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第11章 お仕置きです!
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「だが。やっぱりこいつがいるせいで、雪子も冷静じゃなくなってるんじゃないのか?」
「そうじゃないわよ。あの子はしっかり者よ。ねぇ。私は2年前、西片さんと木村くんを自宅に招いたせいで、雪子にいやな思いをさせたわ。今度は、あなたの会社の部下、久我くんのことで、雪子を傷つけるところだった。私たちの方が、雪子を苦しめてると思う」
真波さんは真面目な表情でそう言うと、次郎さんは目を丸くして、言葉を探しているようだった。そこに、ツカツカとサンダルで近づいてくる足音がして、次郎さんはピシッと肩に力を入れて顔を上げた。その顔からは、かなり激しい動揺が見られる。
うん?なんだ?急に。
次郎さんの様子が変わった…、
そう思っていると、近づいてきた足音が俺たちの真後ろで止まり、俺は咄嗟に振り返った。そこには、範子さんが腕を組んで立っていて、足は肩幅ほど開いている。そして、
「いい加減にしろよ!!へたれ次郎!!真波もだよ!雪子ちゃんのこと、少しは信用したらどうなのさっ!!あのね。私の目から見ても、坂井さんと雪ちゃんは素敵なカップルなの!この二人を引き裂こうもんなら、私が黙っちゃいないよ!!」
と怒鳴るように言って袖をまくり上げると、次郎さんの肩を片手で掴んで立ち上がらせた。
「そうじゃないわよ。あの子はしっかり者よ。ねぇ。私は2年前、西片さんと木村くんを自宅に招いたせいで、雪子にいやな思いをさせたわ。今度は、あなたの会社の部下、久我くんのことで、雪子を傷つけるところだった。私たちの方が、雪子を苦しめてると思う」
真波さんは真面目な表情でそう言うと、次郎さんは目を丸くして、言葉を探しているようだった。そこに、ツカツカとサンダルで近づいてくる足音がして、次郎さんはピシッと肩に力を入れて顔を上げた。その顔からは、かなり激しい動揺が見られる。
うん?なんだ?急に。
次郎さんの様子が変わった…、
そう思っていると、近づいてきた足音が俺たちの真後ろで止まり、俺は咄嗟に振り返った。そこには、範子さんが腕を組んで立っていて、足は肩幅ほど開いている。そして、
「いい加減にしろよ!!へたれ次郎!!真波もだよ!雪子ちゃんのこと、少しは信用したらどうなのさっ!!あのね。私の目から見ても、坂井さんと雪ちゃんは素敵なカップルなの!この二人を引き裂こうもんなら、私が黙っちゃいないよ!!」
と怒鳴るように言って袖をまくり上げると、次郎さんの肩を片手で掴んで立ち上がらせた。
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