君につづく道〜禁断の13〜

第7章 結婚と同棲

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私は自宅に帰ってくると、今日は誰も居なくて真っ暗だった。別に、珍しいことではない。居間に入って電気をつけると、私はコートを脱いでソファに置いた。

クリスマスイヴからずっと、西片麻美とマネージャーの木村さんが毎日うちで寝泊りしている。お母さんは西片さんたちの上司に当たるから、頼られれば仕方ないとはいえ、私はこの女が嫌いである。

何故か、いつも私の事をいつも見下して馬鹿にしてくる。しかもいつもオトコを頻繁に変える。別れるとか付き合うとか、そういう話じゃない。自分を好きにならない男はいない、というおめでたい考えを持っている厄介な女だ。しかも、警護している袴田さんから、理さんが西片に狙われてるとか。本当に、あの女…あり得ない。

「はあっ」

私はため息をついて、キッチンに行って冷蔵庫を開けてみた。何も食べてないから、作れる食材を見てみる。豚肉は冷凍してあるし、野菜は玉ねぎとにんじん…。ほうれん草はない、か。ご飯を今から炊くのは時間がかかるし…。焼きうどんでも作ろうかな。そう思って一旦冷蔵庫のドアを閉めると、部屋で着替えようと思ってバッグを持って階段に向かった。その時、玄関のドアが開いて、

「ただいま。あ、雪子。帰ってたの？」

とお母さんが帰ってきた。その後ろから、西片麻美と木村マネージャーも現れた。