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第37部 優しく叱って抱きしめて
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連続婦女殺人事件が東京、神奈川で起こっていて捜査一課二課合同での調査が始まり、犯人の乗った車が名古屋で発見されたことで、俺と松林は名古屋に調査に向かった。新幹線に乗り、松林と駅弁を食べている。
「名古屋で、ほんとに分かるんですかね?」
「つべこべいわず、食え。さっさと終わらせて早く帰るぞ」
「あー、新妻が待ってるから、早く帰りたいんだー!」
「うるせぇ」
松林はニヤニヤ笑いながら、焼肉弁当を食べている。俺も同じ焼肉弁当を食べていると、
「あれ?今日は愛妻弁当じゃないんですか?」
と聞いてきて、俺は割り箸をくわえながら頷いた。
「新幹線に乗るのは久しぶりだから、たまには駅弁食べたいって言ったからな」
「え?!雪子ちゃんのお弁当の方が美味しいでしょ?」
「そりゃな。でもあいつは、いつも頑張りすぎちゃうからさ、こうでもしないと手抜きとかしねぇんだよ。…あーあ、心配だ。最近ちょっと体調、よくなさそうなんだよね」
俺は眉をしかめて言うと、松林も「えっ?」と言って驚いた。
「それは心配ですよね。早く帰りたいですよね。ところで、坂井さんと雪子ちゃん、この8年、9年?あれ何年?…ま、いっや。こんな何年も一緒にいて同棲も続けてて、なんでそんなにラブラブなんすか?コツはなんすか?」
連続婦女殺人事件が東京、神奈川で起こっていて捜査一課二課合同での調査が始まり、犯人の乗った車が名古屋で発見されたことで、俺と松林は名古屋に調査に向かった。新幹線に乗り、松林と駅弁を食べている。
「名古屋で、ほんとに分かるんですかね?」
「つべこべいわず、食え。さっさと終わらせて早く帰るぞ」
「あー、新妻が待ってるから、早く帰りたいんだー!」
「うるせぇ」
松林はニヤニヤ笑いながら、焼肉弁当を食べている。俺も同じ焼肉弁当を食べていると、
「あれ?今日は愛妻弁当じゃないんですか?」
と聞いてきて、俺は割り箸をくわえながら頷いた。
「新幹線に乗るのは久しぶりだから、たまには駅弁食べたいって言ったからな」
「え?!雪子ちゃんのお弁当の方が美味しいでしょ?」
「そりゃな。でもあいつは、いつも頑張りすぎちゃうからさ、こうでもしないと手抜きとかしねぇんだよ。…あーあ、心配だ。最近ちょっと体調、よくなさそうなんだよね」
俺は眉をしかめて言うと、松林も「えっ?」と言って驚いた。
「それは心配ですよね。早く帰りたいですよね。ところで、坂井さんと雪子ちゃん、この8年、9年?あれ何年?…ま、いっや。こんな何年も一緒にいて同棲も続けてて、なんでそんなにラブラブなんすか?コツはなんすか?」
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