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第6章 おじさんが恋人ですが、何か…?
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俺が雪子と付き合うようになって約1年。
この俺が、まさか13歳も年下と付き合うことになるとは、誰も夢にも思わなかっただろう。自分でも、不思議でしょうがない。まぁ、好きになっちまったもんは、しゃーないだろう。
とはいえ。
付き合う前と、そんなに変わらない。頻繁には会えないし、会ってても事件とか何か呼び出しがあると必ず行かなくちゃいけない。
呆れてるかな。やっぱ刑事と付き合うのは、やだなぁとか思ってるんじゃないかな。
俺は現在34歳。来月35歳になる。空恐ろしい…。で、雪子は21歳。早生まれで3月に22歳になる。
そして、今日はクリスマスイブだ。世間はサンタやらジングルベルやらプレゼントやら、なにかと賑わっている。
今、俺は相変わらず松林と黒のミニバンに乗って、張り込み中。今回は殺人事件ではない。テレビ局のとある番組に脅迫状が来て、その護衛と見張を任せられた。
「今日イブじゃないっすか。雪子ちゃんとこの後予定してるんすか?」
車は俺のだけど、仕事で使う時は松林に運転させている。その松林が運転席に座ってハンドルに肘をかけながら、テレビ局の入り口を見つめて言うと、俺はタバコをふかし横目で松林を見て、
「は?いや、無理だろ。今日何時になるか分かんないし」
と普通に答えると、松林は眉をひそめながら俺を見つめた。
この俺が、まさか13歳も年下と付き合うことになるとは、誰も夢にも思わなかっただろう。自分でも、不思議でしょうがない。まぁ、好きになっちまったもんは、しゃーないだろう。
とはいえ。
付き合う前と、そんなに変わらない。頻繁には会えないし、会ってても事件とか何か呼び出しがあると必ず行かなくちゃいけない。
呆れてるかな。やっぱ刑事と付き合うのは、やだなぁとか思ってるんじゃないかな。
俺は現在34歳。来月35歳になる。空恐ろしい…。で、雪子は21歳。早生まれで3月に22歳になる。
そして、今日はクリスマスイブだ。世間はサンタやらジングルベルやらプレゼントやら、なにかと賑わっている。
今、俺は相変わらず松林と黒のミニバンに乗って、張り込み中。今回は殺人事件ではない。テレビ局のとある番組に脅迫状が来て、その護衛と見張を任せられた。
「今日イブじゃないっすか。雪子ちゃんとこの後予定してるんすか?」
車は俺のだけど、仕事で使う時は松林に運転させている。その松林が運転席に座ってハンドルに肘をかけながら、テレビ局の入り口を見つめて言うと、俺はタバコをふかし横目で松林を見て、
「は?いや、無理だろ。今日何時になるか分かんないし」
と普通に答えると、松林は眉をひそめながら俺を見つめた。
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