続・君につづく道

びぅむ

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第35部 サプライズを計画しよう

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今更結婚式?!   

いや、雪子はいいよ。何着ても似合うし。綺麗だから。でも、俺なんか正装したところで、笑い者になるだけだろ。

「でも、見たくない?ゆきねぇの、ウエディングドレス姿。綺麗だろうなぁ」

美夜が想像してうっとりとしている。みんなも同じように想像して、ウンウンと頷いていた。

俺はまた「うううっーーー」と唸って、返答に困り果てていた。


それから家に帰ると、雪子はソファに横になっていた。夜ご飯の支度をして、ソファでうたた寝したようだ。俺は雪子に歩み寄り、頬を軽く擦った。

「ゆき。雪子。ただいま」

「あ、理。ごめん、寝ちゃった。何時?」

雪子はそう言ってゆっくりと起き上がると、俺は雪子の隣に腰を下ろして雪子の肩を抱いた。

「19時ちょっと前か」

「もうそんな時間?ご飯、温め直すね」

雪子はそう言って微笑んで立ち上がると、めまいがしたのか、フラッと倒れそうになって、慌てて雪子の背中に腕を回して抱きとめた。

「どうした?めまい?」
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