続・君につづく道

びぅむ

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第37部 優しく叱って抱きしめて

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「大丈夫よ、美夜ちゃん」

「でも」

「あまり泣くと、雪子が心配しちゃうわよ」

お母さんがそう言うと、美夜は「あ!」と言って、涙をゴシゴシ拭って微笑んでくれた。私はハッとしてお腹に手を当てると、

「あ、赤ちゃん、まさか…?!」

と動揺して言うと、お母さんは私の両手をグッと掴んで、

「赤ちゃん、大丈夫よ。無事よ!」

と言うと、私は涙が溢れてお母さんを見上げた。

「でも、お腹痛かったの、私っ」

「うん。あのね。切迫流産なの。でも大丈夫。赤ちゃんは無事だから、安心して!」

お母さんが力強く言うと、隣で美夜もウンウンと大きく頷いている。

「ちょっとね、出血があって、今も血が出てるみたいなの。それで痛みがあるのよ。たまにあるのよ。切迫流産って。でも、赤ちゃんは無事だし、安静にしてれば大丈夫。明日、エコー検査して赤ちゃんの様子を見て、治療を考えるって。でも、今の様子では、そこまで深刻じゃないから、安心して?」

「ほんと?お母さん、本当に?赤ちゃん、無事なのね?」

涙がポロポロと溢れてくると、お母さんは優しく微笑んで私の涙をハンカチでそっと拭ってくれた。
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