487 / 562
第九章 大森林に咲く一輪の花
28.虚無の魔力
しおりを挟む
そんな二人のやり取りは他所に、俺の視線はある一点を見続けていたが見てるだけでは状況は変わりそうにない。
あれがわざとなのかどうかは知らないが、俺自身がこれほど独占欲が強いのだと気付かされる事態だった。
「皆、聞け!そこにいる黒髪の人間レイシュア・ハーキースはこの世界を変える運命を背負った人物だ。お前達が好き好んで戦いを挑むのは勝手だが、我等レッドドラゴンの方針としては彼に跪く事になる。
まぁ、見ての通り竜化したトパイアスをも捻じ伏せる力は伊達じゃない事くらいは分かるだろう。ちなみに俺でも勝てんから……」
苛々が限界に達し傍観するのを止めると、それでもなるべく心を落ち着けようと目を閉じ静かに朔羅を鞘へと仕舞う。
チンッと小気味良い鍔鳴り音が俺の心へ染み渡り多少なりとも気を沈めてくれる。しかし、クラウスとトパイアスが俺へと視線を向けたのを感じながら目を開けてみたものの残念な事に先程と状況は変わらない。
「!?」
「おいおいおいっ、何をする気だ?」
白結氣を包み込む白い光が強まり右手に持ち替えると、何やら演説のように皆に話しかけるギルベルトへと切っ先を向けたところで俺の意志を乗せた魔力を解き放つ。
ノンニーナが乗る肩とは反対側を一条の光が駆け抜ければ彼の話を聞いていた全員の視線が俺へと向いたのは仕方のない事。何も言わずとも俺の意図を正確に理解したギルベルトは盛大な溜息と共にサラの肩に置かれたままだった手を退かした。
「と、まぁ、あいつのモノに手を出せばどうなるか分かったな?それでもちょっかいかけたきゃ好きにすれば良いがオススメはしないぞ?
レイシュア、丁度良い事にレッドドラゴンの中でも取り分け血の気の多い三人が揃っている。紹介ついでにお前の本当の力を見せてやってくれないか?」
ギルベルトの言いたい事は分かる。
どれだけ物好きがいるのかは知らないが『強者こそ正義だ』みたいな風習の奴等を黙らせるには圧倒的な力というものを見せつける必要があるのだろう。
要らぬ争いを避けるためには必要な事かもしれないが、自身の力を誇示するのは好きではない。
ましてや努力の末に手にした力ではなく、血の巡り合わせでたまたま受け継いだだけの力など尚更なので乗り気にはなれないが、ラブリヴァの王位継承を目的とするアリシアの為には致し方ない。
「本当の力だと……それじゃあ何か?俺と殺り合ったのは本気ではなかったと言うのか!?」
「いや、それとは少し違うよ。まぁ見てな」
白結氣を鞘に戻し、土魔法の練習で作った不要な剣を鞄から取り出すと地面に突き立て少し距離を置いた。
「あっ!ズルっ娘!!」
いつものティナの声が聞こえて微笑ましく思いながら視線を向けると、笑顔を携えたエレナが長いツインテールを靡かせて音も無く俺の隣に降り立ち腕を絡めて来る。
「えへへっ」
虚無の魔力を使う際には心が不安定になる事はみんなが知ってくれている事。使う毎に強くなる気さえする彼方側に引き摺り込もうとする黒い力に飲まれぬようにと、繋ぎ止める役目を買って出てくれたのは本当にありがたい。
「気を遣わせて悪いな、ありがと」
観衆の視線などこれっぽっちも気にかける様子はなく「妻は夫を支える者ですよ?」と人差し指を立てウインクをするエレナからキスを受けとると、遠くでまたティナの声が聞こえた気がした。
「朔羅、やるよ」
柄頭にそっと手を置き、ぶら下がる精霊石を指で触りながら魔力を通せば、鞘ごと黒い光に包まれて俺の意志に従い縛ってあった心の紐が緩められたのが感じる。
【殺せ!お前を傷付ける者を殺せ!お前の邪魔をする者を殺せ!お前のモノを盗る奴等を殺せ!お前の気に食わぬ者を殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!お前に従わぬ者は全て殺せ!!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!全てを殺し尽くせ!!】
黒くて気持ち悪いモノが胸の一番奥底からドロリと湧き出せば、まもなく命の燈の消えそうな老人が発する力の無い嗄れた声が頭の奥の奥の方から聞こえ始め、届かぬ場所はないほどに隅々へと反響しながら響き渡る。
囁きかける内容は常識のある人間なら到底容認出来ない言葉であるにも関わらず、それでも自然と従ってしまいたくなるような不思議な力を持つ声は、俺を洗脳しようと休む事なく喋り続ける。
「私はレイさんを愛してます」
流されそうになる心と押し寄せる黒い感情に身体が強張ると、熱くも柔らかな感触が頬に触れた事で我に返った。
左腕に抱きつく彼女と目が合えば屈託の無い笑顔を浮かべて肩へと頭を預けてくる。
「俺も愛してるよ、エレナ」
リリィより色の濃い艶々な金の髪へと顔を埋め、彼女の匂いを嗅いでその存在を心へと刻み込む。
──大丈夫、俺は一人じゃない
地面に突き立てた剣へと改めて視線を送ると、俺達の前に虚無の魔力を顕現させた。
「!!!!」
「な、何なんだ……アレは」
背筋を這い登るゾワゾワとした感触をその場に居合わせた全員に与えて現れた黒い霧。
エレナも直接目にするのは初めてだった筈だが、腕を掴む手に僅かな力が入っただけでそれ以上の反応はしない。
だが予備知識もなければ見るのも初めてのクラウスやトパイアスはそうもいかず、異様な雰囲気を放ちながら空中に留まるソレに慄き目を丸くしている。
観客の注目を一身に集めてゆっくりと移動し、突き立てられた剣へと纏わり付いて黒く染め上げると、そこにあった筈の一本の剣は黒い霧へと姿を変えて消えてなくなる。
「「!!!!」」
言葉が出ないのか、昼間だと言うのに何一つ物音もせず静まり返った闘技場を寄り添うエレナと共に歩くと、放心と言っても良いほどに口を開けたまま唖然としているトパイアスへと振り向いた。
「トパイアス、お前の凄かったブレス、もう一度撃ってくれよ」
「……ぇ?あ、ぉ、、あぁ……」
意図は分からないままに呼ばれて立ち上がったトパイアスはギルベルトへと視線を向けると頷かれたので躊躇いながらも俺へと向き直る。
「良いからやってくれ、頼むよ」
俺と奴との間に黒い霧が薄い壁のように展開されると、ようやく意味を理解したようで両足と両翼を開いて発射態勢を整える。
「いくぞ?」
「あぁ、よろしく」
奴の胸部が膨らんだ次の瞬間、目が眩むほどの光を放ち吐き出された白い炎のブレス。
だが立ち塞がる黒い霧に接触すると、そこから先は別空間とでも言うように掻き消えてしまい、俺達へと到達する事は出来ないでいた。
「すっげーな、こりゃ……」
二十秒ほどの照射で終わりを告げたブレスと共に役目を果たした黒い霧も姿を消すと、静まり返ったままの闘技場にギルベルトの低い声が響いた。
「全員目にしただろう、アレは全ての物を破壊し、無へと返す神の力だ。あの力の前にはどんな魔法もどんな技も全くの無力。
レイシュアはこの世界を創りし神の力を継ぐ者、人間の支配するこの世界を全ての者達が平等に暮らせるモノへと造り替える救世主なのだ!」
あれがわざとなのかどうかは知らないが、俺自身がこれほど独占欲が強いのだと気付かされる事態だった。
「皆、聞け!そこにいる黒髪の人間レイシュア・ハーキースはこの世界を変える運命を背負った人物だ。お前達が好き好んで戦いを挑むのは勝手だが、我等レッドドラゴンの方針としては彼に跪く事になる。
まぁ、見ての通り竜化したトパイアスをも捻じ伏せる力は伊達じゃない事くらいは分かるだろう。ちなみに俺でも勝てんから……」
苛々が限界に達し傍観するのを止めると、それでもなるべく心を落ち着けようと目を閉じ静かに朔羅を鞘へと仕舞う。
チンッと小気味良い鍔鳴り音が俺の心へ染み渡り多少なりとも気を沈めてくれる。しかし、クラウスとトパイアスが俺へと視線を向けたのを感じながら目を開けてみたものの残念な事に先程と状況は変わらない。
「!?」
「おいおいおいっ、何をする気だ?」
白結氣を包み込む白い光が強まり右手に持ち替えると、何やら演説のように皆に話しかけるギルベルトへと切っ先を向けたところで俺の意志を乗せた魔力を解き放つ。
ノンニーナが乗る肩とは反対側を一条の光が駆け抜ければ彼の話を聞いていた全員の視線が俺へと向いたのは仕方のない事。何も言わずとも俺の意図を正確に理解したギルベルトは盛大な溜息と共にサラの肩に置かれたままだった手を退かした。
「と、まぁ、あいつのモノに手を出せばどうなるか分かったな?それでもちょっかいかけたきゃ好きにすれば良いがオススメはしないぞ?
レイシュア、丁度良い事にレッドドラゴンの中でも取り分け血の気の多い三人が揃っている。紹介ついでにお前の本当の力を見せてやってくれないか?」
ギルベルトの言いたい事は分かる。
どれだけ物好きがいるのかは知らないが『強者こそ正義だ』みたいな風習の奴等を黙らせるには圧倒的な力というものを見せつける必要があるのだろう。
要らぬ争いを避けるためには必要な事かもしれないが、自身の力を誇示するのは好きではない。
ましてや努力の末に手にした力ではなく、血の巡り合わせでたまたま受け継いだだけの力など尚更なので乗り気にはなれないが、ラブリヴァの王位継承を目的とするアリシアの為には致し方ない。
「本当の力だと……それじゃあ何か?俺と殺り合ったのは本気ではなかったと言うのか!?」
「いや、それとは少し違うよ。まぁ見てな」
白結氣を鞘に戻し、土魔法の練習で作った不要な剣を鞄から取り出すと地面に突き立て少し距離を置いた。
「あっ!ズルっ娘!!」
いつものティナの声が聞こえて微笑ましく思いながら視線を向けると、笑顔を携えたエレナが長いツインテールを靡かせて音も無く俺の隣に降り立ち腕を絡めて来る。
「えへへっ」
虚無の魔力を使う際には心が不安定になる事はみんなが知ってくれている事。使う毎に強くなる気さえする彼方側に引き摺り込もうとする黒い力に飲まれぬようにと、繋ぎ止める役目を買って出てくれたのは本当にありがたい。
「気を遣わせて悪いな、ありがと」
観衆の視線などこれっぽっちも気にかける様子はなく「妻は夫を支える者ですよ?」と人差し指を立てウインクをするエレナからキスを受けとると、遠くでまたティナの声が聞こえた気がした。
「朔羅、やるよ」
柄頭にそっと手を置き、ぶら下がる精霊石を指で触りながら魔力を通せば、鞘ごと黒い光に包まれて俺の意志に従い縛ってあった心の紐が緩められたのが感じる。
【殺せ!お前を傷付ける者を殺せ!お前の邪魔をする者を殺せ!お前のモノを盗る奴等を殺せ!お前の気に食わぬ者を殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!お前に従わぬ者は全て殺せ!!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!全てを殺し尽くせ!!】
黒くて気持ち悪いモノが胸の一番奥底からドロリと湧き出せば、まもなく命の燈の消えそうな老人が発する力の無い嗄れた声が頭の奥の奥の方から聞こえ始め、届かぬ場所はないほどに隅々へと反響しながら響き渡る。
囁きかける内容は常識のある人間なら到底容認出来ない言葉であるにも関わらず、それでも自然と従ってしまいたくなるような不思議な力を持つ声は、俺を洗脳しようと休む事なく喋り続ける。
「私はレイさんを愛してます」
流されそうになる心と押し寄せる黒い感情に身体が強張ると、熱くも柔らかな感触が頬に触れた事で我に返った。
左腕に抱きつく彼女と目が合えば屈託の無い笑顔を浮かべて肩へと頭を預けてくる。
「俺も愛してるよ、エレナ」
リリィより色の濃い艶々な金の髪へと顔を埋め、彼女の匂いを嗅いでその存在を心へと刻み込む。
──大丈夫、俺は一人じゃない
地面に突き立てた剣へと改めて視線を送ると、俺達の前に虚無の魔力を顕現させた。
「!!!!」
「な、何なんだ……アレは」
背筋を這い登るゾワゾワとした感触をその場に居合わせた全員に与えて現れた黒い霧。
エレナも直接目にするのは初めてだった筈だが、腕を掴む手に僅かな力が入っただけでそれ以上の反応はしない。
だが予備知識もなければ見るのも初めてのクラウスやトパイアスはそうもいかず、異様な雰囲気を放ちながら空中に留まるソレに慄き目を丸くしている。
観客の注目を一身に集めてゆっくりと移動し、突き立てられた剣へと纏わり付いて黒く染め上げると、そこにあった筈の一本の剣は黒い霧へと姿を変えて消えてなくなる。
「「!!!!」」
言葉が出ないのか、昼間だと言うのに何一つ物音もせず静まり返った闘技場を寄り添うエレナと共に歩くと、放心と言っても良いほどに口を開けたまま唖然としているトパイアスへと振り向いた。
「トパイアス、お前の凄かったブレス、もう一度撃ってくれよ」
「……ぇ?あ、ぉ、、あぁ……」
意図は分からないままに呼ばれて立ち上がったトパイアスはギルベルトへと視線を向けると頷かれたので躊躇いながらも俺へと向き直る。
「良いからやってくれ、頼むよ」
俺と奴との間に黒い霧が薄い壁のように展開されると、ようやく意味を理解したようで両足と両翼を開いて発射態勢を整える。
「いくぞ?」
「あぁ、よろしく」
奴の胸部が膨らんだ次の瞬間、目が眩むほどの光を放ち吐き出された白い炎のブレス。
だが立ち塞がる黒い霧に接触すると、そこから先は別空間とでも言うように掻き消えてしまい、俺達へと到達する事は出来ないでいた。
「すっげーな、こりゃ……」
二十秒ほどの照射で終わりを告げたブレスと共に役目を果たした黒い霧も姿を消すと、静まり返ったままの闘技場にギルベルトの低い声が響いた。
「全員目にしただろう、アレは全ての物を破壊し、無へと返す神の力だ。あの力の前にはどんな魔法もどんな技も全くの無力。
レイシュアはこの世界を創りし神の力を継ぐ者、人間の支配するこの世界を全ての者達が平等に暮らせるモノへと造り替える救世主なのだ!」
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
“絶対悪”の暗黒龍
alunam
ファンタジー
暗黒龍に転生した俺、今日も女勇者とキャッキャウフフ(?)した帰りにオークにからまれた幼女と出会う。
幼女と最強ドラゴンの異世界交流に趣味全開の要素をプラスして書いていきます。
似たような主人公の似たような短編書きました
こちらもよろしくお願いします
オールカンストキャラシート作ったら、そのキャラが現実の俺になりました!~ダイスの女神と俺のデタラメTRPG~
http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/402051674/
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
強くてニューサーガ
阿部正行
ファンタジー
人族と魔族が争い続ける世界で魔王が大侵攻と言われる総攻撃を仕掛けてきた。
滅びかける人族が最後の賭けとも言うべき反撃をする。
激闘の末、ほとんど相撃ちで魔王を倒した人族の魔法剣士カイル。
自らの命も消えかけ、後悔のなか死を迎えようとしている時ふと目に入ったのは赤い宝石。
次に気づいたときは滅んだはずの故郷の自分の部屋。
そして死んだはずの人たちとの再会…… イベント戦闘で全て負け、選択肢を全て間違え最終決戦で仲間全員が死に限りなくバッドエンドに近いエンディングを迎えてしまった主人公がもう一度やり直す時、一体どんな結末を迎えるのか? 強くてニューゲームファンタジー!
リエラの素材回収所
霧ちゃん→霧聖羅
ファンタジー
リエラ、12歳。孤児院出身。
学校での適正職診断の結果は「錬金術師」。
なんだか沢山稼げそうなお仕事に適性があるなんて…!
沢山稼いで、孤児院に仕送り出来るように、リエラはなる♪
そんなこんなで、弟子入りした先は『迷宮都市』として有名な町で……
秘密多め令嬢の自由でデンジャラスな生活〜魔力0、超虚弱体質、たまに白い獣で大冒険して、溺愛されてる話
嵐華子
ファンタジー
【旧題】秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ。
【あらすじ】
イケメン魔術師一家の超虚弱体質養女は史上3人目の魔力0人間。
しかし本人はもちろん、通称、魔王と悪魔兄弟(義理家族達)は気にしない。
ついでに魔王と悪魔兄弟は王子達への雷撃も、国王と宰相の頭を燃やしても、凍らせても気にしない。
そんな一家はむしろ互いに愛情過多。
あてられた周りだけ食傷気味。
「でも魔力0だから魔法が使えないって誰が決めたの?」
なんて養女は言う。
今の所、魔法を使った事ないんですけどね。
ただし時々白い獣になって何かしらやらかしている模様。
僕呼びも含めて養女には色々秘密があるけど、令嬢の成長と共に少しずつ明らかになっていく。
一家の望みは表舞台に出る事なく家族でスローライフ……無理じゃないだろうか。
生活にも困らず、むしろ養女はやりたい事をやりたいように、自由に生きているだけで懐が潤いまくり、慰謝料も魔王達がガッポリ回収しては手渡すからか、懐は潤っている。
でもスローなライフは無理っぽい。
__そんなお話。
※お気に入り登録、コメント、その他色々ありがとうございます。
※他サイトでも掲載中。
※1話1600〜2000文字くらいの、下スクロールでサクサク読めるように句読点改行しています。
※主人公は溺愛されまくりですが、一部を除いて恋愛要素は今のところ無い模様。
※サブも含めてタイトルのセンスは壊滅的にありません(自分的にしっくりくるまでちょくちょく変更すると思います)。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる