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第六章 ダンジョンはお嫌い?
60.お化け屋敷
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「ふぅ~~っ」
閉められた城門前の広場で一人佇み、かいてもいない汗を拭う素振りをした一人の乙女は軽やかに振り向いた。
襲って来た哀れな犬達を皆殺しにしたリリィはやっぱりと言うか当然と言うかスッキリとした顔をしている。溜まったストレスの全てを吐き出した、そんな表情だ。
それとは逆に ブスッ とした顔でリリィを睨むティナに気が付くが、悪びれた様子は一切無く キョトン として『どうしたの?』と小首を傾げるものだからその怒りも消沈するというもの。
まぁ悪気があった訳ではなさそうだから許してやってくれよ……。
城の正面にある大きな扉はぶち破ろうかと思って意気込んでいたのに、試しに手を添えただけで勝手に開いてしまい拍子抜けをした。
真っ暗だった城内入り口のホールにこれまた勝手に火が灯ると、奥へと続く通路の両脇に用意された松明に手前から順番に火が灯って行く様子はなかなかに綺麗なもの。
城の通路は第二十層からのダンジョンのように広く、床に敷かれた赤い絨毯がふかふか過ぎてちょっと歩きにくい。貴族の屋敷のように調度品が置かれているわけでもない殺風景なただの通路をしばらく歩いて行くと、やっとのことでお出迎えがやって来る。
「またなの?芸が無いフロアね」
呆れたリリィの呟きに苦笑いで返すと、今日のティナはヤル気に満ち溢れているらしく『今度こそ!』と気合十分に勢い良く剣を引き抜く。
「あれは先程門番をしていたプラタアルマの更に下位版《アルスアルマ》です」
気合と共に走って行った先には二十体を超える青色の鎧の群れ、剣を片手に盾を持つ姿は一見するとフル装備の騎士団のようだが魔物という事は中に人は入っていないのだろう。
「ひっ!」
飛び込んだティナの剣が一番前にいたアルスアルマの盾と接触した金属音が通路に響いた時、二匹の水蛇がティナすれすれで通路の奥へと飛んで行く。
戦いに集中していた筈のティナもその状況に思わず声が漏れたのだろう、一旦距離を取り振り向くと『何してるの!?』と文句を言いたげに目を丸くしている。
水蛇が過ぎ去った後、そこにいた筈のアルスアルマの姿は無く、ティナと打ち合っていた一体と、もう一体、そして半壊して崩れ落ち、たった今、床へと消えて行った一体のみが取り残されていた。
「ほら、ティナっ!ぼーっとしてるとやられちゃうよっ」
普段通りのモニカの声に振り返った時には対峙していたアルスアルマが剣を振り下ろす直前。慌てて飛び退けばさっきまでティナが居た場所に剣が振り下ろされ、ふかふか絨毯を切り裂き カンッ と床を叩く音を上げた。
「くっ」
飛び退いたと同時にすぐさま攻撃に転じたのはリリィとの特訓の成果なのだろう。下から振り上げたティナの剣がアルスアルマの剣を持つ右腕の肘から先を切り飛ばし、更にその奥にあった胸にも深々と傷を負わせた。
その衝撃でよろめいた所に返した剣が迫り、今しがた付けた傷の隙間から見えていたコアを破壊すると、一瞬動きを止めたアルスアルマはガラガラと音を立てて崩れ落ちて行く。
だがそこではまだティナが止まる事はなかった。一体目を突き崩すとそのまま身を低くして走り抜け、背後にいた最後の一体の前に出たのだ。
それに気付いたアルスアルマは盾を掲げてティナの剣をやり過ごそうとする一方、剣を振りかぶった所で腕を止めたティナは、体を捻って左手を伸ばすとその盾の端に手を掛ける。
ティナが左腕に力を込めると予想とは違う力のかかり方に盾が横に引っ張られてしまいアルスアルマの体勢が僅かに崩れる。それに反して盾を起点にアルスアルマの横へと身を移したティナは、そのまま背後へと回り込みつつ先程の個体で確認したコアの場所へと剣を突き入れた。
「お見事です、ティナ様」
ベルの拍手が通路に響く中、アルスアルマは崩れ落ちると音も無く床へと消えて行った。
▲▼▲▼
ふかふかの絨毯を歩く事三十分、目の前に二階へと続く長い階段が現れた。アレから襲われた回数は二回、その内の一回は再びモニカの水蛇が猛威を振るい、サッ と通り過ぎるだけでアルスアルマ二十体が最初から存在しなかったかのように居なくなった。
雪が俺の腕の中に居る以上シュネージュによる水魔法の強化は出来ない筈なのに、さしたる苦労も無しに上級の魔物を一網打尽に出来る威力の魔法を扱えるというのは俺の想像を遥かに超えていた。
もう一回は何故かモニカに対抗心を燃やしたリリィが結界でアルスアルマ達を取り囲み、以前見せた水蒸気爆発を利用して一瞬で全てをぺしゃんこにすると、勝ち誇ったようにモニカにチラリと視線を送っていたのだが、当のモニカは我関せずと無関心で特に何も反応を示さなかったので、それがまたリリィの対抗心を煽る結果となったようだ。
長い階段を経て二階に上がると、城に入った時と同じで俺達の所から奥へと順に通路に設置された松明に灯りが灯って行く。だが一階と違うのはその数、おそらく半数ほどしかない為にかなり暗い。
──それに加えて嫌な雰囲気。
それはどうやら俺の気のせいではなかったようで スススッ とモニカが寄って来たかと思いきや腕に張り付いて来る。
先程までモニカに対抗心を燃やしていたリリィも『それとこれとは別!』と言わんばかりにモニカの後を追い反対の腕にしがみ付いたので、やはりこのフロアには “アレが出る” という事なのだろう。
「ベル、ゴースト系の魔物はどうやって倒すんだ?」
「お気付きになりましたか。二階はゴーストの巣でございます。第四十八層で会ったような本物の霊ではなくダンジョンの生み出した魔物ですので人間を見れば襲う習性があります。また、奴等は物理法則に縛られない存在ですので、壁や床からの出現にご注意を。
倒し方と言われましても困りますが、物理攻撃は効きませんので武器で戦う際には最低でも魔法の付与をしてください。魔法も効果が薄いことが殆どですが、全く効かないと言うわけではありません。
一般的に光魔法が有効だと言われていますが、残念ながら私のデータにはありませんのでお答えすることは出来かねます」
うちのメンバーで光魔法が使えるのは俺とモニカとサラ。だがサラは使えると言っても適正が低く他の属性魔法のブースターが精一杯だ。と、なると残りは俺かモニカなのだが、モニカはゴーストを怖がってそれどころではない。と、言う事は俺しか残らないのだが……。
「そういう話しだけど……モニカがやるか?」
正気を疑うかのように見開かれた目。全力で俺にしがみ付き、これまた全力でプルプルと首を横に振っているので聞くまでもなかったな。
「サラ、悪いけどさ……」
言いかけた俺の次の言葉が分かっているようでうんざりとした顔をするものの、このまま二人がしがみ付いていては肝心の俺が動けない。
「……頼むわ」
「はぁ……仕方ありませんね。さぁさぁ二人共、怖ぁい怖ぁいゴーストを退治してくれる人の邪魔をしてはいけません。止まり木なら私の手を貸してあげますからコッチにおいでなさい」
渋々ながらも俺の手を離れしっかりとサラの腕にしがみ付くモニカとリリィ。まだゴーストも現れていないというのに子犬のように プルプル と震えているが、そんなに怖いものなのだろうかと不思議に思う。
姿形は違えどみんな魔物であることに変わりないように思えるんだがな……。
雪をエレナに預けるとティナが横から引ったくっていく。そう言えばティナも得意ではなさそうだったな。サラを取られて行き場を失い、雪を ギュッ と抱きしめて ホッ とした表情を浮かべているのを見れば思わず笑みがこぼれたぞ。
閉められた城門前の広場で一人佇み、かいてもいない汗を拭う素振りをした一人の乙女は軽やかに振り向いた。
襲って来た哀れな犬達を皆殺しにしたリリィはやっぱりと言うか当然と言うかスッキリとした顔をしている。溜まったストレスの全てを吐き出した、そんな表情だ。
それとは逆に ブスッ とした顔でリリィを睨むティナに気が付くが、悪びれた様子は一切無く キョトン として『どうしたの?』と小首を傾げるものだからその怒りも消沈するというもの。
まぁ悪気があった訳ではなさそうだから許してやってくれよ……。
城の正面にある大きな扉はぶち破ろうかと思って意気込んでいたのに、試しに手を添えただけで勝手に開いてしまい拍子抜けをした。
真っ暗だった城内入り口のホールにこれまた勝手に火が灯ると、奥へと続く通路の両脇に用意された松明に手前から順番に火が灯って行く様子はなかなかに綺麗なもの。
城の通路は第二十層からのダンジョンのように広く、床に敷かれた赤い絨毯がふかふか過ぎてちょっと歩きにくい。貴族の屋敷のように調度品が置かれているわけでもない殺風景なただの通路をしばらく歩いて行くと、やっとのことでお出迎えがやって来る。
「またなの?芸が無いフロアね」
呆れたリリィの呟きに苦笑いで返すと、今日のティナはヤル気に満ち溢れているらしく『今度こそ!』と気合十分に勢い良く剣を引き抜く。
「あれは先程門番をしていたプラタアルマの更に下位版《アルスアルマ》です」
気合と共に走って行った先には二十体を超える青色の鎧の群れ、剣を片手に盾を持つ姿は一見するとフル装備の騎士団のようだが魔物という事は中に人は入っていないのだろう。
「ひっ!」
飛び込んだティナの剣が一番前にいたアルスアルマの盾と接触した金属音が通路に響いた時、二匹の水蛇がティナすれすれで通路の奥へと飛んで行く。
戦いに集中していた筈のティナもその状況に思わず声が漏れたのだろう、一旦距離を取り振り向くと『何してるの!?』と文句を言いたげに目を丸くしている。
水蛇が過ぎ去った後、そこにいた筈のアルスアルマの姿は無く、ティナと打ち合っていた一体と、もう一体、そして半壊して崩れ落ち、たった今、床へと消えて行った一体のみが取り残されていた。
「ほら、ティナっ!ぼーっとしてるとやられちゃうよっ」
普段通りのモニカの声に振り返った時には対峙していたアルスアルマが剣を振り下ろす直前。慌てて飛び退けばさっきまでティナが居た場所に剣が振り下ろされ、ふかふか絨毯を切り裂き カンッ と床を叩く音を上げた。
「くっ」
飛び退いたと同時にすぐさま攻撃に転じたのはリリィとの特訓の成果なのだろう。下から振り上げたティナの剣がアルスアルマの剣を持つ右腕の肘から先を切り飛ばし、更にその奥にあった胸にも深々と傷を負わせた。
その衝撃でよろめいた所に返した剣が迫り、今しがた付けた傷の隙間から見えていたコアを破壊すると、一瞬動きを止めたアルスアルマはガラガラと音を立てて崩れ落ちて行く。
だがそこではまだティナが止まる事はなかった。一体目を突き崩すとそのまま身を低くして走り抜け、背後にいた最後の一体の前に出たのだ。
それに気付いたアルスアルマは盾を掲げてティナの剣をやり過ごそうとする一方、剣を振りかぶった所で腕を止めたティナは、体を捻って左手を伸ばすとその盾の端に手を掛ける。
ティナが左腕に力を込めると予想とは違う力のかかり方に盾が横に引っ張られてしまいアルスアルマの体勢が僅かに崩れる。それに反して盾を起点にアルスアルマの横へと身を移したティナは、そのまま背後へと回り込みつつ先程の個体で確認したコアの場所へと剣を突き入れた。
「お見事です、ティナ様」
ベルの拍手が通路に響く中、アルスアルマは崩れ落ちると音も無く床へと消えて行った。
▲▼▲▼
ふかふかの絨毯を歩く事三十分、目の前に二階へと続く長い階段が現れた。アレから襲われた回数は二回、その内の一回は再びモニカの水蛇が猛威を振るい、サッ と通り過ぎるだけでアルスアルマ二十体が最初から存在しなかったかのように居なくなった。
雪が俺の腕の中に居る以上シュネージュによる水魔法の強化は出来ない筈なのに、さしたる苦労も無しに上級の魔物を一網打尽に出来る威力の魔法を扱えるというのは俺の想像を遥かに超えていた。
もう一回は何故かモニカに対抗心を燃やしたリリィが結界でアルスアルマ達を取り囲み、以前見せた水蒸気爆発を利用して一瞬で全てをぺしゃんこにすると、勝ち誇ったようにモニカにチラリと視線を送っていたのだが、当のモニカは我関せずと無関心で特に何も反応を示さなかったので、それがまたリリィの対抗心を煽る結果となったようだ。
長い階段を経て二階に上がると、城に入った時と同じで俺達の所から奥へと順に通路に設置された松明に灯りが灯って行く。だが一階と違うのはその数、おそらく半数ほどしかない為にかなり暗い。
──それに加えて嫌な雰囲気。
それはどうやら俺の気のせいではなかったようで スススッ とモニカが寄って来たかと思いきや腕に張り付いて来る。
先程までモニカに対抗心を燃やしていたリリィも『それとこれとは別!』と言わんばかりにモニカの後を追い反対の腕にしがみ付いたので、やはりこのフロアには “アレが出る” という事なのだろう。
「ベル、ゴースト系の魔物はどうやって倒すんだ?」
「お気付きになりましたか。二階はゴーストの巣でございます。第四十八層で会ったような本物の霊ではなくダンジョンの生み出した魔物ですので人間を見れば襲う習性があります。また、奴等は物理法則に縛られない存在ですので、壁や床からの出現にご注意を。
倒し方と言われましても困りますが、物理攻撃は効きませんので武器で戦う際には最低でも魔法の付与をしてください。魔法も効果が薄いことが殆どですが、全く効かないと言うわけではありません。
一般的に光魔法が有効だと言われていますが、残念ながら私のデータにはありませんのでお答えすることは出来かねます」
うちのメンバーで光魔法が使えるのは俺とモニカとサラ。だがサラは使えると言っても適正が低く他の属性魔法のブースターが精一杯だ。と、なると残りは俺かモニカなのだが、モニカはゴーストを怖がってそれどころではない。と、言う事は俺しか残らないのだが……。
「そういう話しだけど……モニカがやるか?」
正気を疑うかのように見開かれた目。全力で俺にしがみ付き、これまた全力でプルプルと首を横に振っているので聞くまでもなかったな。
「サラ、悪いけどさ……」
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「はぁ……仕方ありませんね。さぁさぁ二人共、怖ぁい怖ぁいゴーストを退治してくれる人の邪魔をしてはいけません。止まり木なら私の手を貸してあげますからコッチにおいでなさい」
渋々ながらも俺の手を離れしっかりとサラの腕にしがみ付くモニカとリリィ。まだゴーストも現れていないというのに子犬のように プルプル と震えているが、そんなに怖いものなのだろうかと不思議に思う。
姿形は違えどみんな魔物であることに変わりないように思えるんだがな……。
雪をエレナに預けるとティナが横から引ったくっていく。そう言えばティナも得意ではなさそうだったな。サラを取られて行き場を失い、雪を ギュッ と抱きしめて ホッ とした表情を浮かべているのを見れば思わず笑みがこぼれたぞ。
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