88 / 260
第6章 おじさんが恋人ですが、何か…?
2
しおりを挟む
「冷たすぎませんか?13も下の女の子捕まえて。逃げられますよ!大事にしないと」
松林が言うと、俺は「はあっ」とため息をついて頭を左右に振った。
「あのな。ほっとかれてるのは、どっちかというと俺なの」
「え?!」
俺の言葉に、松林は驚いた。俺は片手で携帯電話を開いてメールを表示させると、
「ほら」
と言って松林にメールを見せた。
『どうせイブもクリスマスも仕事でしょ?だから会社の人とクリスマスのディナーショー見てくるから。こっちのことはご心配なく♡』
「あらら~」
松林は苦笑いになって、携帯電話をまた俺に戻した。
「じゃ、坂井さん的には、これで良かったんですか?」
「え?」
「寂しいとか」
「はははっ!面白い冗談だな!ウケるー」
「棒読みっすね。図星っすね」
今までの付き合った女とかは、誕生日、交際開始日、クリスマスイブ、大晦日、初詣、バレンタインにホワイトデー、女子が好きな行事は必ず強制的に参加とかさせられたり。だからすっぽかして結局別れたり、っていうケースが多かった。
なのに、雪子は真逆だった。
行事や記念日にはまるっきり興味なし。
付き合った日すら、覚えてない。
クリスマスイブだって、「私、クリスチャンじゃないし」って言って無関心。
いや、いいんだよ。
俺にとっては好都合……なはずなんだけど…。
松林が言うと、俺は「はあっ」とため息をついて頭を左右に振った。
「あのな。ほっとかれてるのは、どっちかというと俺なの」
「え?!」
俺の言葉に、松林は驚いた。俺は片手で携帯電話を開いてメールを表示させると、
「ほら」
と言って松林にメールを見せた。
『どうせイブもクリスマスも仕事でしょ?だから会社の人とクリスマスのディナーショー見てくるから。こっちのことはご心配なく♡』
「あらら~」
松林は苦笑いになって、携帯電話をまた俺に戻した。
「じゃ、坂井さん的には、これで良かったんですか?」
「え?」
「寂しいとか」
「はははっ!面白い冗談だな!ウケるー」
「棒読みっすね。図星っすね」
今までの付き合った女とかは、誕生日、交際開始日、クリスマスイブ、大晦日、初詣、バレンタインにホワイトデー、女子が好きな行事は必ず強制的に参加とかさせられたり。だからすっぽかして結局別れたり、っていうケースが多かった。
なのに、雪子は真逆だった。
行事や記念日にはまるっきり興味なし。
付き合った日すら、覚えてない。
クリスマスイブだって、「私、クリスチャンじゃないし」って言って無関心。
いや、いいんだよ。
俺にとっては好都合……なはずなんだけど…。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる