続・君につづく道

第37部 優しく叱って抱きしめて

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うーん。滋は、何をそんなにビビってるんだろう。私は考え込むと、

『夜、うち来る？待ち合わせして、帰ろうか』

と打ち込むと、美夜は『行く！』と返事が来て、私はスマホをまた引き出しにしまって閉じた。

私は、美夜たちと違う始まり方をしたから、普通の恋人同士がどれくらいの期間でエッチするのか、よく分からない。二十歳の時の彼氏だって、付き合って半年くらいでエッチしたし、その後の彼氏だってやっぱり同じくらい。なのに、2年もキス止まりで、それ以上なにもないっていうのは、不思議。

好きなら、尚更。

理なら、まずあり得ないし。すぐ押し倒すし。

初めて理とした時も、入りたいって率直にいってきて、そんな言葉を聞いたら私も止められなかった。それを2年もしないで我慢できるなんて、すごいけど…何か理由があるのかな。

私は考え込んでから、またゆっくりと立ち上がって、シュレッダーの機械の方へと向かって歩き出した。