君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第12章 聖なる夜

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俺たちは振り向いて雪子を見ると、雪子はドアの隙間から、

「余計なことは言わないでよ。わかってるわよね…」

と相変わらず冷たく言うと、俺はハッとして背筋を伸ばし、

「はい!」

と余計なことを言わず頷いた。あいつ、地獄耳だよな!そしてドアはまた静かに閉まって、俺は「はああっ」とお膳に顔を伏せた。すると、滋が俺と同じようにお膳に顎をつけながら、

『何したんだ?エッチなことしながら、何かあったってことだろ?』

とひそひそと小声で言うと、祐も眉をしかめてお膳の上に両腕を乗せてそこに顎を乗せた。

『ダメだろ?せっかくやり直せるのに、優しく抱いてあげないと。悦ばせてあげなきゃ。そくいうの1番得意なんじゃないの?』

祐。そういう問題では、ない。

俺は頭を横に振った。

『そこは問題ない。過去イチ燃えた。意識ぶっ飛んだ』

『おおおっ』

男2人は、頬を赤く染めて瞳を煌めかせている。ここに、思春期から抜け出せていないダメンズの会が出来上がる。

『で、その後なんだよね。嬉しすぎて、つい、うっかり言っちゃった言葉が、悪かった…』

『なんて言ったの?』

祐も少し前のめりに座り直した。

「え、…いやぁ。…特になんの意味もなかったんだよ。マジで」

「だから!何言ったんだよ、オッサン」
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