続・君につづく道

第30部 キケンな歓迎会

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刑事さんたちが私に話しかけるのは、理の中では問題ないみたいだから、安心してこっちの席でみんなと話しながら飲める。

理は芳沢さんにどんどん日本酒を注がれて、何度かうとうと眠りそうになっている。どさくさに紛れて私の手をギュッと繋いだり、太腿に触ってきたりする。触り方が、やらしい。スカートの中に手を入れてきそうになるから、それだけは止めた。

「こら。ここ、どこだと思ってんの」

「ううっ…、だって、雪は、目を離すと、すーぐ声かけられんだ。あぶなっかし。…だめだ。こんなとこ、きたら」

なんか、酔っ払って舌も回らない口調でそう言うと、私はなんだか面白くてそんな理を見つめていた。

「飲み過ぎ。…こんなとこって、居酒屋？滅多に来ないけどね」

「お前も飲め」

「飲んでるよ。むしろ、理よりも」

私がムッとして言うと、芳沢さんが何を聞いてきたのか、また熱燗を持ってきた。

「え？足りてないって？」

「何本持ってくるつもりなの、芳沢さん」

私はため息をついて熱燗を注いでもらってお酒を飲むと、理は私の後頭部を引き寄せて、

「かーわーいー」

と言って、みんなが見てるのにも関わらず、キスをしてきた。