続・君につづく道

びぅむ

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第30部 キケンな歓迎会

21

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芳沢さんが飲みつぶれたとこで、刑事さんたちの飲み会もお開きになった。

「助かったよ、雪子ちゃん」

「これ以上飲まされたら、俺ら死ぬ…」

みんなはそう言って、クタクタになって肩を落としている。私は笑いながら、そんなみんなを見つめていた。
松林さんともう1人の若い刑事が芳沢さんを自宅まで送っていき、みんなもゾロゾロと店を出て行った。

私も酔っている理をタクシーに乗せて、自宅に向かった。酔っ払いモードの理は、やっぱりデレだ。タクシーの中だっていうのに、めっちゃ甘えてくる。私の肩を両手で抱きしめたり、膝枕で眠ったり、キスしたり。膝枕で寝ながら、またスカートの中にも手を入れてきて、ショーツの上から触られた。

「大人しく寝てなさい!」

私が理の耳元に唇を寄せて言うと、理はピクッと動きがとまって、そろりと手をスカートから出した。

「が、我慢。我慢…。忍耐、忍耐…」

寝言なのか呪文なのか。

私は膝枕で眠る理の髪を優しく撫でて、微笑んだ。


やっとマンションに着いて、なんとか理の腕を私の肩に回したまま玄関に入ると、ドアが閉まり終わらないうちに、理は私の唇を塞いだ。

「んっ」

私の手からバッグを引き離して、そのまま玄関マットの上に押し倒されて、

「ちょ…理。ここ…玄関…!靴も…」

と言いかけるのに、また唇を激しく塞がれて舌で絡め取られてしまう。
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