君につづく道〜禁断の13〜

第6章 おじさんが恋人ですが、何か…？

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俺は袴田たちに駆け寄ると、袴田と森沢は警備員を確保して、

「ここは応援を呼ぶ。坂井さんたちは彼女たちの護衛を続けて！！今日は徹夜だ！」

と俺たちに向かって叫ぶと、俺は眉をしかめてため息をついた。

「まじかー…。仕方ねぇな。マツ、出せ！」

と叫びながらドアを閉めると、

「オーライ！」

と松林も答えてすぐにアクセルを踏み込み、車を急いで発進させて俺たちはテレビ局を飛び出した。

「なんなの、あの男…！まさか、あいつが脅迫状の…？！」

西片麻美が動揺して言うと、隣に座る木村マネージャーがそんな西片の肩を掴んで、

「犯人かな？！どうだろう？」

と言いながら、自分もガタガタ震えているようだ。まぁ、普通の人の反応だろう。俺は2人に振り返り、

「とりあえず西片さんの自宅行きますか？」

と訊ねると、西片は頭を横に振った。

「怖いです！いやです…！」

「じゃあどうする？ホテル？あ、マネージャーさんの家は？」

松林も運転しながら訊ねると、木村は大きく頭を横に振った。

「うちは無理です！シェアハウスなので、そういうのは」

40代の男がシェアハウス暮らしって…。