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第10章 歪んだ愛は狂喜
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そして、カフェを出て駅に向かう歩道を歩いていくと、いつのまにか後ろから久我さんが追いかけて来ていた。
「雪子さん!」
久我さんに名前を呼ばれて腕を掴まれると、私は驚いて振り返り、
「久我さん?!」
と言って久我さんを見つめた。久我さんはグッと唇を噛み締めて私の腕を掴んだまま車道に飛び出して、空車のタクシーを見つけるなり左手を高く上げた。タクシーはすぐに路肩に止まり後部座席のドアが開くと、久我さんは私を押し込んで一緒にタクシーに乗り込んだ。
「え?な、なに?!久我さん…、帰してください!私はもうあなたと」
「君をどこにもやらない。刑事の彼の元に行くと言うならいっそ僕の元に君を閉じ込める!」
「は?!なに言ってるんですか?!帰ります!運転手さん、降ります!止めて!」
運転手は驚いてフロントミラー越しに私たちを見ているけど、私は久我さんにきつく抱きしめられて、強引に唇を塞がれていた。
いや…!理、助けて…!!
そして、久我さんに連れてこられたのは六本木にあるシティホテルだった。最上階の部屋に連れてきて、私をベッドに押し倒してきた。
「いや!やめてください!そ、それより、なんでチェックインもせずこんな部屋に来れるんですか?!」
私は押し倒されて服を脱がせられながらも、そんな話をして久我さんの気を逸らせようと思った。
「雪子さん!」
久我さんに名前を呼ばれて腕を掴まれると、私は驚いて振り返り、
「久我さん?!」
と言って久我さんを見つめた。久我さんはグッと唇を噛み締めて私の腕を掴んだまま車道に飛び出して、空車のタクシーを見つけるなり左手を高く上げた。タクシーはすぐに路肩に止まり後部座席のドアが開くと、久我さんは私を押し込んで一緒にタクシーに乗り込んだ。
「え?な、なに?!久我さん…、帰してください!私はもうあなたと」
「君をどこにもやらない。刑事の彼の元に行くと言うならいっそ僕の元に君を閉じ込める!」
「は?!なに言ってるんですか?!帰ります!運転手さん、降ります!止めて!」
運転手は驚いてフロントミラー越しに私たちを見ているけど、私は久我さんにきつく抱きしめられて、強引に唇を塞がれていた。
いや…!理、助けて…!!
そして、久我さんに連れてこられたのは六本木にあるシティホテルだった。最上階の部屋に連れてきて、私をベッドに押し倒してきた。
「いや!やめてください!そ、それより、なんでチェックインもせずこんな部屋に来れるんですか?!」
私は押し倒されて服を脱がせられながらも、そんな話をして久我さんの気を逸らせようと思った。
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