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第33部 初夜
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「なんか、凄いな。部屋に頼めばケーキ持ってきてくれるんだ。サービススゲェな。でもなんで頼まなかったんだ?」
と理が感心しながら言うと、私は理を見て、
「部屋に入ったら、2人だけの時間だもん」
と素直に答えると、理は目を丸くしたけれど、コーヒーをグビッと飲んで、ナプキンで口元を拭いた。
「じゃ、行くか」
「はやっ」
そうして、私と理はレストランを出て、ホテルのフロントからカードキーを受け取ると、エレベーターに乗り予約している部屋に向かった。スイートまでは行かなくても、そこそこ上階で部屋には大きな窓。そして、レインボーブリッジもスカイツリーも見える夜景が広がっていた。写真のような光が瞬く景色にうっとりして、私は窓から離れられない。
すると、理がゆっくりと背中から抱きしめてくれた。
「気に入った?」
「うん。もちろん」
「ケーキ、食べる?」
「…食べる」
「え、今食べるの?このムードで?」
何故か理は顔を上げて、後ろから私の顔を覗き込む。
「エッチするって言うと思ったのに」
「え?だって、ケーキ。早く食べたい。あのプレート、もう一回見たい」
私は向きを変えて理に抱きついて、下から理を見つめた。
「あんな素敵なサプライズ、嬉しすぎるもの。松林さんにお礼言わなきゃ」
「えぇ?いいよ、あいつには」
と理が感心しながら言うと、私は理を見て、
「部屋に入ったら、2人だけの時間だもん」
と素直に答えると、理は目を丸くしたけれど、コーヒーをグビッと飲んで、ナプキンで口元を拭いた。
「じゃ、行くか」
「はやっ」
そうして、私と理はレストランを出て、ホテルのフロントからカードキーを受け取ると、エレベーターに乗り予約している部屋に向かった。スイートまでは行かなくても、そこそこ上階で部屋には大きな窓。そして、レインボーブリッジもスカイツリーも見える夜景が広がっていた。写真のような光が瞬く景色にうっとりして、私は窓から離れられない。
すると、理がゆっくりと背中から抱きしめてくれた。
「気に入った?」
「うん。もちろん」
「ケーキ、食べる?」
「…食べる」
「え、今食べるの?このムードで?」
何故か理は顔を上げて、後ろから私の顔を覗き込む。
「エッチするって言うと思ったのに」
「え?だって、ケーキ。早く食べたい。あのプレート、もう一回見たい」
私は向きを変えて理に抱きついて、下から理を見つめた。
「あんな素敵なサプライズ、嬉しすぎるもの。松林さんにお礼言わなきゃ」
「えぇ?いいよ、あいつには」
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