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第7章 結婚と同棲
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「あなたの護衛は西片さんですよね。雪子ちゃんは関係ないでしょう?」
木村が言うと、俺は木村の腕を離した。木村は腕を前に戻して、ふぅふぅと掴まれた痕に息を吹きかけている。
「彼女に近づくと、この家の銀縁メガネの主《あるじ》に半殺しにされるよ」
「…真波先生の旦那さんか…。あぁ、それは確かに…」
何故かその言葉だけで、木村はさすがに怯んで階段を上がっていき、途中で足を止めた。
「まぁ、諦めませんけどね。あなたも僕と同じでしょ?あの子狙いですか?お互い年が離れてるから対象外とされてるだろうけど、同じライバル同士頑張りましょうよ。たまには強力してください」
こっちを振り返らずに木村が横を向いたまま言うと、俺はプッと吹き出した。木村は微かに振り返り、
「なんですか?その笑いは」
と訊ねてくると、俺はまた木村を見上げた。
「悪いけど、ちょっと違うかな」
「は?」
「俺をお前と同じだと?いやいや、まさか…いや。独り言だよ。お疲れ様」
俺はリビングの方へと向かうと、木村は首を傾げて階段を上がっていった。
一緒にすんな!ターーーーーコ!!!
雪子は俺の女なんだけど!!
あんなこともそんなことも、いや、こんなこともしてるし、全身の味を知ってるんだぞ!!お前なんかに負けてたまるかってんだ!!
「あなたの護衛は西片さんですよね。雪子ちゃんは関係ないでしょう?」
木村が言うと、俺は木村の腕を離した。木村は腕を前に戻して、ふぅふぅと掴まれた痕に息を吹きかけている。
「彼女に近づくと、この家の銀縁メガネの主《あるじ》に半殺しにされるよ」
「…真波先生の旦那さんか…。あぁ、それは確かに…」
何故かその言葉だけで、木村はさすがに怯んで階段を上がっていき、途中で足を止めた。
「まぁ、諦めませんけどね。あなたも僕と同じでしょ?あの子狙いですか?お互い年が離れてるから対象外とされてるだろうけど、同じライバル同士頑張りましょうよ。たまには強力してください」
こっちを振り返らずに木村が横を向いたまま言うと、俺はプッと吹き出した。木村は微かに振り返り、
「なんですか?その笑いは」
と訊ねてくると、俺はまた木村を見上げた。
「悪いけど、ちょっと違うかな」
「は?」
「俺をお前と同じだと?いやいや、まさか…いや。独り言だよ。お疲れ様」
俺はリビングの方へと向かうと、木村は首を傾げて階段を上がっていった。
一緒にすんな!ターーーーーコ!!!
雪子は俺の女なんだけど!!
あんなこともそんなことも、いや、こんなこともしてるし、全身の味を知ってるんだぞ!!お前なんかに負けてたまるかってんだ!!
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