続・君につづく道

第31部 サヨナラなんか出来ない

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「だって…怖かったんだよ。ほんとに。別れることになるのかと思うと、怖くて、離れたくなくて。でも、理を困らせたく…」

涙ぐみながら私が言いかけると、理は私の唇を塞いで言葉の続きを言わせてくれなかった。唇が少しだけ離れると、理は私を抱き上げて布団に運んで、ゆっくりと降ろしてまた唇を塞いで舌を絡めてきた。

そのまま私は押し倒されて理が浴衣の帯を解いていくと、浴衣の前から手を滑り込ませて、理の手は私の乳首を摘んだ。

「ほんとに、いいの？ほんとは、結婚なんてしたくないんでしょ？」

「まだ言ってる…。馬鹿だな」

理は私の浴衣を脱がせると、乳首を舌で舐めてきて、私は背中がぞくぞく感じて思わず腰が動いた。理は私の胸元から顔を上げて私を見つめると、

「…結婚なんか、そりゃする気はなかったよ。でも、それでも結婚するなら雪子以外考えられない。俺との子供？ゾクゾクするよ。雪子が俺の子を産んでくれるなんて。こんなことが、凄く嬉しい。雪子。愛してる。お前だけ。この先も、お前だけだよ」

と微笑んで言うと、私は涙が止まらなくなって、キツく目を閉じた。