君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第6章 おじさんが恋人ですが、何か…?

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そうして俺と雪子が家に入ると、松林がお風呂から上がってきて濡れた髪をタオルで拭きながら、

「お、おかえりぃ!雪子ちゃん」

と微笑んで言うと、俺は思わず松林のタオルで首を絞めた。

「お前、何速攻でくつろいでんの?!」

「ぐるじいでず!」

松林は俺の腕をバンバン叩くと、雪子は隣でクスクス笑っている。リビングに入ると、雪子は白いコートを脱いで、

「ただいまぁ」

と言ってカウンターキッチンに向かった。真波さんが食器を洗いながら振り向いて、

「お帰りなさい。クリスマスデート?」

と微笑んで言うと、雪子はニッコリと笑った。

「彼氏は仕事で私のことは放置なの!」

ワザとか!

てか、放置されたの、俺な!俺!

俺はチッと舌打ちした。雪子はチラッと横目で俺を見て、ニヤッと笑っている。

「二階にもお風呂あるのよ。坂井さんは二階どうぞ。着替え… 雪子、大きなトレーナーとかあるなら貸してあげなさいよ」

真波さんが言うと、雪子は俺を見て、

「何日も同じ服着れるタイプみたいだから、大丈夫でしょ」

と言うと、真波さんは眉をしかめて俺を見た。

「汚いわよ。そんなダメなおじさんなの?刑事さんたら。そんなんじゃ彼女いても、逃げちゃうわよ」

「え…逃げるかな」

「逃げるかもね」

真波さんに更にダメ出しのダメ押しされて、俺はまたチラッと雪子を見た。
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