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第四章
4-30.聖女って意外と楽ちん?
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「私が認めようが認めまいが関係ないってこと?」
「そういうことじゃよ、ディアナちゃん」
うんざりとした顔をするディアナとは対照的にニコニコ顔で隣に座る教皇は彼女の右手を両手で挟んで離さない。
愛おしそうに摩る様子に物申したいレーンではあったが、本教会最奥の客間、教皇の部屋にも等しいというのに主人を差し置き上座に座らされていては文句も言えない。老人が孫を可愛がる、そう思い込むことでこの部屋に入ってから続けられている『おさわり』に目を瞑ることにしたのだ。
「聖女っていうのは特定の何かしなければいけないのですか?例えば毎日定時刻に教会に訪れてお祈りをする、とか……」
実行犯たるアウギュストにうさを晴らして一先ずの満足を得たのだろう。盛大に行われたフローラ快気祝いに参加したレーン一行は大公一族に見送られて翌朝ビスマルクを発った。
夜通し走るヨンデルなど軽く追い越し、その日の内にフィラルカ聖教国へと辿り着いたのは偏にミネルバが優秀過ぎる乗り物であるが故。
諜報員ユースケの伝手で枢機卿ガストリスと顔を合わせることとなったディアナは『聖女ではない』と宣言した上で悪さをしていた枢機卿ゲムルギスのことを話した。
事前に到着が知らされていたこともあり、そのまま教皇へと引き合わされたディアナはそこでもまた聖女ではない旨を伝えたのだが、聞いていたのかいなかったのか、はたまた聞く気すらないのか、何の疑いもないままに翌日帰り着くことになるヨンデルの到着を待って始まる捕縛劇のための準備が進められることとなったのだ。
「いいや、逆だ、ルイス殿。聖女という【最高神エンヴァンデ】に次ぐ立ち位置であるからこそ我々信者がディアナ女史に何かを強要するなどできるはずもない」
一人は捕らえられて脱落、もう一人とは『聖女発見の功績』により圧倒的大差をつけた。次期教皇の座を確実としたガストリスは機嫌良さげにルイスの質問に返答を寄越す。
しかもこのルイス、敬虔な信者である上に聖教騎士団を圧倒する戦闘力を持つ。更に、扱う魔攻機装が穢れなき純白とくれば、恋人だと紹介されたレーンを差し置き、影から聖女を護る機士なのだと勝手な推測をされてしまっている。
「じゃあ別にここに居なくちゃいけなくもないし、好き勝手してても教会から何かしら縛りを受けることもないのね?」
「負担や枷など煩わしいことは一切ない。それならディアナちゃんも納得するじゃろう?」
存在が通達されるのは各教会の上層部のみで、顔や名前は伝えない。当然のように一般への公表は無しであり、現状に何も変わりがないとまで言われてしまえば首を縦に振るしかなかった。
「逆に、教会に立ち寄り身分を明かしてくだされば、いついかなる時であれども最優先で助力するよう通達をしておきます」
「その目印がこのキーホルダーってわけね?」
「御意に」
服の隙間から引き抜かれた棒は一振りで蝶のような羽根を開く。
黒レースで造られた美麗な扇面。一見すると女物のようではあるが、与えられた扇子は見る者が見れば教皇の持ち物だと分かる代物。仲骨を留める要には小さいながらも教会のシンボルたる十字架が細工され、そこから伸びる細い銀のチェーンには水晶のような透明な雫石が繋がっている。
この美しき石こそが教会における特別な身分証であり、特殊な波長の魔力に反応することで中に込められたメッセージが読めるようになる高度な魔導具なのである。
「この後はキファライオ王国へ行かれるとユースケより聞いておりますが、それは誠ですかな?」
「ええ、何か問題でも?」
「蛮国メラノウンと戦争間近という彼の国は、傭兵ギルドを通して人を集めているものの劣勢は変わらない様子。わざわざそのような危険な場所に行かれるのは如何なものかと」
ガストリスの心配は当然の愁い。せっかく現れた聖女が戦争で死んだなどという最悪が起これば世界は計り知れない損失を被ることとなる。そんな危険は摘みとれるのなら取ってしまいたいと考えるのは正常な思考だろう。
「恐れながら聖女様。さしでがましいとは思いますが、私の本音を言わせて頂ければ戦争などという恥ずべき行為を既に始めてしまっている我が母国とアナドリィ王国とで苦しむ人々をお救いくださればと願います」
遠慮がちながらも強い意志を露わにしたのは、同じソファーに浅く腰をかけ羨望の眼差しをディアナへと向け続けていた金髪の修道女。彼女は、ユースケが聖女発見の報告をした際に見かけたアリエンヌ、エヴリブ公国の公爵令嬢である。
女性にしては珍しく一教会を任される立場にある司教位を賜ったのは、貴族出身の修道女によくあるお布施によるものだけではない。
昼間はさも当然のように下位たるシスター達に混じり教会を訪れる人々の世話をし、夜は夜で寝る間を惜しんで祈りを捧げるという【最高神エンヴァンデ】に仕えることこそが生き甲斐だと言わんばかりの行き過ぎた信仰心が周知されているからこその立ち位置。
こうしてこの場に呼ばれたのも教皇の耳にも入る熱心さが報われたからこその褒美。しかしそれは建前であり、その実、これっぽっちも靡く気配のないアリエンヌに対しガストリスが撒いた餌だとは誰も知らない。自分のお陰で聖女と対面できるのだぞ、と恩を着せる腹づもり。
唯一、彼らの座るソファーの背後に控えるユースケのみが『ああ、まだ喰われてないのね』と興味もなさげな感想をもったのみだ。
「真偽は別としてディアナの再生魔法を当てにしているのなら根本が間違ってるぞ? 戦争では負傷する者が多く出る。それを助けたいと願うなら医者を派遣するべきだ」
再生魔法には強い治癒力がある。しかしそれは魔力に依存するものであり大した数はこなせない。気力、体力の続く限り治療が続けられる医者とは役割が違うのだ。重度の治療を行う再生師、それと対を成すのが大勢を救える医者なのである。
本物の聖女であれば完璧な再生魔法を大勢にかけることも可能であったかもしれない。しかしそんなものは物語りだけの話しであり、聖女だとされてしまったディアナには到底不可能。
「それは分かっております。ですが……」
凛とした姿勢は美しき彼女を引き立てる材料。優しそうな空色の瞳には長いまつ毛が生え、強い意志が感じられるのは確固たる信念を持っているから。貴族特有の整った顔立ち、欲を掻き立てないようゆったりと造られた修道服からですら分かるスタイルの良さ。
ディアナやキアラにも決して見劣りのしない姿に、暇を持て余したレーンが視線で犯して遊ぶほどの女性。気を取られぬよう意識していたルイスでさえ、幾度となくさりげない視線が向いてしまっていた。当然、隣に居たニナには感づかれていたのだが、そんなことに気が付くルイスではない。
「教皇が不干渉を宣言したそばからお前が破ってどうする?」
「も、申し訳ございません」
「母国の関わる戦争だ。手を差し伸べてやりたい気持ちは分からんでもないが、他人に頼る前にまず、お前が動くべきなんじゃないのか?逼迫した医療現場など、例え素人の手でも欲しくて仕方ないはずだ」
目を見開いたアリエンヌはそんなこと思いもよらなかったと言わんばかり。急にソワソワとし始めた様子からも早くこの場を辞して行動に出たいのだろうとは思える。しかし、時刻は既に夜。『一晩俺と遊んでからにしたらどうだ?』と心の中で問いかけたレーンだが、その答えを一刀で斬り捨てられる想像がなされて鼻で笑う。
(猪突猛進とはこのことだな。こういう女は扱いが面倒だが、見ている分には面白い。見た目は良いのに残念だな)
「じゃあ、私達は明日帰るってことで今日は泊まっていって良いのよね?」
「勿論だ、ディアナちゃん。降臨祭に次ぐ料理でもてなすよう言いつけてあるぞ?」
「あら本当? 悪いわね」
「なぁに、ディアナちゃんのためなら皆も喜ぶじゃろて。
それより、今宵はこの老いぼれにディアナちゃんの武勇伝をたくさん聞かせておくれ」
「武勇伝って……面白いかどうかは知らないけど、あまり遅くまでじゃなければ付き合ってあげるわ」
「おおっ、ラッキー!長生きはするもんだな。明日フィラルカを出るのならワシは一晩中でも良いんだがのぉ?」
「先約がいるからダメよ?おじいちゃん」
「残念、無念。失恋じゃ……」
人前では威厳ある教皇を演じるこの男もディアナの前ではまるで仮面を外したかのよう。
孫を前にはっちゃけるジジイどころか、町でナンパでもするかのような態度。時間を追うごとに馴れ馴れしくなる教皇はもしかしたら、聖女のエネルギーに充てられ若返ったのかも知れない。
平均寿命が六十そこそこの世界にありながら教皇は御歳八十歳。次期教皇に内定された枢機卿ガストリスはいつ教皇の座に着けるのかは神のみぞ知る。
「そういうことじゃよ、ディアナちゃん」
うんざりとした顔をするディアナとは対照的にニコニコ顔で隣に座る教皇は彼女の右手を両手で挟んで離さない。
愛おしそうに摩る様子に物申したいレーンではあったが、本教会最奥の客間、教皇の部屋にも等しいというのに主人を差し置き上座に座らされていては文句も言えない。老人が孫を可愛がる、そう思い込むことでこの部屋に入ってから続けられている『おさわり』に目を瞑ることにしたのだ。
「聖女っていうのは特定の何かしなければいけないのですか?例えば毎日定時刻に教会に訪れてお祈りをする、とか……」
実行犯たるアウギュストにうさを晴らして一先ずの満足を得たのだろう。盛大に行われたフローラ快気祝いに参加したレーン一行は大公一族に見送られて翌朝ビスマルクを発った。
夜通し走るヨンデルなど軽く追い越し、その日の内にフィラルカ聖教国へと辿り着いたのは偏にミネルバが優秀過ぎる乗り物であるが故。
諜報員ユースケの伝手で枢機卿ガストリスと顔を合わせることとなったディアナは『聖女ではない』と宣言した上で悪さをしていた枢機卿ゲムルギスのことを話した。
事前に到着が知らされていたこともあり、そのまま教皇へと引き合わされたディアナはそこでもまた聖女ではない旨を伝えたのだが、聞いていたのかいなかったのか、はたまた聞く気すらないのか、何の疑いもないままに翌日帰り着くことになるヨンデルの到着を待って始まる捕縛劇のための準備が進められることとなったのだ。
「いいや、逆だ、ルイス殿。聖女という【最高神エンヴァンデ】に次ぐ立ち位置であるからこそ我々信者がディアナ女史に何かを強要するなどできるはずもない」
一人は捕らえられて脱落、もう一人とは『聖女発見の功績』により圧倒的大差をつけた。次期教皇の座を確実としたガストリスは機嫌良さげにルイスの質問に返答を寄越す。
しかもこのルイス、敬虔な信者である上に聖教騎士団を圧倒する戦闘力を持つ。更に、扱う魔攻機装が穢れなき純白とくれば、恋人だと紹介されたレーンを差し置き、影から聖女を護る機士なのだと勝手な推測をされてしまっている。
「じゃあ別にここに居なくちゃいけなくもないし、好き勝手してても教会から何かしら縛りを受けることもないのね?」
「負担や枷など煩わしいことは一切ない。それならディアナちゃんも納得するじゃろう?」
存在が通達されるのは各教会の上層部のみで、顔や名前は伝えない。当然のように一般への公表は無しであり、現状に何も変わりがないとまで言われてしまえば首を縦に振るしかなかった。
「逆に、教会に立ち寄り身分を明かしてくだされば、いついかなる時であれども最優先で助力するよう通達をしておきます」
「その目印がこのキーホルダーってわけね?」
「御意に」
服の隙間から引き抜かれた棒は一振りで蝶のような羽根を開く。
黒レースで造られた美麗な扇面。一見すると女物のようではあるが、与えられた扇子は見る者が見れば教皇の持ち物だと分かる代物。仲骨を留める要には小さいながらも教会のシンボルたる十字架が細工され、そこから伸びる細い銀のチェーンには水晶のような透明な雫石が繋がっている。
この美しき石こそが教会における特別な身分証であり、特殊な波長の魔力に反応することで中に込められたメッセージが読めるようになる高度な魔導具なのである。
「この後はキファライオ王国へ行かれるとユースケより聞いておりますが、それは誠ですかな?」
「ええ、何か問題でも?」
「蛮国メラノウンと戦争間近という彼の国は、傭兵ギルドを通して人を集めているものの劣勢は変わらない様子。わざわざそのような危険な場所に行かれるのは如何なものかと」
ガストリスの心配は当然の愁い。せっかく現れた聖女が戦争で死んだなどという最悪が起これば世界は計り知れない損失を被ることとなる。そんな危険は摘みとれるのなら取ってしまいたいと考えるのは正常な思考だろう。
「恐れながら聖女様。さしでがましいとは思いますが、私の本音を言わせて頂ければ戦争などという恥ずべき行為を既に始めてしまっている我が母国とアナドリィ王国とで苦しむ人々をお救いくださればと願います」
遠慮がちながらも強い意志を露わにしたのは、同じソファーに浅く腰をかけ羨望の眼差しをディアナへと向け続けていた金髪の修道女。彼女は、ユースケが聖女発見の報告をした際に見かけたアリエンヌ、エヴリブ公国の公爵令嬢である。
女性にしては珍しく一教会を任される立場にある司教位を賜ったのは、貴族出身の修道女によくあるお布施によるものだけではない。
昼間はさも当然のように下位たるシスター達に混じり教会を訪れる人々の世話をし、夜は夜で寝る間を惜しんで祈りを捧げるという【最高神エンヴァンデ】に仕えることこそが生き甲斐だと言わんばかりの行き過ぎた信仰心が周知されているからこその立ち位置。
こうしてこの場に呼ばれたのも教皇の耳にも入る熱心さが報われたからこその褒美。しかしそれは建前であり、その実、これっぽっちも靡く気配のないアリエンヌに対しガストリスが撒いた餌だとは誰も知らない。自分のお陰で聖女と対面できるのだぞ、と恩を着せる腹づもり。
唯一、彼らの座るソファーの背後に控えるユースケのみが『ああ、まだ喰われてないのね』と興味もなさげな感想をもったのみだ。
「真偽は別としてディアナの再生魔法を当てにしているのなら根本が間違ってるぞ? 戦争では負傷する者が多く出る。それを助けたいと願うなら医者を派遣するべきだ」
再生魔法には強い治癒力がある。しかしそれは魔力に依存するものであり大した数はこなせない。気力、体力の続く限り治療が続けられる医者とは役割が違うのだ。重度の治療を行う再生師、それと対を成すのが大勢を救える医者なのである。
本物の聖女であれば完璧な再生魔法を大勢にかけることも可能であったかもしれない。しかしそんなものは物語りだけの話しであり、聖女だとされてしまったディアナには到底不可能。
「それは分かっております。ですが……」
凛とした姿勢は美しき彼女を引き立てる材料。優しそうな空色の瞳には長いまつ毛が生え、強い意志が感じられるのは確固たる信念を持っているから。貴族特有の整った顔立ち、欲を掻き立てないようゆったりと造られた修道服からですら分かるスタイルの良さ。
ディアナやキアラにも決して見劣りのしない姿に、暇を持て余したレーンが視線で犯して遊ぶほどの女性。気を取られぬよう意識していたルイスでさえ、幾度となくさりげない視線が向いてしまっていた。当然、隣に居たニナには感づかれていたのだが、そんなことに気が付くルイスではない。
「教皇が不干渉を宣言したそばからお前が破ってどうする?」
「も、申し訳ございません」
「母国の関わる戦争だ。手を差し伸べてやりたい気持ちは分からんでもないが、他人に頼る前にまず、お前が動くべきなんじゃないのか?逼迫した医療現場など、例え素人の手でも欲しくて仕方ないはずだ」
目を見開いたアリエンヌはそんなこと思いもよらなかったと言わんばかり。急にソワソワとし始めた様子からも早くこの場を辞して行動に出たいのだろうとは思える。しかし、時刻は既に夜。『一晩俺と遊んでからにしたらどうだ?』と心の中で問いかけたレーンだが、その答えを一刀で斬り捨てられる想像がなされて鼻で笑う。
(猪突猛進とはこのことだな。こういう女は扱いが面倒だが、見ている分には面白い。見た目は良いのに残念だな)
「じゃあ、私達は明日帰るってことで今日は泊まっていって良いのよね?」
「勿論だ、ディアナちゃん。降臨祭に次ぐ料理でもてなすよう言いつけてあるぞ?」
「あら本当? 悪いわね」
「なぁに、ディアナちゃんのためなら皆も喜ぶじゃろて。
それより、今宵はこの老いぼれにディアナちゃんの武勇伝をたくさん聞かせておくれ」
「武勇伝って……面白いかどうかは知らないけど、あまり遅くまでじゃなければ付き合ってあげるわ」
「おおっ、ラッキー!長生きはするもんだな。明日フィラルカを出るのならワシは一晩中でも良いんだがのぉ?」
「先約がいるからダメよ?おじいちゃん」
「残念、無念。失恋じゃ……」
人前では威厳ある教皇を演じるこの男もディアナの前ではまるで仮面を外したかのよう。
孫を前にはっちゃけるジジイどころか、町でナンパでもするかのような態度。時間を追うごとに馴れ馴れしくなる教皇はもしかしたら、聖女のエネルギーに充てられ若返ったのかも知れない。
平均寿命が六十そこそこの世界にありながら教皇は御歳八十歳。次期教皇に内定された枢機卿ガストリスはいつ教皇の座に着けるのかは神のみぞ知る。
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