君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第7章 結婚と同棲

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「そうだな。自宅付近も今見張りをつけてる。マンションの管理人にも、監視カメラ見せてもらってるし。別に複雑な事件にはならないだろうが。…問題は、当人の西片麻美だと思うぞ」

榊原警部はニヤリと笑って俺をみた。

「捕まった元彼も、西片がフッた腹いせに犯行に至ったみたいだからな。結構見境ない女みたいだから、お前も気をつけろ。何人も手をつけてるし。今じゃタレントみたいな人気だから、チヤホヤされてるんだ。気を付けろよ。彼女泣かしたら、承知しないぞ」

「気を付けろってったって」

俺はうんざりして顔を上げると、他の同僚たちが俺に集まって、

「浮気したら」
「殺す」
「雪子ちゃん泣かしたら」
「適当な事件おっかぶせて死罪にしてやる」
「あんな美人な年下彼女捕まえて」
「タレントに狙われるとか」
「モテ期?!坂井さんが、モテ期?!!」

とみんなは口々に言って、最後には「別れちゃえばいいのになー?」と言って何故か声を揃えて馬鹿笑いしやがった。

こいつら全員、マジで殺す…!!

俺はチッとあからさまに舌打ちすると、そこで携帯電話がブルブル振動して、ポケットから携帯電話を取り出した。登録していない携帯電話の番号からの着信だ。

誰だ?

榊原警部は俺が携帯電話と睨み合っていると、スッと離れていった。俺はとりあえず携帯電話を耳に当てた。
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