君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第6章 おじさんが恋人ですが、何か…?

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「冷たすぎませんか?13も下の女の子捕まえて。逃げられますよ!大事にしないと」

松林が言うと、俺は「はあっ」とため息をついて頭を左右に振った。

「あのな。ほっとかれてるのは、どっちかというと俺なの」

「え?!」

俺の言葉に、松林は驚いた。俺は片手で携帯電話を開いてメールを表示させると、

「ほら」

と言って松林にメールを見せた。

『どうせイブもクリスマスも仕事でしょ?だから会社の人とクリスマスのディナーショー見てくるから。こっちのことはご心配なく♡』

「あらら~」

松林は苦笑いになって、携帯電話をまた俺に戻した。

「じゃ、坂井さん的には、これで良かったんですか?」

「え?」

「寂しいとか」

「はははっ!面白い冗談だな!ウケるー」

「棒読みっすね。図星っすね」

今までの付き合った女とかは、誕生日、交際開始日、クリスマスイブ、大晦日、初詣、バレンタインにホワイトデー、女子が好きな行事は必ず強制的に参加とかさせられたり。だからすっぽかして結局別れたり、っていうケースが多かった。

なのに、雪子は真逆だった。

行事や記念日にはまるっきり興味なし。

付き合った日すら、覚えてない。

クリスマスイブだって、「私、クリスチャンじゃないし」って言って無関心。

いや、いいんだよ。

俺にとっては好都合……なはずなんだけど…。
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