続・君につづく道

第34部 理でもわかるエッチ講座

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雪子が驚いて、   

「お父さん？！何してるの？！！」

と動揺して俺の腕を掴んで次郎さんを睨みつけた。

「雪子、お前…妊娠…したって？！！」

次郎さんが目を血走らせて言うと、俺はギロリと範子さんを睨んだ。

「範子さん、これじゃ逆効果…」

俺が言うと、範子さんは鼻息を荒くして腕を組んだ。

「ごめんごめん。つい」

その態度、謝罪してないと思うけど。

「本当なの？雪子」

真波さんは次郎さんの腕を掴んで、雪子を見つめて言うと、雪子は頷いた。

「ごめんね。報告が遅くなって。今、妊娠3ヶ月。もうすぐ4ヶ月に入るわ」

はっきりと雪子が言うと、俺は深呼吸をしてその場に正座すると、その場にいたみんなが俺を見つめた。

「昨日、籍を入れて来ました。雪子と結婚したことを、このような事後報告になって、申し訳ありません」

精一杯誠実な口調で、俺はそう言って頭を下げた。人生最初で最後の土下座かも。でもここは、きちんとしなくてはいけない場面だ。

反対されるわけにはいかない。

雪子のために。

生まれてくる子どものためにも。