺が尾行していたはずの松本 楓が立っていた。
俺は何とかバレまいと言い訳を考えていると、

「あなた、私の事好きなの?」

彼女はいきなり、そんなことを言い出したのだ。

「はい?」
「あなた、私の事好きだから尾行していたんでしょ。
 過去にも同じようなことしてきた人がいたから分かるのよ。」
「え、いや。」
「ごめんなさいね。
 私はあなたの事何も知らないからあなたの好意は受け取れないわ。
 それじゃあ私は帰るので。」

彼女は俺に発言の時間を与えることなく捲し立てて、勘違いして去って行った。

「好きじゃないんだが。。。」

とりあえず、証拠写真のことについてバレなかったことだけは不幸中の幸いだった。





翌日は警戒されていると思い尾行はしないことにしたが最近は尾行に時間を使っていたためすることが無いことに気付き、とりあえず今日の放課後は屋上で眠ってから帰ることにした。

しばらく眠って、目が覚めたのでいい時間だし帰ろうかと思い屋上を出て、
学校の中を歩いていると、図書室に人影が見えた。
俺はなぜか気になり、覗いてみるとそれは本を読んでいる松本 楓だった。
しばらく見ていると、彼女が本を読みながらフフフっと笑みをこぼした。
皆といるときとは違う、作っていない笑みだった。
その表情を見て、俺はその瞬間胸が高鳴った。

「普通の笑顔できるじゃないか。」

俺はそう思った。
その後は彼女に気付かれないようにその場を去ったのだった。




それから何日か経ち尾行を再開したが、何も出てこず辞めようと思っていた時、
再びカーストトップの茅沼に呼び出された。

「どうだ?何か松本 楓の情報は見つけたか?」
「いや、まだ。一回バレかけて尾行辞めてたから何も掴めてない。」
「そんなことだろうと思った。そんなお前にいい話がある。」
「いい話?」
「あいつのデマ情報を持ってきた。こいつを流せば10万やるよ。
 これであいつも退学確定だろうな。」

そう言って彼女が渡してきた紙に書かれていたのはとんでもないことだった。


『松本 楓は援助交際をしている。』


「どうだ?」

そう聞かれたとき俺は松本 楓の顔が思い浮かんだ。
困った人を助ける彼女、本を読んで微笑む彼女。

「……すこし、考えさせてくれ。」

そう言って俺はその場を後にした。
部屋を出ると、背後から声を掛けられる。

「いいよ、そのデマ。流しても。」

振り返るとそこには松本 楓が立っていた。

「お前、聞いてたのか。」
「うん、たまたま通りかかったら私の名前が聞こえてきてね。」
「流していいって、お前退学になるぞ。いいのかよ。」
「いいのよ。私は別に行きたくて学校に通っているわけではないから。誰かが私の退学を望むならそうするよ。こんなことも慣れてるし。」

彼女はまた作りもののような笑顔をして帰って行った。




あんなことがあったにもかかわらず翌日、彼女は学校へ来たが机に開いた教科書を睨んで少し悩んでいる様子だった。覗き込んでみるとそれは数学の問題だった。

「そこはこの公式を使うんだよ。」

俺が後ろからそう声を掛けると、彼女は僕の方を向いて

「ありがとう。君、賢いんだね。いろんな噂聞くから、馬鹿なのかと思った。」
「ひどいな。学生の本分は勉強だろ。」
「そうだね。」

彼女はまたいつもの笑顔で笑った。

「ついでにここも分からないんだけど教えてくれない?」

そう言われて俺は彼女の隣に自分の椅子を持っていき勉強を教えた。

「勉強する君、なんかかっこよく見えるね。」
「え?」

彼女がそんなことを言って来て彼女の方に顔を向けると、思ったよりも彼女との距離が近かったのか、しばらく目が合い見つめあう。
俺は恥ずかしくて咄嗟に目をそらした。

何度か深呼吸をし、心を落ち着かせてもう一度彼女の方に目を向けると彼女は何事もなかったかのようにさっき教えた問題を解いていた。
恥ずかしがった俺がバカみたいじゃないか。

その時、授業開始の鐘が鳴り響き俺は椅子を戻し席に戻った。
その光景を遠目から見ていた茅沼 愛花に俺は気付くことは無かった。
それからは何事もなく1日が過ぎた。





そしてその翌日、事件は起こった。
登校するといつもよりなんだか教室が騒がしい。
黒板に目をやると、そこにはデカデカと

『松本 楓は援助交際をしている。』

と書かれていた。
耳を澄ましてみると、みんなが話しているのはそのことだった。

やれ、最低だの。最悪だの、友達辞めるだの。
そんな言葉が口々に紡がれているのを耳にして俺は咄嗟に声が出る。

「あいつは、、松本 楓はそんなことする奴なんかじゃない!」

俺がそう言うが、

「お前が言っても誰が信じるか。」
「最低同士お似合いだ。」

と、誰も俺の言葉を信じてくれなかった。
そんな時、松本 楓が教室にやって来た。
彼女にクラス全員が目を向ける。
彼女も黒板の文字を読み状況を理解したのか踵を返し、教室を出て行った。
彼女を追ったが見つけることは出来なかった。
そして、この事件の原因であろう一人の女を屋上に呼び出した。

「少し考えさせてくれと言ったはずだが?」
「何のことかしら。」

俺が問い詰めると、茅沼 愛花はとぼけた。

「あんただろ。あの情報流したの。」
「どうしてあたしなのよ。証拠はあるの?」
「こんなことするのはお前しかいないだろ。」
「それじゃあ、証拠にはならないわね。話はそれだけ?」

何を言っても、自分ではないととぼける彼女にだんだん腹が立ってきた俺は右の手の拳に力を込めて、彼女に向けて放とうとする。
その刹那屋上の扉が開かれる。

「暴力しちゃダメ!」

その声の主は松本 楓だった。
彼女の姿を見た茅沼 愛花はチッと舌打ちをして、屋上をすぐさま去って行く。

「お前、どこ行ってたんだよ。探したんだぞ。」
「ごめんごめん。でも、殴っちゃダメだよ。次は退学なんでしょ。」
「ああ、ありがとな。」
「感謝するのは私の方だよ。」

彼女はそう言って俺の方に近づき、優しく抱きしめる。

「私はね、学校には大学に行くための勉強をしに来てるだけなの。でも、私は要領が悪くて勉強もできない。学校に行く意味がないと悩んでいた時にこれだよ。せめて友達とは仲良くしようと思って常に笑顔でいるように心がけてるんだけどね。私はホント、何にもできないね。こんな私のために怒ってくれてありがとね。私は、もう大丈夫だから。」

頭を撫でられながらそう言われる。
彼女は俺に悩みを打ち明けてくれた。
その言葉は、少し震えているように感じたが、顔は見えなかったので、分からなかった。俺は何とかしてやりたいと思った。





しかし、次の日から俺の隣の席は空席になってしまった。
彼女が来なくなってから学校が何か物足りなく感じる。
最近は暴力沙汰などせずに平穏な学校生活で楽しい生活を送れていたし、何なら学校へ行くことが楽しかった。
最近は家を出る前には気崩していた制服もちゃんと着るようになったし、見る景色も一段と明るくなったような気がする。
そんな風に感じ、自分の中での彼女の存在が大きかったことに今更ながら気付いたのだった。
このまま来なくなってしまえば退学してしまうのは自分ではなく彼女かもしれない。
そう思った俺は彼女を探し始める。
いつも尾行していた道を放課後歩いて回る。
いつも立ち寄っていたお店、公園。
しかし、どれだけ探しても、松本 楓の姿は見当たらなかった。

そんな時、再びあの女に呼び出される。しかも、休日に。
俺は嫌な予感がしたが集合場所のショッピングモールに向かう。
集合場所に到着すると、すでに茅沼 愛花が来ていた。

「遅い、行くよ。」

そう言って、彼女はそそくさとある場所に向かって歩き始めた。
そして到着したのは映画館だった。

「はい?映画見んの?」
「な訳ないでしょ。あれよ。」

そう言って彼女が指を指した方向を見るとそこには松本 楓がいた。それも男と。俺は少し心がざわついた。

「写真撮りなさい。それを私にくれれば約束のお金あげるわよ。」
「その写真どうするんだよ。」
「どうするって、決まってるでしょ。晒すのよ。学校を休んでいる松本 楓は男と遊んでいます~って。前の援助交際の件は退学にまではならなかったけど、今度こそあの子は退学でしょ。」
「何でお前はあいつに退学してほしんだ?」
「鬱陶しいのよ。何にもできないのに、男にはモテて。私の、、、、。私の邪魔までして。どうしてあいつがいい目を見て、私が悪い目を見なきゃいけないのよ。」
「そうか。」

その言葉を聞き、俺はボタンを押す。


ピッ


という電子音が鳴り響く。

「それじゃあ、その写真私に送りなさい。」
「写真?撮ってないけど。」

そう言う俺の手にはカメラではなく、ボイスレコーダーが握られていた。

「ありがとな。用意してきて正解だったわ。」
「それ、渡しなさい。」

そう言ってボイスレコーダーを奪おうとしてくる。

「無理だ。これは学校に提出する。」
「そんなことさせるわけないでしょ。」
「これを学校が知ったら退学するのはお前かもな~。」
「あんたのことを誰が信じるのよ。」
「さすがに今回は証拠があるからな。」

彼女は少し黙り込むと、

「……学校に提出するのだけは辞めて。もうしないから。
 何でもするから。……お願いします。」

彼女は涙目になって俺に頭を下げてお願いしてくる。

「そうか。じゃあ、これを学校には提出しない。その代わりお前の親には見せる。
 そんで、松本 楓に謝ってこい。」

その言葉に彼女は肩を落として、頷いた。



★★★★★★



それから、俺はボイスレコーダーを茅沼家に持って行った。
その後、親と一緒に松本家に謝りに行ったらしい。

ちなみに、あの日映画館で松本 楓が一緒にいた男は兄らしい。兄がいるなら先に言って欲しいものだ。

それからは隣の席も空席になることは無く、再び楽しい学校生活が戻って来た。
彼女を尾行することからも逃れ、今は一緒に帰ることが多くなっていた。

「聞いたよ~。茅沼さんが謝りに来たの君のおかげなんだってね。」
「そんなことないよ。」
「ありがとね。そのお礼言っては何だけど、、、」


彼女は俺の前に出て、振り返ってこう言う。

「今度、デートしよっか。亜侑人君。」

俺は驚いて彼女を見ると、彼女は少し照れたように笑った。
その、笑った彼女の顔はあの時の本を読んでいるときの笑顔だった。
俺は急いでカバンからスマホを取り出し、彼女を写真に撮った。

これから先、俺の写真フォルダには彼女との思い出の写真がたくさん入れられていくことになる。

この写真はその最初の1枚だ。

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