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第30部 キケンな歓迎会
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そうして1時間後には、私は刑事側の席にいながらも、何故か合同の飲み会みたいになっていたけれど、私の勤める会社の歓迎会はお開きになった。
歓迎会のシメは、私と佐久間さんが一言ずつ挨拶を述べた。私は相変わらず理の隣に座っていたけれど、挨拶しなきゃならないのでその場に立ち上がり、「これから頑張ります」と短く言うと、刑事たちから、
「さすが雪子ちゃん!」
「俺らのマドンナ!」
「何かあったら助けに行くよ!」
といろんな声が上がる。刑事さんたちはもう、みんなかなり泥酔だ。芳沢さんが日本酒を回しているから、どんどん潰れていってる。理もかなり日本酒を飲みながら、みんなを見回して、
「こいつに手を出したら☆○%切るからな!」
と言葉を濁して怒鳴ると、佐久間さん率いる男性たちと刑事さんたちは、みんな背筋をピンと伸ばして顔を強張らせていた。私ははあっとため息をつくと、
「理…、お願いだから、黙って」
と一言だけ言うと、理はムッとして日本酒を一気飲みした。
そうして、私の会社の人たちはみんな帰っていった。
佐久間さんは、あれから結局こっちを見ようとせず、理を見てはビクビクしていた。
きっと、脅したね、これ。来週から隣の席で一緒に働くのに、どうすんのよ。やりずらくなったら。
そうは思うものの、なんだか優越感もある。
歓迎会のシメは、私と佐久間さんが一言ずつ挨拶を述べた。私は相変わらず理の隣に座っていたけれど、挨拶しなきゃならないのでその場に立ち上がり、「これから頑張ります」と短く言うと、刑事たちから、
「さすが雪子ちゃん!」
「俺らのマドンナ!」
「何かあったら助けに行くよ!」
といろんな声が上がる。刑事さんたちはもう、みんなかなり泥酔だ。芳沢さんが日本酒を回しているから、どんどん潰れていってる。理もかなり日本酒を飲みながら、みんなを見回して、
「こいつに手を出したら☆○%切るからな!」
と言葉を濁して怒鳴ると、佐久間さん率いる男性たちと刑事さんたちは、みんな背筋をピンと伸ばして顔を強張らせていた。私ははあっとため息をつくと、
「理…、お願いだから、黙って」
と一言だけ言うと、理はムッとして日本酒を一気飲みした。
そうして、私の会社の人たちはみんな帰っていった。
佐久間さんは、あれから結局こっちを見ようとせず、理を見てはビクビクしていた。
きっと、脅したね、これ。来週から隣の席で一緒に働くのに、どうすんのよ。やりずらくなったら。
そうは思うものの、なんだか優越感もある。
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