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第二章 奇跡の光
2-14.観光だと?しゃーねぇなぁ
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用意された屋根の無い自動車へと乗り込むシェリル。慌てたカーヤとノルンはミネルバを飛び降りると、一緒に行きたいとの切願が叶いホッとした表情で彼女の隣に便乗した。
ディアナを乗せたミネルバはシェリル達の乗る変わった自動車に先導される。
延々と続く市壁を見ればエルフ国【レユニョレ】の地上都市たる【エイダフォス】が広大であることは理解していた。
しかし、門を潜った先にあったのは想像を絶する別世界。
幅十メートルを超える滑らかな石畳。真っ直ぐに伸びる道は遥か向こうまで続いているがここまでは許容範囲。しかしその道に溢れていたのは、貴族など一部の裕福な者しか持つことの出来ないはずのバイクと自動車の群れだった。
「なんだ、これ……」
言葉を失うディアナ達の中、レーンが絞り出したのは皆の総意。
徒歩の者も数多くいるが、主要移動手段が明らかにバイク。七対三で自動車の方が少ないが、そんなのは些細なことでしかない。馬車と徒歩が基本の人間達の国。だが、あからさまに文明の違いを感じるのはそこからだけではない。
実際には市壁の外からでも見えていた。しかし全体像が見えるのとでは迫力が段違い。
メインストリートの両脇で壁のように立ち並ぶのは十階など優に超えるだろう見上げるばかりの巨大な建物。それが脇道の先にも見えていることから、このレベルの建物が普通なのだと認識させられてしまった。
王宮や王城など特別な建物を除けば精々高くとも六、七階建てが普通である人間の住む町。その倍近い高さの建物群など初めて目にするルイス達は、瞬きも忘れてただただ圧倒される景色を目に焼き付けていた。
シェリルの乗る自動車の更に先を先導する二台の白いバイクが大通りを進めば、混雑していた道は潮が引くかのように明け渡される。
両端に寄ったエルフ達から向けられているのは羨望の眼差し。その者達へ微笑みながら軽く手を振るシェリルだが、それに続いて進んで行くミネルバへは当然のように好奇の視線が向けられることとなった。
△▽
地上から千メートル上空に位置する天空都市【ウラノス】へは、太さ十メートルの柱の中に埋め込まれたエレベーターという乗り物でしか往来が許されない。
「すっごいね、コレ。足がすくんでしまうよ」
そのエレベーターに乗れるのもカーストLevelがⅠ~Ⅲに認定されている上位者と特別な許可証を持つ者のみ。
もし仮に魔攻機装を纏いアリベラーテを駆使して到達したとしても、魔力障壁にも似た『バリア』と呼ばれる魔力の壁が展開されてしまいたどり着く事は出来ないとの説明である。
「その言い方だと、なんだか初めてみたいじゃない?」
「あぁ、私は生まれも育ちも獣人の国【ルピナウス】なんだ。【レユニョレ】に来るのは初めてだし、当然、天空都市【ウラノス】に行くのも初めてのことだ」
「呆れた。よくそれで任せとけなんて言えたわね」
「でも、何とかなっただろ?」
「ふふっ、そうね」
透明な壁に手を突き、二人並んでグングン小さくなる地上都市を眺めていた美女二人。
エレベーターの周囲は全てガラスにも似た透明性の高い素材で出来ており、周りの景色が一望出来るようになっている。更に言えば床までもが透明であり、動き出しから目を奪われていたルイスに至っては中程まで登った今でさえ背筋の中に埋もれる神経を柔らかな羽根で撫でられているかのようなゾクゾクとした感覚が纏わりついて身動ぎ一つ出来ずに固まっていた。
「ル~イスっ!」
「ひぃぃぃぃっ!?」
「貴方まさか……怖いの?」
それに気付いたディアナはルイスの背後に忍び寄るとワザと派手に抱き付いてみせる。
本来なら背中に当たる弾力にドギマギした対応をして見せるルイスだが今はそれどころではなく、まともに返事を返す事ですらままならないでいる。
そんな彼を見て口の端を三日月のように吊り上げたディアナは、へっぴり腰ながらも抵抗する姿勢を見せるルイスの手を引っ張り壁際へと引き摺り始めた。
「ほらっ、何処にいても怖いのなんて一緒なんだし、折角だから景色を楽しみなさい?」
音すら出ず、声になっていない声を上げながら激しく首を振り拒絶を示すものの、悪戯心に火が付いたディアナにはそれすらご馳走でしかない。
「ほら、二度と見れないかも知れないんだぞ?貴重な経験は余すことなく体験しておくべきだ」
興の乗ったシェリルまで楽しそうにルイスの手を引っ張る。
「ちょっ!!シェリルさんまで!?」
「また “さん” 付けで呼びおって……もう許さん」
最後の抵抗とばかりに床に伏したのだが、顔を近付けた床も透明なことに気付いたルイスの見開いた目が捉えたのは遥か彼方に見える地上。
「げっ!?」
身体が硬直を示した一瞬で床にしがみつこうとした努力は無に返る。
いくら抵抗を見せようとも動き出してしまえば止まらない。壁際へと引きずられて行くルイスには、相手が力で劣る女性だからとて二対一では最早止めようがなかった。
△▽
「酷いっ……酷すぎるっ……」
半泣きで不貞腐れるルイスは案内された部屋の壁にもたれてやさぐれている。
一応の謝罪はされはしたが、同行したエルフを始め皆から笑い物にされた醜態は二言返事で立ち直れるほど浅い傷ではなかった。
「私は親類に呼ばれている故、少し席を外させてもらう。その間、この部屋で寛いでもらいたいのだが、恐らく文官か誰かがキミ達の品定めに来るだろう。気を悪くしないでくれよ?」
「何でも良いけど手短にたのむわ。俺は拘束されるのが好きじゃねぇ」
「はははっ、すまないがそればっかりは私の一存ではどうすることもできない。早く解放される事を祈るくらいはしておくよ」
一緒に行くと言い張るカーヤは己の力でシェリルの側を勝ち取り、案内してくれるエルフ達に紛れてノルンと共に姿を消した。
「ほっほーっ!」
「酒じゃ酒じゃっ!」
「早よぉ注げや」
「待て待て、う~ん、良い香りじゃ」
「何を気取って匂いなど嗅いでおる!」
「そうだ!そんなもの飲めばわかるっ」
「良いから早く寄こせ!」
やけに広い部屋に押し込められたレーン達五人と爺ちゃんズ七人。マイペースなジジィ共は何の気負いもなくソファーに陣取ると置かれていた酒に夢中になっている。
程なくしてノックされる扉は返事を待たずに開けられた。
入り込んで来た三人のエルフは老齢の男を中心としている。
背後の二人は無表情にレーン達を一瞥するが、主役であろう老人は順番に顔を見て行く中、ニナに視線を向けたところで目を見開くものの僅かばかりの動揺などすぐに隠され平静を装った。
「皆さまはシェリラルル様の恩人だと聞き及んでおります。この【レユニョレ】の観光をご希望だとの事ですが、どういった目的でしょうか」
油断ならぬ鋭い眼光。心の底まで見透かされる、そんな空気を振りまくエルフの老人はシェリルの説明どおり文官ではあるものの、宰相という国でも上から数えた方が早い立場にある重鎮である。
「この国に来たのは私達に同行してくれる者を探すためだわ。あとはそうね、興味本位の目的のない観光がしたいだけよ」
「同行者、ですか。それを探すのは個人では難しい。この【レユニョレ】には職業斡旋所があります。そこでこちらから募集を掛けてみますが、あまり期待されるのは落胆を生むかと存じます」
「そう……でもお願いできる?」
「賜りました。 それから観光の件ですが、ザルツラウのカルレ殿のことは私も直接面識がある故どういった方なのかは存じております。かの方の紹介状もどうやら本物のご様子。
それに加えてシェリラルル様たってのご希望とあらば、軋みある人間だとて無碍にするわけにもいきますまい」
仕方なくだぞと、釘を刺されつつも了承を取り付けた【レユニョレ】の観光。
全員の胸元に取り付けられたピンバッジは天空都市【ウラノス】と地上都市【エイダフォス】内を自由に行動する権利を主張する物で、二都市を行き来するエレベーターの利用もフリーパスになる特別な許可証だ。
「皆さまが宿泊いただく部屋はこの城にご用意いたします。夕食はシェリラルル様の希望もありできる限り全員一緒にこの城でとって頂きたい。住民達とトラブルがないよう監視は付けさせて頂きますが、それ以外はご自由になさっていただいて結構です。
それではエルフ国【レユニョレ】の観光を思う存分お楽しみください」
ディアナを乗せたミネルバはシェリル達の乗る変わった自動車に先導される。
延々と続く市壁を見ればエルフ国【レユニョレ】の地上都市たる【エイダフォス】が広大であることは理解していた。
しかし、門を潜った先にあったのは想像を絶する別世界。
幅十メートルを超える滑らかな石畳。真っ直ぐに伸びる道は遥か向こうまで続いているがここまでは許容範囲。しかしその道に溢れていたのは、貴族など一部の裕福な者しか持つことの出来ないはずのバイクと自動車の群れだった。
「なんだ、これ……」
言葉を失うディアナ達の中、レーンが絞り出したのは皆の総意。
徒歩の者も数多くいるが、主要移動手段が明らかにバイク。七対三で自動車の方が少ないが、そんなのは些細なことでしかない。馬車と徒歩が基本の人間達の国。だが、あからさまに文明の違いを感じるのはそこからだけではない。
実際には市壁の外からでも見えていた。しかし全体像が見えるのとでは迫力が段違い。
メインストリートの両脇で壁のように立ち並ぶのは十階など優に超えるだろう見上げるばかりの巨大な建物。それが脇道の先にも見えていることから、このレベルの建物が普通なのだと認識させられてしまった。
王宮や王城など特別な建物を除けば精々高くとも六、七階建てが普通である人間の住む町。その倍近い高さの建物群など初めて目にするルイス達は、瞬きも忘れてただただ圧倒される景色を目に焼き付けていた。
シェリルの乗る自動車の更に先を先導する二台の白いバイクが大通りを進めば、混雑していた道は潮が引くかのように明け渡される。
両端に寄ったエルフ達から向けられているのは羨望の眼差し。その者達へ微笑みながら軽く手を振るシェリルだが、それに続いて進んで行くミネルバへは当然のように好奇の視線が向けられることとなった。
△▽
地上から千メートル上空に位置する天空都市【ウラノス】へは、太さ十メートルの柱の中に埋め込まれたエレベーターという乗り物でしか往来が許されない。
「すっごいね、コレ。足がすくんでしまうよ」
そのエレベーターに乗れるのもカーストLevelがⅠ~Ⅲに認定されている上位者と特別な許可証を持つ者のみ。
もし仮に魔攻機装を纏いアリベラーテを駆使して到達したとしても、魔力障壁にも似た『バリア』と呼ばれる魔力の壁が展開されてしまいたどり着く事は出来ないとの説明である。
「その言い方だと、なんだか初めてみたいじゃない?」
「あぁ、私は生まれも育ちも獣人の国【ルピナウス】なんだ。【レユニョレ】に来るのは初めてだし、当然、天空都市【ウラノス】に行くのも初めてのことだ」
「呆れた。よくそれで任せとけなんて言えたわね」
「でも、何とかなっただろ?」
「ふふっ、そうね」
透明な壁に手を突き、二人並んでグングン小さくなる地上都市を眺めていた美女二人。
エレベーターの周囲は全てガラスにも似た透明性の高い素材で出来ており、周りの景色が一望出来るようになっている。更に言えば床までもが透明であり、動き出しから目を奪われていたルイスに至っては中程まで登った今でさえ背筋の中に埋もれる神経を柔らかな羽根で撫でられているかのようなゾクゾクとした感覚が纏わりついて身動ぎ一つ出来ずに固まっていた。
「ル~イスっ!」
「ひぃぃぃぃっ!?」
「貴方まさか……怖いの?」
それに気付いたディアナはルイスの背後に忍び寄るとワザと派手に抱き付いてみせる。
本来なら背中に当たる弾力にドギマギした対応をして見せるルイスだが今はそれどころではなく、まともに返事を返す事ですらままならないでいる。
そんな彼を見て口の端を三日月のように吊り上げたディアナは、へっぴり腰ながらも抵抗する姿勢を見せるルイスの手を引っ張り壁際へと引き摺り始めた。
「ほらっ、何処にいても怖いのなんて一緒なんだし、折角だから景色を楽しみなさい?」
音すら出ず、声になっていない声を上げながら激しく首を振り拒絶を示すものの、悪戯心に火が付いたディアナにはそれすらご馳走でしかない。
「ほら、二度と見れないかも知れないんだぞ?貴重な経験は余すことなく体験しておくべきだ」
興の乗ったシェリルまで楽しそうにルイスの手を引っ張る。
「ちょっ!!シェリルさんまで!?」
「また “さん” 付けで呼びおって……もう許さん」
最後の抵抗とばかりに床に伏したのだが、顔を近付けた床も透明なことに気付いたルイスの見開いた目が捉えたのは遥か彼方に見える地上。
「げっ!?」
身体が硬直を示した一瞬で床にしがみつこうとした努力は無に返る。
いくら抵抗を見せようとも動き出してしまえば止まらない。壁際へと引きずられて行くルイスには、相手が力で劣る女性だからとて二対一では最早止めようがなかった。
△▽
「酷いっ……酷すぎるっ……」
半泣きで不貞腐れるルイスは案内された部屋の壁にもたれてやさぐれている。
一応の謝罪はされはしたが、同行したエルフを始め皆から笑い物にされた醜態は二言返事で立ち直れるほど浅い傷ではなかった。
「私は親類に呼ばれている故、少し席を外させてもらう。その間、この部屋で寛いでもらいたいのだが、恐らく文官か誰かがキミ達の品定めに来るだろう。気を悪くしないでくれよ?」
「何でも良いけど手短にたのむわ。俺は拘束されるのが好きじゃねぇ」
「はははっ、すまないがそればっかりは私の一存ではどうすることもできない。早く解放される事を祈るくらいはしておくよ」
一緒に行くと言い張るカーヤは己の力でシェリルの側を勝ち取り、案内してくれるエルフ達に紛れてノルンと共に姿を消した。
「ほっほーっ!」
「酒じゃ酒じゃっ!」
「早よぉ注げや」
「待て待て、う~ん、良い香りじゃ」
「何を気取って匂いなど嗅いでおる!」
「そうだ!そんなもの飲めばわかるっ」
「良いから早く寄こせ!」
やけに広い部屋に押し込められたレーン達五人と爺ちゃんズ七人。マイペースなジジィ共は何の気負いもなくソファーに陣取ると置かれていた酒に夢中になっている。
程なくしてノックされる扉は返事を待たずに開けられた。
入り込んで来た三人のエルフは老齢の男を中心としている。
背後の二人は無表情にレーン達を一瞥するが、主役であろう老人は順番に顔を見て行く中、ニナに視線を向けたところで目を見開くものの僅かばかりの動揺などすぐに隠され平静を装った。
「皆さまはシェリラルル様の恩人だと聞き及んでおります。この【レユニョレ】の観光をご希望だとの事ですが、どういった目的でしょうか」
油断ならぬ鋭い眼光。心の底まで見透かされる、そんな空気を振りまくエルフの老人はシェリルの説明どおり文官ではあるものの、宰相という国でも上から数えた方が早い立場にある重鎮である。
「この国に来たのは私達に同行してくれる者を探すためだわ。あとはそうね、興味本位の目的のない観光がしたいだけよ」
「同行者、ですか。それを探すのは個人では難しい。この【レユニョレ】には職業斡旋所があります。そこでこちらから募集を掛けてみますが、あまり期待されるのは落胆を生むかと存じます」
「そう……でもお願いできる?」
「賜りました。 それから観光の件ですが、ザルツラウのカルレ殿のことは私も直接面識がある故どういった方なのかは存じております。かの方の紹介状もどうやら本物のご様子。
それに加えてシェリラルル様たってのご希望とあらば、軋みある人間だとて無碍にするわけにもいきますまい」
仕方なくだぞと、釘を刺されつつも了承を取り付けた【レユニョレ】の観光。
全員の胸元に取り付けられたピンバッジは天空都市【ウラノス】と地上都市【エイダフォス】内を自由に行動する権利を主張する物で、二都市を行き来するエレベーターの利用もフリーパスになる特別な許可証だ。
「皆さまが宿泊いただく部屋はこの城にご用意いたします。夕食はシェリラルル様の希望もありできる限り全員一緒にこの城でとって頂きたい。住民達とトラブルがないよう監視は付けさせて頂きますが、それ以外はご自由になさっていただいて結構です。
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