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21.ずっと一緒に
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ディック様とカロリーナ様の座る横にティバルトに腰を抱かれオディリアは立っていた。緊張した面持ちで目の前の少女を観察する。彼女ミンダはベルーケ男爵家の娘でブリューム公爵家に行儀見習いの為に侍女として住み込みで働いている。
ミンダは栗色の大きな瞳を潤ませ髪を振り乱しながら、一心にティバルトに縋るような眼差しを向けている。手は後ろで縛られ騎士がロープを握っている。
今この部屋を支配しているのはディック様だ。普段のディック様とは違い冷ややかな表情と威圧感を放つ。ミンダに厳しい声で問いかけた。
「お前がオディリアの部屋に入ることは許されていない。しかも主人の物を盗むなど罪を犯した自覚はあるのか?」
ミンダはディック様には返事をせず、視線で人を殺そうとするほど強くオディリアを睨む。彼女が最初に口にしたのは反省や謝罪ではなくオディリアに対する呪詛だった。
「先にこの女が盗んだのよ。私からティバルト様を。権力を使って強引に! あんたみたいな女はティバルト様に相応しくないわ。私とティバルト様は思い合っているのにお前のせいで引き裂かれたのよ。花もペンもブレスレットも本来は私に贈られるはずの物だった。それを取り返して何が悪いというの? 私に地位と力さえあればティバルト様をお救いできるのに! あんたなんか地獄へ落ちろ」
聞くに堪えない言葉をオディリアに浴びせる。彼女の狂気に身震いをした。ティバルトが安心させるようにオディリアを抱く手に力を込める。後ろに控える騎士が立ち上がろうとしたミンダを強く押さえつける。瞳を潤ませ倒れ込む姿は憐れに見えるが同情する気持ちにはなれない。
「ティバルト。彼女はこう言っているがお前と恋人同士だったのか?」
ティバルトは怒りを露わにし冷ややかに答える。
「ありえません。私はこの女と話したこともない。妄言も甚だしい」
「そんな……。ティバルト様は私が以前一度お茶をお出しした時にありがとうと言って下さいました。二回ほどすれ違った時も私を見て下さったわ。たとえ言葉にして下さらなくても、ティバルト様の私を想って下さる気持ちに気付いていました。誰にも無表情で無愛想で笑わないと言われているティバルト様がお礼を言って下さったのですもの」
ミンダは瞳を潤ませ切々と訴えるが……これだけで好かれていると思い込むことが出来るのだろうか。
それよりもティバルトが無表情で無愛想? オディリアの前でそんな表情をしたことがない。いつも優しい笑顔を浮かべている。疑問に思ったが今は確かめることは出来ない。今度イデリーナに聞いてみた方がいいかもしれない。
「「「…………」」」
「私だって使用人に礼くらい言う。言葉にも態度にも表さない私の気持ちを勝手に捏造されてはたまったものじゃない。私が愛しているのはオディリアだけだ。お前に興味はない。迷惑だ」
「そんな……ティバルト様はその女に騙されて―」
「ミンダ・ベルーケ。これ以上お前の話を聞くつもりはない。お前は盗みを働いた。その事実は動かない。これから窃盗犯として騎士団に引き渡す。そしてブリューム公爵家とベルーケ男爵家との取引は見直すことになるだろう」
ディック様は酌量の余地はないと判断したようだ。厳しく告げ控えている騎士にミンダを連れて行くように指示した。彼女は部屋を出る寸前までティバルトに自分の気持ちを訴えていたが彼はまるで聞こえていないように無反応だった。
オディリアはこれほど冷たい表情をするティバルトを初めて見た。もしあの表情を自分に向けられたら……。青ざめているオディリアに気付くと肩をそっと抱き寄せる。その顔はオディリアのいつも見ている温かい表情だ。安心して体の力を抜いた。ディック様に促され向かいのソファーにティバルトと並んで座る。
「オディリア。私のせいで悲しい思いをさせてすまない」
ティバルトの紅玉の瞳が暗く翳る。彼のせいではないのに、そんな顔をしてほしくなかった。
「いいえ。ティバルト様は何も悪くないです。だって彼女とは何もなかったのでしょう?」
「もちろん、何の関わりもないと神に誓おう」
「それにしても……ティバルトこれで何回目かしら?」
カロリーナは呆れている。何回目? こんなことが今までにもあった?
「オディリアはこれを見るのは初めてだろう。どういう訳か時折自分がティバルトに愛されていると思い込む女性が現れる。特に親切にした訳でもないのにだ。おかげでティバルトは女嫌いになってなかなか婚約者が決まらなかったよ」
ティバルトは前髪をかき上げると深いため息を吐いた。
「何を根拠に自分勝手な妄想を抱けるのか理解できない。誤解を招かないよう女性とは距離を置くようにしているのだが、これ以上どうにもならない」
「コーンウェル王国に留学中も散々だったわね。でもそのおかげでオディリアと婚約することができたわ」
「オディリア。これからは充分気を付けるが……同じようなことがないとは言い切れない。だから些細な事でも気になることがあったら必ず教えて欲しい」
「分かりました。ですがティバルト様はそんな苦労をされていたのですね」
目の前で見なければ妄想だけで行動を起こす人がいるなんて信じられなかっただろう。
「そうなんだ。だからオディリアに癒してほしいな」
珍しいティバルトの甘えるような言葉に嬉しくなる。
「はい! 私にできる事なら何でもしますわ」
「何でも?」
含みを持たせるように確認されると何を要求されるのか不安になる。
「えっと……はい」
ティバルトは一度ソファーから立ち上がるとニッコリと笑ってソファーの端を指す。
「ここに座って」
「?」
言われた通り大きなソファーの端に移動する。ティバルトはオディリアの膝に頭を乗せごろりと寝そべる。長い脚はソファーのひじ置きに投げ出されている。
膝枕!! にわかに緊張し姿勢を正すとティバルトが肩を揺らして小さく笑っている。その振動が自分の膝に伝わると心臓がドキドキと跳ねた。二人の様子にディック様とカロリーナ様は温かい眼差しを向け部屋を退出していった。
「オディリア……。次は必ず守る。だから私の側にいてくれ」
紅玉の瞳は切なげにオディリアを見上げている。この出来事でオディリアがいなくなるとでも思っているのだろうか。オディリアが考える以上にティバルトは自分を責めている。彼は悪くない、それをどう伝えたらいいのか。
「もう守ってくれています。ティバルト様は何よりも私の心を大事にしてくれているわ。私、今が生きていた中で一番幸せなんです。私はティバルト様の側にいたい。ずっと一緒にいさせて下さい」
ティバルトは安心したように目を閉じた。
「これで一番幸せなのか? それなら覚悟してもらわないといけないな。オディリアにはもっと幸せになってもらうつもりだから」
その言葉にオディリアの顔がほころぶ。
彼の側にいる限り自分の幸せは増え続ける。オディリアは誰かに愛されたいと思っていた。叶わないはずだった望みがここにある。そして自分もティバルトを愛している。だから彼が自分を愛してくれている以上の愛を自分も捧げたい。
膝を見ればティバルトが穏やかな顔で目を閉じている。胸が緩やかに上下している。疲れていたのだろう。眠ってしまったようだ。彼のつかの間の休息を自分が与えられていると思うと誇らしかった。オディリアはそっと彼の形のいい頭を撫でながら燃えるような赤い髪を梳いた。繰り返し繰り返し、この瞬間ティバルトが穏やかに眠れていることを願いながら優しく手を動かした。
オディリアはティバルトと過ごせるこの優しい時間を心から愛おしく思った。
ミンダは栗色の大きな瞳を潤ませ髪を振り乱しながら、一心にティバルトに縋るような眼差しを向けている。手は後ろで縛られ騎士がロープを握っている。
今この部屋を支配しているのはディック様だ。普段のディック様とは違い冷ややかな表情と威圧感を放つ。ミンダに厳しい声で問いかけた。
「お前がオディリアの部屋に入ることは許されていない。しかも主人の物を盗むなど罪を犯した自覚はあるのか?」
ミンダはディック様には返事をせず、視線で人を殺そうとするほど強くオディリアを睨む。彼女が最初に口にしたのは反省や謝罪ではなくオディリアに対する呪詛だった。
「先にこの女が盗んだのよ。私からティバルト様を。権力を使って強引に! あんたみたいな女はティバルト様に相応しくないわ。私とティバルト様は思い合っているのにお前のせいで引き裂かれたのよ。花もペンもブレスレットも本来は私に贈られるはずの物だった。それを取り返して何が悪いというの? 私に地位と力さえあればティバルト様をお救いできるのに! あんたなんか地獄へ落ちろ」
聞くに堪えない言葉をオディリアに浴びせる。彼女の狂気に身震いをした。ティバルトが安心させるようにオディリアを抱く手に力を込める。後ろに控える騎士が立ち上がろうとしたミンダを強く押さえつける。瞳を潤ませ倒れ込む姿は憐れに見えるが同情する気持ちにはなれない。
「ティバルト。彼女はこう言っているがお前と恋人同士だったのか?」
ティバルトは怒りを露わにし冷ややかに答える。
「ありえません。私はこの女と話したこともない。妄言も甚だしい」
「そんな……。ティバルト様は私が以前一度お茶をお出しした時にありがとうと言って下さいました。二回ほどすれ違った時も私を見て下さったわ。たとえ言葉にして下さらなくても、ティバルト様の私を想って下さる気持ちに気付いていました。誰にも無表情で無愛想で笑わないと言われているティバルト様がお礼を言って下さったのですもの」
ミンダは瞳を潤ませ切々と訴えるが……これだけで好かれていると思い込むことが出来るのだろうか。
それよりもティバルトが無表情で無愛想? オディリアの前でそんな表情をしたことがない。いつも優しい笑顔を浮かべている。疑問に思ったが今は確かめることは出来ない。今度イデリーナに聞いてみた方がいいかもしれない。
「「「…………」」」
「私だって使用人に礼くらい言う。言葉にも態度にも表さない私の気持ちを勝手に捏造されてはたまったものじゃない。私が愛しているのはオディリアだけだ。お前に興味はない。迷惑だ」
「そんな……ティバルト様はその女に騙されて―」
「ミンダ・ベルーケ。これ以上お前の話を聞くつもりはない。お前は盗みを働いた。その事実は動かない。これから窃盗犯として騎士団に引き渡す。そしてブリューム公爵家とベルーケ男爵家との取引は見直すことになるだろう」
ディック様は酌量の余地はないと判断したようだ。厳しく告げ控えている騎士にミンダを連れて行くように指示した。彼女は部屋を出る寸前までティバルトに自分の気持ちを訴えていたが彼はまるで聞こえていないように無反応だった。
オディリアはこれほど冷たい表情をするティバルトを初めて見た。もしあの表情を自分に向けられたら……。青ざめているオディリアに気付くと肩をそっと抱き寄せる。その顔はオディリアのいつも見ている温かい表情だ。安心して体の力を抜いた。ディック様に促され向かいのソファーにティバルトと並んで座る。
「オディリア。私のせいで悲しい思いをさせてすまない」
ティバルトの紅玉の瞳が暗く翳る。彼のせいではないのに、そんな顔をしてほしくなかった。
「いいえ。ティバルト様は何も悪くないです。だって彼女とは何もなかったのでしょう?」
「もちろん、何の関わりもないと神に誓おう」
「それにしても……ティバルトこれで何回目かしら?」
カロリーナは呆れている。何回目? こんなことが今までにもあった?
「オディリアはこれを見るのは初めてだろう。どういう訳か時折自分がティバルトに愛されていると思い込む女性が現れる。特に親切にした訳でもないのにだ。おかげでティバルトは女嫌いになってなかなか婚約者が決まらなかったよ」
ティバルトは前髪をかき上げると深いため息を吐いた。
「何を根拠に自分勝手な妄想を抱けるのか理解できない。誤解を招かないよう女性とは距離を置くようにしているのだが、これ以上どうにもならない」
「コーンウェル王国に留学中も散々だったわね。でもそのおかげでオディリアと婚約することができたわ」
「オディリア。これからは充分気を付けるが……同じようなことがないとは言い切れない。だから些細な事でも気になることがあったら必ず教えて欲しい」
「分かりました。ですがティバルト様はそんな苦労をされていたのですね」
目の前で見なければ妄想だけで行動を起こす人がいるなんて信じられなかっただろう。
「そうなんだ。だからオディリアに癒してほしいな」
珍しいティバルトの甘えるような言葉に嬉しくなる。
「はい! 私にできる事なら何でもしますわ」
「何でも?」
含みを持たせるように確認されると何を要求されるのか不安になる。
「えっと……はい」
ティバルトは一度ソファーから立ち上がるとニッコリと笑ってソファーの端を指す。
「ここに座って」
「?」
言われた通り大きなソファーの端に移動する。ティバルトはオディリアの膝に頭を乗せごろりと寝そべる。長い脚はソファーのひじ置きに投げ出されている。
膝枕!! にわかに緊張し姿勢を正すとティバルトが肩を揺らして小さく笑っている。その振動が自分の膝に伝わると心臓がドキドキと跳ねた。二人の様子にディック様とカロリーナ様は温かい眼差しを向け部屋を退出していった。
「オディリア……。次は必ず守る。だから私の側にいてくれ」
紅玉の瞳は切なげにオディリアを見上げている。この出来事でオディリアがいなくなるとでも思っているのだろうか。オディリアが考える以上にティバルトは自分を責めている。彼は悪くない、それをどう伝えたらいいのか。
「もう守ってくれています。ティバルト様は何よりも私の心を大事にしてくれているわ。私、今が生きていた中で一番幸せなんです。私はティバルト様の側にいたい。ずっと一緒にいさせて下さい」
ティバルトは安心したように目を閉じた。
「これで一番幸せなのか? それなら覚悟してもらわないといけないな。オディリアにはもっと幸せになってもらうつもりだから」
その言葉にオディリアの顔がほころぶ。
彼の側にいる限り自分の幸せは増え続ける。オディリアは誰かに愛されたいと思っていた。叶わないはずだった望みがここにある。そして自分もティバルトを愛している。だから彼が自分を愛してくれている以上の愛を自分も捧げたい。
膝を見ればティバルトが穏やかな顔で目を閉じている。胸が緩やかに上下している。疲れていたのだろう。眠ってしまったようだ。彼のつかの間の休息を自分が与えられていると思うと誇らしかった。オディリアはそっと彼の形のいい頭を撫でながら燃えるような赤い髪を梳いた。繰り返し繰り返し、この瞬間ティバルトが穏やかに眠れていることを願いながら優しく手を動かした。
オディリアはティバルトと過ごせるこの優しい時間を心から愛おしく思った。
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