続・君につづく道

びぅむ

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第33部 初夜

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そんな仕草がたまらなく好きで、首を舐めて吸い付いた。うっすらと赤く滲む。

「そこ、跡、つけちゃ…」

「つける。浮気しないように」

「しないわよ」

雪子はそう言って微かに笑う。右手で雪子の髪を撫でて、左手は雪子の足の付け根をなぞり、触れるか触れないかのタッチで攻めていく。中にはまだ指は入れない。入り口をなぞっていくだけ。雪子はだんだん我慢出来なくて、俺の肩に腕を回して、

「焦らすの?そんなとこ触って…。やだ」

と言って悔しそうに俺を見つめる。

「なに?触ってほしい?」

「うん、もっと。そこじゃなくて、私の…中」

「え?どこに触ってほしいって?」

「…イジワル…。焦らさないで。お願い。私の中、触って。お願い…」

瞳を潤ませて雪子が言うと、腰が左右に動いたり前後に動いて、俺の胸から指をなぞらせていく。俺はもっと卑猥なことを言わせたかったけど、もう我慢出来ずにゆっくりと雪子の中に指を入れた。その中はすでにじっとりと濡れていて、少し指で擦っただけですぐに音を立てて溢れてきた。

「すごいことになってる。溢れてる」

「んっ」

俺の指の動きに合わせて、雪子はどんどん声を上げて喘いでいく。

俺の誘導によって乱れていく雪子が、可愛くて堪らない。

そうして雪子は絶頂まで昇り詰めて、体をプルプルと震わせて、激しく息を乱し俺にしがみついた。
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