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第13章 プロポーズ
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「可愛がってるって、なに?!頭ポンポン的な?」
「それ、ちょっと違うね」
美夜は吹き出して笑って凛を背中から抱きしめた。
「美夜。雪子もしかして…何か病気か?!」
「え?!」
俺は美夜の肩を両手でグッと掴んで言うと、美夜は驚いていたけれど、ため息をついて頭を横に振った。
「病気じゃ、ない。え?ほんとに気づかない?」
「え?だから、わかんないよ」
「いつも一緒にいて、一緒に暮らしてるなら気づくよね」
「知らないよ。わかんない。いつもと同じだったし。でも感情的になることが増えて、怒ったと思ったら、泣いたり。なんか最近、情緒不安定なんだよ。しらねぇよ、あんな雪子。嫌われたわけじゃないし、別れたいって思ってるわけでもなさそうだったし。最後に抱いた時は、めっちゃしがみついてきて、なんか涙ぐんでだし」
「じゃあさ、なんの涙だと思う?それ」
「え?!」
俺には、やっぱり訳がわからない。美夜は苛々してきたのか、拳を握りしめて下唇を噛み締めている。するとなぜか祐の方が「あっ?!」と声をあげたので、俺は驚いて祐を見た。
「分かった。分かっちゃったぞ、俺。なるほど。そういうことか」
「は?!なんで祐が気付くんだよ!」
「八つ当たりかよ」
祐もうんざりした顔になっている。
「それ、ちょっと違うね」
美夜は吹き出して笑って凛を背中から抱きしめた。
「美夜。雪子もしかして…何か病気か?!」
「え?!」
俺は美夜の肩を両手でグッと掴んで言うと、美夜は驚いていたけれど、ため息をついて頭を横に振った。
「病気じゃ、ない。え?ほんとに気づかない?」
「え?だから、わかんないよ」
「いつも一緒にいて、一緒に暮らしてるなら気づくよね」
「知らないよ。わかんない。いつもと同じだったし。でも感情的になることが増えて、怒ったと思ったら、泣いたり。なんか最近、情緒不安定なんだよ。しらねぇよ、あんな雪子。嫌われたわけじゃないし、別れたいって思ってるわけでもなさそうだったし。最後に抱いた時は、めっちゃしがみついてきて、なんか涙ぐんでだし」
「じゃあさ、なんの涙だと思う?それ」
「え?!」
俺には、やっぱり訳がわからない。美夜は苛々してきたのか、拳を握りしめて下唇を噛み締めている。するとなぜか祐の方が「あっ?!」と声をあげたので、俺は驚いて祐を見た。
「分かった。分かっちゃったぞ、俺。なるほど。そういうことか」
「は?!なんで祐が気付くんだよ!」
「八つ当たりかよ」
祐もうんざりした顔になっている。
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