続・君につづく道

第33部 初夜

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甘く、耳に溶けていく優しいトーン。それが更に俺を刺激して、頭の中を真っ白にさせる。

「…あなたっ」

ここで、またそんなことを…！

雪子は俺を見つめて、嬉しそうに微笑む。俺は雪子の唇を塞いで舌を絡めると、そこから一気に最後まで腰を振り続けた。雪子も一緒に絶頂に昇りつめていきそうだ。雪子は激しく喘いでいくと、俺の腰を膝でグッと挟んで、

「やだ。離さない」

とか言うもんだから、俺も全く治まらない。

「俺の奥さん、少しは手加減してくれよ」

「奥さん…！ひゃっ」

雪子の中はトロリと濡れて、頬を赤く染める。涙はいつのまにか、止まっていた。俺は雪子の唇をペロリと舐めると、雪子はそんな俺に抱きついて、

「邪魔された分、可愛がって」

と耳元で囁いた。ほんとに、俺にも全く容赦ない。

分かったよ。今夜は、寝かせないからな。明日は寝不足、覚悟しろよ。

俺はそう思うと微笑んで雪子の中を突いて、さらに腰を前後に動かした。

「いいっ…！」

「ゆき…雪子っ！」

そうして、俺と雪子は一緒に絶頂に向かった。


初夜のエッチは、その後朝日が昇る直前まで続いた。お互いに気持ち良くて、そして嬉しい気持ちも昂ぶって、俺も雪子も止められなかった。

何が変わったわけでもない、俺たちの関係。

恋人から、夫婦になっただけ。それでも、俺も雪子も、一生変わらないものを手に入れたんだ。