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第12章 聖なる夜
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私はそんな理の横顔を見つめて、
「ねぇ」
と話しかけると、少し頬が赤くなった理はチラッと私を見た。
「恥ずかしいから、見んな」
「見たい。見ーせて!」
私は理の手を握りしめながら、もう片方の腕で理の腕を引っ張った。
「ねぇ」
「なに?ハングリー?」
理は少し笑いながら、やっとこっちを見てくれると、私は腕を更にグイッと引き寄せて、理の唇を塞いだ。
理は驚いている。
唇が離れると、理は私の腰に腕を回してグイッと抱き寄せて、
「交際宣言した甲斐があった。レストランじゃなくてホテル行こうか」
と唇を近づけたまま言うと、私は笑って両手で理を抱きしめた。
「だーめ。レストラン行くの」
「えー?したい。抱きたい。入りたい」
「標語みたいに言うのやめて。それ以上、言っちゃ駄目」
「なんで?!」
「私が、…おねだりしそうになるから」
私は理に抱きついて下から理の顔を見つめて言うと、理はまた少し赤くなって、子供みたいに嬉しそうに笑った。
「じゃ、バーは無し。デザートは、お前な」
そう言って、理は私の後頭部を引き寄せて、唇を重ねた。
クリスマスイヴって、いいものだね。こんな幸せな聖なる夜は、大切な人と一緒にいたい。一緒に、過ごしたいって思う。クリスチャンでもないのに。
クリスマスに好きな人と一緒にいたいって思うのは、自分が今、恋愛してるからなんだ…!
「ねぇ」
と話しかけると、少し頬が赤くなった理はチラッと私を見た。
「恥ずかしいから、見んな」
「見たい。見ーせて!」
私は理の手を握りしめながら、もう片方の腕で理の腕を引っ張った。
「ねぇ」
「なに?ハングリー?」
理は少し笑いながら、やっとこっちを見てくれると、私は腕を更にグイッと引き寄せて、理の唇を塞いだ。
理は驚いている。
唇が離れると、理は私の腰に腕を回してグイッと抱き寄せて、
「交際宣言した甲斐があった。レストランじゃなくてホテル行こうか」
と唇を近づけたまま言うと、私は笑って両手で理を抱きしめた。
「だーめ。レストラン行くの」
「えー?したい。抱きたい。入りたい」
「標語みたいに言うのやめて。それ以上、言っちゃ駄目」
「なんで?!」
「私が、…おねだりしそうになるから」
私は理に抱きついて下から理の顔を見つめて言うと、理はまた少し赤くなって、子供みたいに嬉しそうに笑った。
「じゃ、バーは無し。デザートは、お前な」
そう言って、理は私の後頭部を引き寄せて、唇を重ねた。
クリスマスイヴって、いいものだね。こんな幸せな聖なる夜は、大切な人と一緒にいたい。一緒に、過ごしたいって思う。クリスチャンでもないのに。
クリスマスに好きな人と一緒にいたいって思うのは、自分が今、恋愛してるからなんだ…!
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