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第12章 聖なる夜
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分かってる。私にも彼氏は、いた。だから責めるつもりはないんだ。←責めたけど。
私は両手を前で結んで、理を見つめた。
でも、みんなは知らない。私に怒られて、スウェット姿で玄関前で正座してた理のこと。
ふふっ。
思い出して、笑ってしまった。
ふと、理と目が合った。私は嬉しくなって、微笑んでいると、理は困ったように目を泳がせていた。
困ってる困ってる。
ざまーみろ。
*
もうすぐお昼になる。
今日はお弁当を2人分、作ってきた。だから、どこかで一緒に食べられるかなぁ、と思ったけど、理はどこにいるかも分からないし、メールも無視されてる。まったく…。
私は、理がいつもいる倉庫を覗いてみた。ここで横田さんと梁川さんの情報や、梁川さんが持ち出したデータを調べている。でも姿が見えない。
いないかぁ。まさか、第三上野署に戻っちゃったかな。
私はパソコンとファイルだらけの倉庫にあるデスクにお弁当を置いて、椅子を引いて座った。
横領事件が全て解決すると、理ももうここにくることは、ない。刑事がうちの会社に立ち入るなんて今までなかったから、新鮮で不思議だった。
お弁当の蓋を開けて、お箸を持ってご飯を口に運んだ。おかずはネギ入りの卵焼き。豚肉の醤油炒め、茎山葵漬け添え。
私は両手を前で結んで、理を見つめた。
でも、みんなは知らない。私に怒られて、スウェット姿で玄関前で正座してた理のこと。
ふふっ。
思い出して、笑ってしまった。
ふと、理と目が合った。私は嬉しくなって、微笑んでいると、理は困ったように目を泳がせていた。
困ってる困ってる。
ざまーみろ。
*
もうすぐお昼になる。
今日はお弁当を2人分、作ってきた。だから、どこかで一緒に食べられるかなぁ、と思ったけど、理はどこにいるかも分からないし、メールも無視されてる。まったく…。
私は、理がいつもいる倉庫を覗いてみた。ここで横田さんと梁川さんの情報や、梁川さんが持ち出したデータを調べている。でも姿が見えない。
いないかぁ。まさか、第三上野署に戻っちゃったかな。
私はパソコンとファイルだらけの倉庫にあるデスクにお弁当を置いて、椅子を引いて座った。
横領事件が全て解決すると、理ももうここにくることは、ない。刑事がうちの会社に立ち入るなんて今までなかったから、新鮮で不思議だった。
お弁当の蓋を開けて、お箸を持ってご飯を口に運んだ。おかずはネギ入りの卵焼き。豚肉の醤油炒め、茎山葵漬け添え。
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