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8.祝福の力
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わたくしは控えている侍女を呼びリンゴとグラスを用意するように頼んだ。
「マルティナ。いいのか?」
「ええ。機会があればロレーヌ様にお話してもいいと、お父様に承諾を得ているわ」
アレクセイはわたくしが何をしようとしているのか察知して確認する。わたくしの祝福の力は超極秘事項でデュラン伯爵家の家族とルグラン子爵家の直系とアレクセイしか知らない。国王陛下にも教えていない。
ロレーヌ様はいずれ王妃になられる。それにお父様がロレーヌ様を信用に値する人だと判断したのだ。わたくしの力についての情報公開についての権限は基本お父様にある。
わたくしたちのやり取りを見ていたロレーヌ様は不機嫌そうだ。小さく頬を膨らませている。どうやらわたくしとアレクセイが気安いことが気に入らないらしい。何だか可愛らしい方ね。それなのにどうして貴族たちはロレーヌ様を悪役に仕立てたりしたのだろう?
ほどなく侍女がいくつかのリンゴとグラスを持ってきた。わたくしは左手にグラスを持ち、その上に掲げるように右手でリンゴを掴んだ。
「ロレーヌ様。わたくしの力は『拳祝』と言います。拳に祝福と言われる力があります。そのため拳がとてつもなく強くなるのです。屈強な男を倒すことなど容易い上に、わたくしの手はまったく痛みません。実際にお見せしますね」
ロレーヌ様は怪訝そうにわたくしの手をじっと見る。
「祝福!」
グッシャッ!
別に言葉にしなくても力は発動する。ただのわかりやすくするためのパフォーマンスだ。掌にぐっと力を入れると眩い光がそこから放たれる。その瞬間、グッシャッという音とともにリンゴが跡形もなく消える。皮も実もなにもかも。その代わりグラスの中にリンゴ果汁百パーセントのジュースが注がれた。
「?!」
ロレーヌ様は目を丸くして固まっている。わたくしの手とグラスをいったりきたりと観察する。信じられないのも当然だ。アレクセイは知っているし過去に何度も見ているので平然としている。ちなみに手も汚れないという優れた力だ。
「拳でリンゴジュースを作りました! 飲みます?」
「え……」
飲むと言われなかったのでそれはわたくしが飲み干した。美味しい!
「……もう一度、見せてもらっても?」
「いいですよ」
ロレーヌ様の眉間の皺がより深くなった。目にぐっと力が入っている。当然と言えば当然だが一度では信じてもらえなかった。わたくしはもう一度、左手にグラスを持ち、その上に掲げるように右手でリンゴを掴んだ。
「祝福!」
グッシャッ!
ほら、リンゴジュースの出来上がり。もちろん別の果物でもできる。たとえばゴツゴツしたパイナップルとか、皮の固いオレンジでも大丈夫。この要領でロベールを殴ったのよ。
ロレーヌ様は固まったままだ。このリンゴジュースどうしようかしら。二杯飲むのはお腹が苦しいわ。すると何の気配もなかったのに、わたくしの後ろからにゅっと手が伸びてそのグラスを取り上げた。びっくりして振り向くとそこにはわたくしの愛しい人がいた。
「トリス!」
スラリと引き締まった身体。そして瞳の色が分からないほどの糸目といつも通りの無表情。ダークブラウンの前髪はさらりと額を覆っている。
(十日振りのトリス!!)
わたくしが顔をぱあっと明るくしたのに対し、トリスは……ん? 怒っているかも? せっかく久しぶりに会えたのにと悲しくなる。
「マルティナ。なぜ王都にいる?」
「あっ!」
(しまった!)
「私が仕事に向かうときに、大人しく屋敷で待っていると言っていなかったか?」
「イイマシタ。ゴメンナサイ」
「…………」
ここは素直に謝っておく。まずいわ。トリスに内緒で王都に来て、バレないうちに戻るはずだった。こうなっては弁解しようもない。話を逸らさないと!
「ト、トリスはどうして王都に?」
「カシアス様の指示だ」
カシアス様とはわたくしのお父様のことで、デュラン伯爵家の当主ありでトリスの上司でもある。お父様がわたくしを裏切った……。娘よりもお仕事優先なのね……くすん。でも隣国からの仕事を終えて王都に来るにはいくらなんでも早すぎない?
トリスはロレーヌ様の方に顔を向けると手に取ったリンゴジュースの入ったグラスを差し出した。
「どうぞ。ロレーヌ様」
「えっ? はい?」
ロレーヌ様は唖然としたまま、トリスからグラスを受け取り躊躇いなくそれを飲んだ。あまりにも無防備過ぎて心配。でもトリスは危険人物じゃないので安心してね!
「とても美味しい……。不思議ね、ただのリンゴジュースを飲んだだけなのに、体が楽になった気がするわ」
「それはよかった。甘いものは体を癒してくれますからね」
トリスの言葉にロレーヌ様は素直に頷いた。ロレーヌ様の頬にほんのり赤みが差す。化粧で誤魔化していたけど顔色が悪いことには気付いていた。昨日は大規模な夜会があったし、公務が忙しいせいだろう。
実はこのリンゴジュースはただのリンゴジュースではないのよ。祝福の力で作った飲み物は体を癒し病気も治せる。猛毒だって解毒しちゃうほどの特効薬になる。でもみんなには秘密! えっ? ケチるな? 人々に施せ? 無理無理。この力は一日に何度も使えない。三回くらい使うと限界が来て意識を失ってしまう。悪用されないためにも絶対に秘密だ。だから祝福で作った飲み物はむやみに人にあげてはいけない。ロレーヌ様にはあげてもいいとトリスが判断したようだ。
トリスはロレーヌ様がリンゴジュースを飲み終えるのを確認すると、わたくしの隣に腰を下ろす。そしてわたくしに籠を差し出した。
「なあに?」
「土産だ」
「本当? 嬉しい!」
お説教の続きがないのでわたくしはすっかり安堵し、素直に喜んだ。
トリスは仕事に行くといつもお土産を持って帰ってくれる。無理矢理婚約者になったわたくしにも気遣いを忘れない。優しいでしょう?
わたくしは籠を受け取り上に被せてあったハンカチを取る。
「ええっ!!」
思わず叫んでしまった。だってびっくりしたのよ!
そこにある物が信じられなくて、目を何度も瞬いて籠の中を確認する。
「こ、これは?!」
そこには大振りでつやつやの、熟して美味しそうな生のレアセトロスュクレが一個あったのだ。
「マルティナ。いいのか?」
「ええ。機会があればロレーヌ様にお話してもいいと、お父様に承諾を得ているわ」
アレクセイはわたくしが何をしようとしているのか察知して確認する。わたくしの祝福の力は超極秘事項でデュラン伯爵家の家族とルグラン子爵家の直系とアレクセイしか知らない。国王陛下にも教えていない。
ロレーヌ様はいずれ王妃になられる。それにお父様がロレーヌ様を信用に値する人だと判断したのだ。わたくしの力についての情報公開についての権限は基本お父様にある。
わたくしたちのやり取りを見ていたロレーヌ様は不機嫌そうだ。小さく頬を膨らませている。どうやらわたくしとアレクセイが気安いことが気に入らないらしい。何だか可愛らしい方ね。それなのにどうして貴族たちはロレーヌ様を悪役に仕立てたりしたのだろう?
ほどなく侍女がいくつかのリンゴとグラスを持ってきた。わたくしは左手にグラスを持ち、その上に掲げるように右手でリンゴを掴んだ。
「ロレーヌ様。わたくしの力は『拳祝』と言います。拳に祝福と言われる力があります。そのため拳がとてつもなく強くなるのです。屈強な男を倒すことなど容易い上に、わたくしの手はまったく痛みません。実際にお見せしますね」
ロレーヌ様は怪訝そうにわたくしの手をじっと見る。
「祝福!」
グッシャッ!
別に言葉にしなくても力は発動する。ただのわかりやすくするためのパフォーマンスだ。掌にぐっと力を入れると眩い光がそこから放たれる。その瞬間、グッシャッという音とともにリンゴが跡形もなく消える。皮も実もなにもかも。その代わりグラスの中にリンゴ果汁百パーセントのジュースが注がれた。
「?!」
ロレーヌ様は目を丸くして固まっている。わたくしの手とグラスをいったりきたりと観察する。信じられないのも当然だ。アレクセイは知っているし過去に何度も見ているので平然としている。ちなみに手も汚れないという優れた力だ。
「拳でリンゴジュースを作りました! 飲みます?」
「え……」
飲むと言われなかったのでそれはわたくしが飲み干した。美味しい!
「……もう一度、見せてもらっても?」
「いいですよ」
ロレーヌ様の眉間の皺がより深くなった。目にぐっと力が入っている。当然と言えば当然だが一度では信じてもらえなかった。わたくしはもう一度、左手にグラスを持ち、その上に掲げるように右手でリンゴを掴んだ。
「祝福!」
グッシャッ!
ほら、リンゴジュースの出来上がり。もちろん別の果物でもできる。たとえばゴツゴツしたパイナップルとか、皮の固いオレンジでも大丈夫。この要領でロベールを殴ったのよ。
ロレーヌ様は固まったままだ。このリンゴジュースどうしようかしら。二杯飲むのはお腹が苦しいわ。すると何の気配もなかったのに、わたくしの後ろからにゅっと手が伸びてそのグラスを取り上げた。びっくりして振り向くとそこにはわたくしの愛しい人がいた。
「トリス!」
スラリと引き締まった身体。そして瞳の色が分からないほどの糸目といつも通りの無表情。ダークブラウンの前髪はさらりと額を覆っている。
(十日振りのトリス!!)
わたくしが顔をぱあっと明るくしたのに対し、トリスは……ん? 怒っているかも? せっかく久しぶりに会えたのにと悲しくなる。
「マルティナ。なぜ王都にいる?」
「あっ!」
(しまった!)
「私が仕事に向かうときに、大人しく屋敷で待っていると言っていなかったか?」
「イイマシタ。ゴメンナサイ」
「…………」
ここは素直に謝っておく。まずいわ。トリスに内緒で王都に来て、バレないうちに戻るはずだった。こうなっては弁解しようもない。話を逸らさないと!
「ト、トリスはどうして王都に?」
「カシアス様の指示だ」
カシアス様とはわたくしのお父様のことで、デュラン伯爵家の当主ありでトリスの上司でもある。お父様がわたくしを裏切った……。娘よりもお仕事優先なのね……くすん。でも隣国からの仕事を終えて王都に来るにはいくらなんでも早すぎない?
トリスはロレーヌ様の方に顔を向けると手に取ったリンゴジュースの入ったグラスを差し出した。
「どうぞ。ロレーヌ様」
「えっ? はい?」
ロレーヌ様は唖然としたまま、トリスからグラスを受け取り躊躇いなくそれを飲んだ。あまりにも無防備過ぎて心配。でもトリスは危険人物じゃないので安心してね!
「とても美味しい……。不思議ね、ただのリンゴジュースを飲んだだけなのに、体が楽になった気がするわ」
「それはよかった。甘いものは体を癒してくれますからね」
トリスの言葉にロレーヌ様は素直に頷いた。ロレーヌ様の頬にほんのり赤みが差す。化粧で誤魔化していたけど顔色が悪いことには気付いていた。昨日は大規模な夜会があったし、公務が忙しいせいだろう。
実はこのリンゴジュースはただのリンゴジュースではないのよ。祝福の力で作った飲み物は体を癒し病気も治せる。猛毒だって解毒しちゃうほどの特効薬になる。でもみんなには秘密! えっ? ケチるな? 人々に施せ? 無理無理。この力は一日に何度も使えない。三回くらい使うと限界が来て意識を失ってしまう。悪用されないためにも絶対に秘密だ。だから祝福で作った飲み物はむやみに人にあげてはいけない。ロレーヌ様にはあげてもいいとトリスが判断したようだ。
トリスはロレーヌ様がリンゴジュースを飲み終えるのを確認すると、わたくしの隣に腰を下ろす。そしてわたくしに籠を差し出した。
「なあに?」
「土産だ」
「本当? 嬉しい!」
お説教の続きがないのでわたくしはすっかり安堵し、素直に喜んだ。
トリスは仕事に行くといつもお土産を持って帰ってくれる。無理矢理婚約者になったわたくしにも気遣いを忘れない。優しいでしょう?
わたくしは籠を受け取り上に被せてあったハンカチを取る。
「ええっ!!」
思わず叫んでしまった。だってびっくりしたのよ!
そこにある物が信じられなくて、目を何度も瞬いて籠の中を確認する。
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