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第11章 お仕置きです!
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せめて、この体だけは自分で守ろうと思ったの。死ぬつもりで腕を切ったわけじゃないのよ。そこまでバカじゃないもの。脅したかっただけ。私は、この思いも、体も、守りたかったの。それだけよ」
私は涙を拭ってそう言うと、滋と祐さんは顔を見合わせて、またお互いに微笑み合うと、私を見つめた。
「大丈夫。雪子はそんな女じゃないって知ってる」
「そうそう。俺も分かってるよ」
二人が優しく言うと、私は安心して再び眠気に襲われて、目を閉じて眠りについた。
*
次郎さんたちに真相を話すと、次郎さんが一番驚いていた。真波さんはそんな次郎さんの肩に手を添えると、二人は長椅子に腰を下ろし、俯いている。松林は久我のことで俺を助言してくれて、一通り説明を終えるとまた署へと戻っていった。
「久我が…そんな人だったとは。仕事はできるし、家元もしっかりしてるから、安心していたけれど…まさか。しかも、雪子を無理やりホテルに連れ込んで乱暴しようとしてたなんて!」
次郎さんは、そう言って微かに体を震わせて頭を抱えている。
「坂井さんがいてくれたおかげよ。ねぇ。もう、認めてあげてもいいんじゃない?」
真波さんが優しく言うと、次郎さんは顔を上げて、また俺を睨みつけた。
私は涙を拭ってそう言うと、滋と祐さんは顔を見合わせて、またお互いに微笑み合うと、私を見つめた。
「大丈夫。雪子はそんな女じゃないって知ってる」
「そうそう。俺も分かってるよ」
二人が優しく言うと、私は安心して再び眠気に襲われて、目を閉じて眠りについた。
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次郎さんたちに真相を話すと、次郎さんが一番驚いていた。真波さんはそんな次郎さんの肩に手を添えると、二人は長椅子に腰を下ろし、俯いている。松林は久我のことで俺を助言してくれて、一通り説明を終えるとまた署へと戻っていった。
「久我が…そんな人だったとは。仕事はできるし、家元もしっかりしてるから、安心していたけれど…まさか。しかも、雪子を無理やりホテルに連れ込んで乱暴しようとしてたなんて!」
次郎さんは、そう言って微かに体を震わせて頭を抱えている。
「坂井さんがいてくれたおかげよ。ねぇ。もう、認めてあげてもいいんじゃない?」
真波さんが優しく言うと、次郎さんは顔を上げて、また俺を睨みつけた。
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